毎年6月15日に、「犬子ひょうたん祭(祇園祭)」で、疫病退散などにご利益があるとされる「犬子ひょうたん」を授与している山鹿市にある大宮神社の境内社・八坂神社。
今年は新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、例年の形では祇園祭を開催はしないものの、「犬子ひょうたん」の授与だけは、6月12日~17日の期間を設けて実施するそうです!
犬子ひょうたん祭とは?
場所は山鹿市にある大宮神社の境内にある八坂神社です。
ここで毎年行われる「犬子ひょうたん祭り」とは、江戸時代から伝わる伝説になぞらえています。
京都の八坂神社から現在地に神様を遷すときに、あとを付いてきた子犬が疲れを見せたため、お神酒を少し分けてあげたそうです。子犬はすぐに元気になり、山鹿までたどり着きましたが、気づけば姿を消したそう。ですが、その時、山鹿で流行っていた疫病も収まったそうなんです。
そのため、子犬とひょうたんを象った犬子ひょうたんを神棚などに祀り一年間の無病息災を祈る風習が続いているのだとか。
ひょうたんを抱きしめるような形の犬は、全て神社や地域の方々の手作り。今年は前倒しで作成し、山鹿市や県にも寄贈しています。
今年は、神事のみ執り行い、例年のお囃子や紙芝居、出店などは中止に。ですが、無病息災や疫病退散を祈願した「犬子ひょうたん」はこの状況下だからこそ、安全に配慮した上で授与するそうです。
祈願祭という神事で祈祷(写真提供:山鹿市)
数には限りがあるそうですが、「できる限り訪れてくれた皆様の手に渡るように」と宮司さん。
密にならないようできるだけ、人の多い時間は避けて来て欲しいとのことでした。
新型コロナウイルス鎮静祈願の御札なども
今回は授与品として、犬子ひょうたん以外にも、新型コロナウイルスの鎮静を祈願した御札も用意しているとのことでした。
期間中は8時から17時まで授与を行うそうです。
夏のお祭りはまだまだ開催できないようですが、少しでも早く終息するよう、「犬子ひょうたん」を自宅に祀り、祈願してみるのもいいかもしれませんね
八坂神社(大宮神社境内)
住所 | 〒861-0501 熊本県山鹿市山鹿196 |
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犬子ひょうたん授与期間 | 6月12日〜17日 |
受付時間 | 8:00〜17:00 (15日は20:00まで) |
電話番号 | 0968-44-1257 |
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