2010年代…それは上通～藤崎宮周辺に古本屋や本屋がひしめいていた時代。

まるぶんに長崎書店、タケシマ文庫や汽水社、天野屋書店に舒文堂河島書店。

そして上之裏には「mychairbooks」！

個性的な本がギュッと詰まった本屋で、ライターも通っていました。

2019年に上之裏のお店は閉まり、イベント出店の噂をちらほら聞いて「お店、もうしないのかなあ…」と思っていたところ…

田崎の複合ビルに入ってるというではありませんか！

というわけで早速行ってきました（前置きが長い）。

目印は「ゆめマート」と「カメラのキタムラ」

「mychairbooks」が入っているビル「234」は、熊本駅と田崎市場の間の道沿いにあります。

スタイリッシュなビルですが、初見だと見落としがち。（ライターはナビを入れても迷いました）

「ゆめマート」の看板が見えたら、その隣「カメラのキタムラ」横から入れます。

駐車場は10台以上あります。

234（ニーサンヨン）

「243」は複合ビル。

建物正面入り口にはアウトドアショップが見えるので、横の通路が入口かな？と進んで入ると…

中はつながってました！

フロア内に仕切りはなく、4つの店が点在しています。

1Fはアウトドアショップや花屋さん、2Fにはレストランが入っています。

横の入り口から入って正面が「mychairbooks」。

食事のついでに寄って行くお客さんも多いので、夕方は客足が落ちつくそう。ねらい目です！

本を選んでもらう

コンパクトなお店ですが、本の数は1,000冊以上！

棚にも机の下にも本がぎっしり。

お店の外にも本が置いてあります。

小さな出版社から出ている本の他、ZINE（個人出版の雑誌）など、他の書店ではあまり見ない（気がする）本がいっぱい。

漫画もあるよ！

セールストークなどもないので、「お！面白そう」や「なんだこれ？」となった本をじっくり見ることができます。

もちろん、本についてご店主に相談もOK！

ご店主の藏原さんは選書サービス「ブックカルテ」にも加入している選書のプロ。

「今日の気分は？」「小説とエッセイならどっち？」など、いくつかヒアリングされた後、店内にある本を選んでくれます。

内容を確認して、「う～ん…」となったら買わなくてもいいし、「もうちょっと明るい感じのないです？」など追加項目を入れても大丈夫。

「ブックカルテ」は1万円分の選書サービスなので金額がお高めですが、店頭なら値段や冊数制限がないので自由に選べます。

ライターは「あまり重い内容じゃない」「小説」「自分じゃ選ばないような本」というめちゃくちゃふわっとしたお願いをして、選んでもらったのがこちら。

「スノードーム」2,200円

スノードームの中にいる動物たちのオブジェが「滅亡」について話すお話。

作者は漫画家で（上の方に画像があります）挿絵も描いているので、文章以外も楽しい構成になってます。

ちなみに小説じゃなければこちらもおススメだったそう。

…タイトルだけでめっちゃ気になるな？！

お買い上げ

というわけで今回は選書してもらった「スノードーム」と、うっかり目に入ってしまった漫画「壇蜜」を購入。

こんな本あるんだ？！という驚きが本屋の醍醐味ですが、それをたっぷり味わえる「mychairbooks」。

記事では紹介しきれませんでしたが、地元のアーティストが出しているCDなども取り扱ってます。

読書＆音楽の秋を探しに、ぜひ行ってみてください！

※記事公開後は混み合う場合がございます。できましたら、日を開けてのご利用をお願いいたします。

mychairbooks（マイチェアーブックス）