皆さま覚えておられるでしょうか。
雨の中白いカラスを探しにいったあの記事を。
「カラスがおる」って言ったこの方のことを。
この方が経営する酒屋さんがちょっとアレな感じだったのでご紹介させてください。
なんで誰も止めなかったんですか
白いカラスがいるとの情報を提供してくれた河北さんの正体は、球磨郡多良木町にある酒屋さん。
その名も「みなみ酒店」。
河北さんのお店ですが屋号はみなみ。ひょっとしてタッチ好きをこじらせてんのかなと思ったんですが、地元に同じ姓がゴロゴロいたので「南側に住んでいる河北さん」というところから、みなみと呼ばれていた名残なんだそう。
熊本市にある南酒店とは一切関係はないそうです。
いたって普通の
酒屋さんだなって思って周囲を見渡すと
あっ…
本当にどうして誰も止めなかったんでしょう。
「これは河北さんのアイディアですか?」
「え?うーーん…うーーーーーーーーーん…」
聞いちゃいけないところだったのでしょうか。それまで非常に饒舌だったのに黙ってしまいました。
「一応ね、コンセプトがありまして。これ作ったのは私ではなく秘密結社DDTっていう…」
話をまとめると
・みなみ酒店以外の活動はすべて秘密結社DDTというくくりにしている。
・DDTは「どうしてだれもとめなかったんですか」の頭文字からとった。
・なんとなく面白い文言や飲み屋で聞いた文言をラベルにしたら売れるんじゃないかなと思って始めた。
だそう。
「実際売れ行きはいかがですか?結構もう地元じゃ評判?」
「それがね驚くほど売れてないんですよ。ひょっとしたら使い方がわからないのかなと思って、こんな時に飲むといいですよという説明文までつけたんですけど売れません」
新聞広告まで出したのに売れ行きは上がらず、なんなら店に営業電話だけが増えたという悲劇。
ひょっとしたら、イメージが付かないのかもしれません。それでは勝手にどんなシチュエーションであればピッタリなのかラベルとともご紹介しましょう。
まずは河北さん一押しの「犬派だニャン」。
うっかり犬派に囲まれた。そんなときに「あ~かわいいですよねえ」って適当に返しながら、テーブルにドンと置いてクイッと飲むのがおすすめです。
もしくは己の本性をうまく隠しているはずなのに、酒の力でうっかり露呈してしまいそう、そんなときにも隠れ蓑として使えます。
「カキピーのカキだけ食ったのお前か?」は、そのままでももちろん使える1本ですが、遠まわしにあの夜の行方を聞き出したい、そんなときにも最適です。
「僕ちょうど今からやろうと思ってました」は、カキピーのアンサーとしても使えますね。
あーもう、いっちょいっちょ言ってくんなて。という本音を隠しながら言う「そうそう、ちょうど言わなんなって思ってたんすよ」といった場面に使えます。
酔拳雑学は「え?そうなの?」という会話の糸口をつかむのにピッタリ。
カバは大体みんな好きですからね。普段無口なあの子も驚いてピンクの汗をかくこと間違いなしです。
日常使いからお土産まで
完売が続いている商品もここにありましたよ!
話のネタとして持参するもよし。たくさんある言葉の中から自分だけに刺さるラベルを見ながら呑むもよし。
普段言えないあれやこれやをラベルにたくし、贈るのも一興です。
気になるかたはぜひ一度お店を訪れてみてはいかがでしょうか。
みなみ酒店
住所 | 熊本県球磨郡多良木町多良木566 |
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営業時間 | 9時~22時 |
店休日 | 火曜 |
HP | |
SNS | |
電話番号 | 0966-42-2112 |
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