八代の伝統芸能を今に伝える「お祭りでんでん館」が7月にオープン!そこで行われた会議に肥後ジャーナルが有識者として召喚されました
公開日: 2021.12.01
ライター:伊藤どうも。
有識者の伊藤です。
大事なことなので、もう1回言います。
有識者です。
で、有識者って何?よくわからんのです。僕の知識って、未知書房で働いてたときのエロ知識しかないから。
そんな、私が「公共交通機関を活用した日本遺産体験周遊ツーリズム事業有識者検討会議」なるものに召喚されました。
場所は八代に7月31日にオープンした『お祭りでんでん館』。
妙見祭がユネスコ無形文化遺産に登録されていることはご存知の方も多いと思いますが、八代の石橋群が日本遺産に認定されてるのって知ってました?その石橋をめぐる周遊体験ツアーが立ち上がるんです!
お祭りでんでん館
八代市民会館横に流線型の建物が登場
八代の伝統芸能や民俗風習を、今に伝えるため貴重な資料を展示しています。正式名称は、「八代市民俗伝統芸能伝承館」といいます。
高さ約5メートル、幅約7メートルの巨大スクリーンが3面あり、妙見祭の行列の様子や笠鉾の解説、全国の祭り紹介の映像を見ることができます。
エントランスには、とびだす絵本による民俗文化財の紹介コーナーなどがあります。
どや顔コンテスト(笑)。これ面白そう。
八代の新しい観光(伝承)スポットとして、今年の7月31日に爆誕した「お祭りでんでん館」で行われたのが…
日本遺産に認定された八代の石橋群
日本遺産は, 既存の文化財の価値付けや保全のための新たな規制を図ることを目的としたものではなく, 地域に点在する遺産を「面」として活用し, 発信することで, 地域活性化を図ることを目的としています。
九州地域で14番目に日本遺産に認定されたのが
八代を創造した石工たちの軌跡。
八代には、日本屈指の名石工がたくさんおり、江戸時代末から昭和の始めにかけて、「鍛冶屋橋」のような5mにも満たない橋から、「笠松橋」のような20mを超える橋に至るまで、90基を超えるめがね橋を架けました。そして、めがね橋の数々は、風雪や豪雨にも耐え、今なお優美さと強健さを備えた「永代不朽の橋」として地域の人々に愛されています。
艦内橋 出典:八代市
かつて全国で2000基以上架けられためがね橋の、実に約4分の1の架橋に八代の石工が携わったとも伝えられるほど、その名声は全国に轟くことになりました。八代の石工の仕事は石橋だけではなく
八代城の石垣なども含まれます。
しかし!!
このことを、知ってる熊本の人が少なすぎる。なので、この八代日本遺産を巡るツアーを企画して認知してもらおうというものです。
前段が長くなりましたが、このツアーを構築する上での会議に、有識者としてお呼ばれいただきました。
八代愛に溢れた意見が飛び交う
ど緊張ですよ、有識者なんて立場初めてなんですから。
こんなプレートまで…恐縮です。
発言中みなさんしっかりメモされてます、伊藤は写真撮影。でも、さぼってる訳じゃないからね。
たくさんの意見が出ました、皆さんの八代愛が伝わる発言に、感心しっぱなし。
・地元の理解と協力が第一
・学生を巻き込んで若い世代に歴史の伝承を
・コースにバラエティさを加え、八代の食も楽しめるように
・石橋づくりなど体験型の周遊に
・夜間ライトアップなどして八代に宿泊してもらう
・コロナに対応した少人数ツアーも企画する
などなど
そして、私の番…えええーとーー…
「トマト早食いとかやったがいいです」
「コスプレ(レイヤーさん)イベントやりましょう」
効き竹輪とか…石橋巡りタイムトライアル…石橋づくり甲子園とかとか…
お願い!
うつむかないっで!!
って思ってたら
・そのくらいのことはやったがいい
・イベント性で惹きつけたがいい
・斜め上目線必要
など、慰めてもらいました!
肥後ジャーナルでももちろん特集記事を組んでいきますよ!
今後の八代日本遺産の動向に、少しでも目を向けていただいたら幸い。
来年にはモニターツアー実現を!
熱のこもった会議を終え、八代をはじめとする熊本の歴史遺産を、もっとみんなに知ってもらいたいという思いが込み上げます。
お祭りでんでん館はそのきっかけにもなりますので、一度足を運んでください!
今後は、来年にモニターツアーの実施ができるように、八代いや熊本全体をあげて取り組んでいきますよ。
お楽しみに!
八代日本遺産について知りたい方は
↓↓↓
ライター紹介
伊藤
演劇の先生やったり、アニソンやメタルのDJやったり、バンドやったり、サブカル好き思春期48歳独身。健康診断で中性脂肪が赤信号だったので、たまにジョギングすることにした。やっぱり犬が好き。
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