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牛乳大量消費レシピ再び!牛乳をひたすら煮詰める「蘇」を作ってみた

ライター:羽田さえ 羽田さえ
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新型コロナウイルス感染拡大防止のための休校措置が続く中で、給食用の牛乳が余っていると言われています。

以前肥後ジャーナルでご紹介した牛乳とマシュマロだけで作るミルクプリンにつづき、再び牛乳たっぷりのおやつを作ってみました!
今回は、牛乳だけで作れると話題の「蘇(そ)」です。


蘇(そ)って何?古代のチーズって本当?

蘇は飛鳥時代に作られていたと言われる乳製品のひとつ。
古代のものなので詳しくは分からないものの、どうやら牛乳を煮詰めて作るチーズのような保存食品で、おいしいらしい。

給食用の牛乳がたくさん余っているという報道を受けて、大量消費できるレシピとしてSNSで話題になりました。

そんな「蘇」の材料はひとつだけ!熊本県産の牛乳のみです!

作り方は、ひたすら混ぜながら煮詰めるだけ


フライパンに牛乳1リットルを注ぎます。鍋よりも表面積の広いフライパンが良いのだそう。


中火で加熱しながら、こげつかないようにゴムベラでひたすらかき混ぜます。
本来は弱火に2時間ほどかけると良い感じになるらしいのですが、中火でどんどん煮詰めることにしました。ズボラレシピです。


ちょっとずつ膜ができます。適度にこそげ落としながら、かき混ぜ続けます。


20分すぎくらいから、牛乳の量が目に見えて減ってきました。ひたすら混ぜ続けます。

加熱をはじめて40分。サラサラだった牛乳に、何やら急に手ごたえが出てきました。ホワイトソースを作っているような雰囲気です。

カルボナーラっぽい匂いになってきました。チーズ・生クリーム・バター系の香り。


こげつきそうなので、ここからは弱火に。さらにかき混ぜます。
45分ほどで固形になってきました。ぼそぼそしたクッキー生地くらいの粘度です。


どこで加熱を止めるかの判断が難しいけれど、もはや頼れるのは勘のみ。このくらいで火を止めてみました。


ラップにとり、形を整えます。ここまで作業開始から60分ほどでした!


粗熱が取れたら冷蔵庫へ。1〜2時間ほど冷やし固めます。

完成した蘇、食べてみました


すっかり固まり、ハード系のチーズみたいなものができました。1リットルの牛乳から作れた蘇の量はこのくらい。


ナイフで切ってみます。ちょっとぼそぼそして崩れるけれど、焼き菓子のような感じです。
もうちょっとキメ細かい質感になるべきかも。雑な作業のせいなのか、一抹の不安がよぎります。


なにもつけずにそのまま食べてみた感想は「甘くないミルクケーキ」。ねっとりした食感で、乳製品の風味が濃厚です。
初めて食べるので、これが正解なのかが分からないけれど、目指していた「蘇」は一応できたっぽいです!


メープルシロップをかけると、すっかりスイーツ風に。蜂蜜も合いそうです。


こちらはおつまみ用。オリーブオイルと塩、黒こしょう。スモークソルトやカレー塩などもいけそう。
何もつけずに、生ハムをくるっと巻いて食べるのもおすすめです。

まとめ

話題の「蘇」は、チーズみたいな不思議な食べ物。熊本県産の牛乳をたっぷり消費できます。
ズボラレシピで中火でガンガン煮詰めましたが、一応問題なく作れました。
水分をもう少し残すと、もっとなめらかな食感にできそうな気もします。

絶えずかき混ぜ続ける必要があるので、弱火でじっくり作る場合はホットプレートを使うと良いかも。
おうちでヒマを持て余しているお子さんと一緒に、ホットプレートで作ってみると楽しそうです!

ライター紹介

羽田さえ

羽田さえ

県外出身、1970年代生まれのライター。専門分野は旅行関係。巨木、仏像、おいしいもの、レトロなもの、じわじわくるB級系などが好きです。うっかり熊本市から北海道に引っ越しましたが引き続きよろしくお願いいたします。

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