日本最北端は宗谷岬、日本最南端は沖ノ鳥島。
じゃ…
熊本県の端っこはどこだーーーーーー!!!!
分からないから行ってみたい!!!!最果ての地へ!!!最果て王に俺はなる!
熊本の最西端を探してみよう
まずは国土地理院のホームページから調べてみました。
各都道府県の端の経度緯度を教えてくれているではありませんか。感謝。
東西南北それぞれの端っこが分かったところで、今回は熊本県最西端に決定。
その場所がここ。
え…沖の瀬ってどこ???
この時点ではどこにあるのか分からない。もっと拡大してみましょう。
まだ分からない。もう少し拡大をしてみると
あった。
どうやら牛深の沖合にある模様。島でも無い、ただの岩場。そして海の上。
一瞬で萎える。無理だ――・・・。
・・・でも待てよ?海の上なら船で行けるんじゃないか??
ロッシーさんといざ出航
という訳で、朝9時にやってきたのは牛深のハイヤ大橋の下にある「釣り船ロッシー」の事務所。
この方が「ただ熊本の最西端に行きたい」という願いを叶えてくれる釣り船ロッシーの花田さん(イケメン)。
おお…あれが我らの命を預ける船…
ライフジャケットも着用!準備万端!
そして、いざ出航!ハイヤ大橋をくぐり抜けて外洋へ。
水しぶきをあげながらどんどん西へ。
「ちょっと寄り道します」
花田さん「あれは大島と言います。昔は人が住んでいたのですが今は無人です。」
「へぇ~でも人がいますね」
「瀬渡しでここまで連れてきてキャンプや釣りを楽しむ方もいますね」
大島はこのマップの一番右の大きな島。我々の目指す「沖の瀬」からはまだまだ手前の島。
海を覗けば底まで見えるくらい澄んだ海で本当に綺麗。
スキューバダイビングなどを楽しむ人も多いとのこと。
「次に行きますね」
さらに西へと船は進む。
「これが中瀬ですねー。近くに寄せます。」
写真で伝わるのかこの迫力。ただの岩場と思っていたけど近寄ってみると感じる圧迫感。
そんな岩場の隅っこに釣り人発見。一人で足場不安定なところで釣りをしていらっしゃる。
この暑い中、影もない岩場で一人で釣りを…船も見当たらないし、どうやってこんなところへ…?と思ってると
「朝、ここまで船で連れてきて、夕方迎えに来るんでしょう。そういったサービスもありますよー。」
え…トイレとかどうするんだろう…と暗い妄想が浮かんでくる
その妄想を吹き飛ばすように花田さんの声がする
「それでは最果て行きますよー」
釣り人の根性を感じつつ「中の瀬」に別れを告げる。
そしてさらに船を走らせること5分ほど
とうとう到着したのが「沖の瀬」
よーーく見ると、やっぱり釣り人がいる。もはや驚きもしない。
我々の目的地はこの、沖の瀬岩場群の西の端っこ。
船をゆっくり西の方へ周回させ、たどり着きました。
ご覧ください、これが熊本県の最西端です!!!
「あの岩場が熊本の西の最果てかー!!花田さんありがとうございます!!」
「実は、あれよりももう一つ西に、最果ての地があるのです」
「な、なんだってーーーー!!」
真の最西端はここだ
花田さんに案内されたのは、公式ではない西の果て「鯨碆(くじらばえ)」と呼ばれる場所。
グーグルマップには記載はありませんでしたが、国土地理院の地図には掲載されていました。
「あれが真の果て、鯨碆(くじらばえ)です」
聞けば、満潮の時には見れないとのこと。
花田さんは、これを見てもらいたくて、干潮の時間に到達するように出航時間を決めてくれたという。
しかも
せっかく来てくれたんだからと他の島も見せ観光までしてくれて…
惚れてしまう。
まとめ
熊本県の最西端。
そこにあったのは、たまに顔出すシャイな岩場と、海を愛する優しい海の男でした。
海の男の優しさを浴び、達成感と、灼熱の太陽に照らされた汗だくの我々に「せっかくだし釣りでも」とお誘いがあり
短い時間なのにちゃんとアカハタやカツオなどが釣れまして、
刺身やカルパッチョに生まれ変わりました。
たまには最果ての地を目指して、旅をすると色々な発見があるかもしれませんね。
この調子で熊本の東西南北の最果てを見に行きたいと思います。
ではまた。
釣り船ロッシー
ライター紹介
肥後ジャーナルライター
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