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水俣の老舗醤油屋「中屋醸造」の醸造へかける想いが岡本太郎っぽかった

ライター:伊藤 伊藤

アートや芸術の懐ってどこまでも深いけど、何がアートなのかって論争もしばしば起きます。

水俣に新しい芸術の枠を発見したので、ちょっと話を伺いました。

創業100年近くという「中屋醸造」。店前に掲げた看板が衝撃的というより岡本太郎的。


醸造は藝術なり

お店の前に掲げられた看板がこちら…

「芸術は爆発だ!!」という名言を残した芸術家:岡本太郎を彷彿とさせるフレーズ。

醸造素人の私には理解しがたい…一体どういう事?お店の人に聞くのが早い。

お店の雰囲気からして、歴史あるお店だろうというのがわかります。

天井にはツバメの巣があって、大きな口を開けてお出迎えしてくれました。(威嚇されてるという話もある)

大正初期に島原からやってきた醤油

店内には、醤油・味噌・酢・もろみ・酒・だし・タレ

などがずらり並んでました。

木の香りと、醤油の香ばしさが漂います。

お店に社長の奥様がいらっしゃったので、少しお話伺いました。(顔は出せませんー)

約100年前(大正初期)に、島原の醤油屋「中屋商店」に生まれた先々代が、水俣に渡り開業。伝統の製法で、伝統の味を3代に続き守ってきました。

表の看板はその先々代が掲げたもの。

芸術家何人かに同じ画材・題材で絵を描かせても、絶対に同じものは描かれない。同じように、醤油も同じ材料や素材を使っても、出来上がる味は作り手それぞれ。

味噌や醤油が発酵する音や、日々変化していく色と味、季節や気候によって顔色を変える様は、当にその瞬間にしか生まれない唯一無二のアート作品なんです。

まとめ

水俣に根ざして100年あまり、地元の方々に愛されてるんだなぁと思ったのは、私がいる間に注文の電話が何件もかかってきてたこと。

「このコロナのせいで、ペットボトルでなく一升瓶の醤油がエコで便利っていうのが見直されてほしい」と行ってたのが印象的でした。確かに昔は一升瓶持ってお醤油屋さんや酒屋さんに行ってたなぁ。

個人的な意見ですが、ペットボトルの醤油より瓶に入ってる方が美味しく感じませんか?

話は変わって、中屋醸造のお味噌がこちら。

これをひっくり返すと

あら、可愛い女の子。この子の名前を尋ねると

「いやぁ、ないんです」

勝手に肥後ジャーナルで公募したい…と思ってしまいました。

水俣に行ったら、地元の歴史を感じにお店に寄ってみてはいかがでしょうか?

江口寿史先生(水俣出身)のサイン入りトートバックも飾ってありました。

中屋醸造有限会社

住所

水俣市陣内1-2-8

営業時間

8時〜20時

電話番号 0966-63-3248

ライター紹介

伊藤

伊藤

演劇の先生やったり、アニソンやメタルのDJやったり、バンドやったり、サブカル好き思春期48歳独身。健康診断で中性脂肪が赤信号だったので、たまにジョギングすることにした。やっぱり犬が好き。

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