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【熊本・八代市】八代・妙見祭完全攻略チャレンジしてみた!!!【大丈夫!肥後ジャーナルの取材だよ!】

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年中お祭り人間、ライター言です!

今年はいろいろなお祭りが復活し、各地で賑わいが戻っていましたね。

もうあとはクリスマスくらいかなぁ〜なんて思っていましたら忘れちゃいけない熊本のお祭りがありました。

それは、八代妙見祭!

かなり有名なお祭りですが、実はワタクシ恥ずかしながら行ったことがありませんでした。

というわけで、11月23日に行われた妙見祭に行って参りました!

初見ながら、肥後ジャーナルパワーを使って完全攻略チャレンジをしてきましたので妙見祭攻略記事として来年以降にも活かしていただけると幸いです!

それでは、れっつらやっちろ!


妙見祭ってどんなお祭り?

さて、妙見祭と聞いて皆さんはどんな何を思い浮かべますか?

妙見祭は八代市で毎年11月23日に行われるお祭りです。

やはりこの“ガメ”でお馴染みの亀蛇(きだ)や、川で馬を走らせる馬追いなどでしょうか。(ワタクシもそのイメージでした!)

妙見祭はそれ以外にも様々な出し物が40もあり、神幸行列として約6kmの距離を練り歩き、神様に奉納を捧げるというお祭りです。

行列を見ることができる場所=お祭り会場と考えると、単純計算で6kmもお祭り会場の範囲があることになります。

初見だと、どこで何を見ればいいの!!?!となってしまうかもしれません。

というわけでワタクシ、警察24時のようにお祭り追っかけをして見所スポットを回って来ましたので参考にして頂ければと思います!

妙見祭の朝は早い。ゆっくり出し物を見るなら朝から八代駅・大手町エリアがおすすめ!

というわけでやって来ました、八代市。

時刻は午前8時

お祭りといえば夜のイメージが強いのですが、妙見祭は午前中に見所がたくさん!

と聞いて、朝4時に起きてやって来ました。

マップによれば出発は「塩屋八幡宮」を7:30とあります。

本町アーケードなどを通り、先頭は八代駅前に9:30に到着予定。

八代駅前では演舞なども行われるので早朝から場所取りされておられる方もいらっしゃいました。

こちらで最前列待機するのもありですが、おすすめスポットとしてはこちら。

桜十字ホールと八代駅の間にある…

大手町という場所。

八代駅から徒歩10分前後で行けます。

大手町に辿り着くと、花奴(はなやっこ)の皆さんが各お店を周っておられました。

さてここから続々と出し物がやってきます!

木馬(きんま)という煌びやかな衣装の子どもたちや…

鉄砲隊

華やかな着物姿の「白和幣(しらにぎて)」の皆さん。

続々と様々な団体がやって来ます!

こちらのなが〜い神幸行列は全体でなんと1.5キロにも及ぶそうです!

こちらは神馬(しんめ)と呼ばれるお馬さん。

馬は様々な団体から出されるそうですが、神様のための特別な馬として選ばれるのは一頭だけ

くじ引きで選ばれるそうですよ。

そしてこちらは「火王・水王・風王」(ひのおう・みずのおう・かぜのおう)というそれぞれ赤・緑・黒の天狗のお面。

占いによってお面の順番が決まり、その順番は「来年の天気」を表しているそうです。

火王(赤)が先頭の場合は晴れが多い、水王(緑)が先頭の場合は雨が多い…といった具合。

今年は赤色の火王のお面が先頭でした!

来年は晴れが多いかも!ということですね。

紹介しきれないくらい続々と出し物がやって来ますが、続いてのご紹介はいよいよメイン!と言っても過言ではない

笠鉾(かさぼこ)の登場です!

八代妙見祭は、ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」に他33件の山・鉾・屋台行事と共に登録されています。

全部で9基の笠鉾は各地区で1基ずつ保有しているとのこと。

笠鉾が並んで進んでいく姿はとても華やかで楽しいです。

大手町は見通しのいいまっすぐな道なため、行列感を味うのには絶好のスポットです。

比較的近い位置を通っていくので写真も撮りやすいかもしれません。

一方その頃八代駅前では、獅子の演舞が行われています。

獅子の演舞を暫く拝見したあと、大手町に移動して行列をみるのもアリですよ!

行列を追いかける形で駅前に戻ってくると、笠鉾が到着していました。

八代駅前では、各出し物の説明をしてくださいますので移動せず駅前で待機でも充分楽しめると思います!

獅子舞に遭遇すると頭を噛んでもらえるかも!

大手町〜八代駅周辺は交通規制もありますので

電車の利用、もしくは近隣のコインパーキングをご利用ください。

八代駅前を通過したあと、神幸行列は八代神社(妙見宮)を目指します。

屋台などが並ぶいわゆる「お祭り」感漂うエリアはこちらの八代神社、宮地小学校付近なので

わいわい感を楽しみたい方はこれから紹介するスポットがおすすめです!

駐車場事情と大移動する取材班

車でお越しの方は、臨時駐車場も用意されているので安心です!

八代神社や砥崎河原へ行かれる方は、こちらをご利用ください。

無料駐車場は八代総合庁舎球磨川河川緑地の二ヶ所。

球磨川河川緑地は500台とかなり広めな駐車場なのでおすすめです。

どちらも少し離れていますが、シャトルバス(有料)も随時運行しています。

徒歩圏内(15分ほど)には有料駐車場がございます。

食肉センター跡地日本製紙グラウンドの二ヶ所です。

八代神社に神幸行列が到着するのは11時頃なので、10時前後に到着してゆっくり屋台を周るのも良いかもしれません。

取材班は10時頃八代駅前から車を飛ばして神社へ向かいました。

…と!道路上で移動中の行列が!

交通規制はあるものの片側通行ですので、全く通れないわけではありませんが渋滞は渋滞です。

※助手席から撮ってます。

しかしこれは逆にレアな感じでいいかもしれません!

ワイプみたいな感じで写真が撮れました。

屋台やお祭り感を味わうなら!八代神社・宮地小学校エリア

やって来たのは宮地小学校。

宮地小学校のグラウンドと八代神社は隣同士です。

周辺には屋台などが並んでいてお祭り感満載!

神社の境内も賑やかです。

すげえ気になるやつもありました。神社の中なんだけど良いんだろうか…

鳥居から参道は参拝者で大行列が出来ていました。

神様へ奉納するための行事なのでお参りはしておきたいですよね!

我々もここで一旦早めのお昼ご飯タイム!

演舞は11:15頃予定なので、それまでに参拝やお昼を済ませておくと良いかもしれません。

行列が到着し、演舞が始まると激混みしますので先に買い物を済ませておくのもありかもです。

屋台焼きそばランチをしている間に、行列が到着!

宮地小学校のグラウンドには笠鉾がずらりと並びます!

一つ一つ説明の書かれた札も置いてありますよ!

このあと12:30頃また移動されますので、じっくり見るならこのタイミングがベストです。

一つ一つ本当に装飾が細かく、ユーモアに溢れています!

こちらの「蜜柑」の笠鉾はお猿さんが乗っています。

風鈴がついていて風が吹く度に綺麗な音がします。

見てお分かりだと思いますが、大変貴重なもので

お宮などと同じく釘を一切使っていない作りになっているのだそう。

普段は分解され大切に保存されており、お祭りの際に組み立てられます。

その組み立て方も口伝えで代々伝わっている地区もあるのだとか…すげえ。

ちなみに今から新しく作ろうと思うと一基作るのに1億円くらいかかると言われているそうです。

大手町で見かけた木馬も到着しておりました。

もうね、カワイイ!!!

木馬として参加するのは、幼稚園〜小学生の子どもたちです。こちらは公募があり、県外の方の参加もありました。

こちらも移動するまでは笠鉾と同じく近くで見ることができます。

なんと今年新調されたらしく、今回の妙見祭で初お披露目なのだそう!

お馬さんの頭の上にパンダとかも乗っててカラフルでファンシー!可愛すぎる!

神社の方では獅子による奉納の演舞が行われていました。

八代駅でも披露されていましたが、「玉振り」という役の子どもが2匹の獅子相手に華麗に立ち回ります。

そうこうしていると「道を開けてください!」という声が。

モーゼみたい

あ…!あれは…!

亀蛇!!!

妙見祭といえば!ですよね!

亀蛇は行列の最後の方なので、爆速移動していた我々は今回初対面でした。

でもめっちゃ近くてラッキー!

神社にご挨拶にいらっしゃったようです。

亀蛇も参拝後、移動の時間まではグラウンドで見ることができますよ!

午後から来ようかな?って人は砥崎河原で大迫力の演舞を抑えて!

12:30頃からは、八代神社から歩いて10分程の砥崎河原で神幸行列の各団体の紹介や演舞が行われます。

こんな感じで川になっており、対岸で演舞されます。

今年は11月とは思えない暑すぎる気温で我々は早々に立っているのが限界になり、有料席(¥4000)をゲットしました…。

畳の座布団も貰えてお持ち帰りできます!嬉しい!

ゆっくり座ってみれますし…

各団体さんがこんな風に、飴や蜜柑を投げてくれます!キャッチできたらラッキー!

ワタクシも奇跡的に紅白のお餅を一個ゲットしました!

縁起物ですね〜帰ってから食べよーっと!

有料席、がっつり楽しみたい人はおすすめですよ〜

砥崎河原の名物といえば「馬追い」!

前半に今年の神馬による馬追い、ラストには飾馬の馬追いがあります。

坂を駆け下り…

そのまま…

水にばっしゃーん!!!

すごい迫力とスプラッシュなので一番前の席の人は覚悟して座ってくださいね。

川を走り抜けるお馬さん。中には振り落とされる人も!命懸けです…

そしていよいよ亀蛇の登場です!

亀蛇は海を渡ってやって来た、と言われているそうで

紅白の幕をに見立て、どんぶらこどんぶらことやって来ます。

近くで見ると大迫力です!!

客席の中の階段に乗り上げ、歓声というか悲鳴があがっていました。

子どもの亀蛇もいます。とってもカワイイ!

クルクルと周るパフォーマンス!いやー凄まじく盛り上がっておりました。

妙見祭はまだまだ続く…夕方からはしっとりと楽しむ。

妙見祭の花形、砥崎河原での演舞も終え

もうそろそろ帰るか〜また来年楽しみだな〜と思っているとまだまだ続きますとのこと。
今日はガッツリと楽しむと決めたのでとことん付き合いましょう!

やって来たのは「お祭りでんでん館」。

貴重な笠鉾たちは、普段こちらの倉庫で大切に保管されています。

というわけで、八代城跡すぐ近くに位置するこちらに、なんと笠鉾たちが戻ってくるとのこと。

時刻は16:30頃、大切なお役目を終えた笠鉾たちが続々と帰って来ました。

ずらりと並んだ笠鉾!

宮地小学校のグラウンドでも拝見しましたが、夕暮れを背に余計に神々しく見えます。

大人ももちろん、子ども達もすぐに座り込んでいました。

行ったからには当然帰ってくるわけですが、6キロを往復で12キロ…本当にお疲れ様です…!

こちらでは、神幸行列納め式が行われます。

八代の方は昔から「お殿様の協力のおかげでお祭りができている」とお殿様への大きな感謝があり

当時はお祭りが終わった後はお殿様にご報告をされていたそうです。

この納め式もそれに倣い、八代城主・松井家の子孫である松井さん(松浜軒の館長さん)からご挨拶があります。

一本締めならぬ、手を3回叩く×2、の「妙見締め」で締めます。

このあと笠鉾は解体されるそうです。つまりまだお仕事があるというわけですね…

本当にお疲れ様です…!

ワタクシはお手伝いできそうもないので、晩御飯でも食べて八代に金を落として帰るかなと思っていたところ

まだあるとのこと。

八代の人働きすぎじゃね????

ということで時刻は19:30頃。

巨大カッパがある「薩摩街道八代札の辻(薩摩街道 十一里木跡)」にやって来ました。

日はすっかり落ちていますが、カッパ像の前の階段をあがると人だかりができています。

なんと!獅子が舞っている!

玉振りの少年と二体の獅子による演舞が行われていました。

夜の川を背景に、赤い衣装がとてもよく映えて昼間とはまた違った雰囲気。

朝からずっと演舞されていた「玉振り役」の子は小学校6年生で卒業。

こちらはそういった子どもたちの卒業式という意味もあり辻の札の舞が行われているそうです。

終了後獅子舞や…

楽器隊に礼をされていました。なんだか感動ですよ…

実際に保護者のお母さん達からすると大号泣ものだとか。

本当にお疲れ様でした。

お祭りでんでん館での神幸行列納め式や、こちらの辻の札の舞は一般見学もできますので

どちらかといえばしっとりとした雰囲気の妙見祭も味わってみたい方は是非行ってみてくださいね!

地元の方の暖かい空気が伝わって来てほっこりしますよ〜

楽しみ方無限大!毎年行きたい!!

今回は肥後ジャーナルパワーを駆使して、全部楽しむ!!と思いましたが

同時進行で色々なことがあってるため、なかなか一度では完全攻略は難しいことを痛感しましたが、かなり満喫できた方だと思います!

ちなみに前日の22日には「御夜」と言って、八代本町アーケードで前日祭が行われています!

前乗りして前日から楽しむのもありですよ〜!

御夜では御朱印などもいただけます!

猛者は我々のお祭り追っかけを真似てみてもいいかもしれませんし、歩くのに自信がある方は行列についていくというのもアリかもしれません!

あなたの知らない妙見祭がまだまだありそうです!来年は是非万全の対策で楽しんでみてくださいね〜

八代 妙見祭

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肥後ジャーナルライター

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