【ミステリー】すっすっはっはっ!和水町の古墳公園の「石人」の肩に掛けられた謎のたすきの正体は?
国史跡の古墳がある熊本県和水町の「江田船山古墳公園」の入り口付近にある、巨大な石人のモニュメント。
その石人にタスキらしきものが掛けられているのを発見!一体何なのでしょう…?
県道16号線を菊水方向に走っていると…
この辺りにはいくつかの古墳公園があるのですが、その中のひとつ「江田船山古墳公園」の入り口にそびえ立つのが「石人」と呼ばれる巨大なモニュメント。
引用元:http://www14.plala.or.jp/masachan71/eta.html
普段からこの巨大な姿が道路沿いにどどん!と見えるんです。これだけでもなかなかの謎ですが、これははるか昔からあるわけではなく、昭和末期のバブリーなころに作られた、ものだそうです。
それがとある日、私が取材案件で県道16号線を走らせていると、ふと目に写った石人に大きな異変が!?
……え!?
……え!?え!?
なんじゃこりゃ!?
「すっすっはっはっ」
一体どうしたんだ!?石人!?
まず、なぜ石人にタスキが掛かっているのかが謎です。誰が掛けたんでしょうか?
それにこの「ラマーズ法」のような呼吸の繰り返しみたいな文字はなんなのでしょうか?
しっかり見てみると…
何か、下にコメントっぽいのが書いてあります。
「和水町出身 金栗四三の呼吸法 走り中に息を2回吸い2回吐くと 疲れにくい」
金栗四三!?
来年の大河ドラマ「いだてん」での主人公のモデルとして選ばれている「金栗四三」。
和水町出身(正確には旧玉名郡春富村)で、日本のマラソン界の父とも呼ばれる方。
この「2回吸い2回吐く」というのは、金栗が提唱したマラソンでの呼吸法の基本だといわれているそうです。
その「すっすっはっはっ」な理由はわかったわけですが、だからってなぜそれを書いた巨大なタスキを石人に掛けたのか!?
調べてみると…。
調べてみますと、朝日新聞デジタル版にて、このような記事が見つかりました。
どうやら、今年8月に公園一帯で開催される「古墳祭」に際して、改めて古墳に興味を持ってもらおうと、和水町の観光課職員がこの巨大タスキを石人に掛けるアイデアを提案し実行!
当初は「ここに古墳があるんですよ!」という意味合いで最初は「こここふん」のタスキが書けられていたそう。「ココ古墳」。意味伝わりますかね…。
ただインパクトでいうとなかなかの破壊力。SNSなどで広まることも期待してのインパクト文字だったようで、この第一弾「こここふん」に変わっての第二弾バージョンが「すっすっはっはっ」の文字だったようです。
和水町の「古代の森」を楽しもう!
この石人をはじめ、周辺には歴史上重要な古墳や歴史資料館、旧民家など、肥後国と呼ばれていた時代を感じるさまざまな施設があります。近くには「菊水ロマン館」などもありますので、自然豊かな公園を楽しみに遊びにうかがってみてはいかがでしょうか?
石人も「すっすっはっはっ」と待っていますよ!
■江田船山古墳公園(石人)■
住所:熊本県玉名郡和水町江田
お問い合わせ:0968-34-3047(和水町歴史民俗資料館)
地図
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