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北区楡木(にれのき)に、金色に輝くお地蔵さんがおられる地蔵尊を見つけました。晴れた11月に伺ってきましたので、その様子をお伝えします。


場所は北区楡木

熊本県立熊本北高等学校前の北バイパスの向こう側。Googleマップでナビゲーションをしながら行くと、一つ手前で曲がれと言われてたどり着けず迷います。が、

ナビの通りに住宅街に入らずに、託麻北部線沿いにこのような階段の入口がありますので、この一歩先の車が入れる所から入ります。案内板などはありませんので、なるべくゆっくり行くことをお薦めします。

階段を上がってゆくととても気持ちの良い寺院が現れます。

狛犬さま。

反対側の狛犬さまは口に玉を咥えています。玉を咥えている狛犬さまって何なのでしょうか。調べた所によると、これは「ぺらぺらといらんことを話すな」的な意味があるようです。口にボールを咥えていたら、話しずらいですよね。そういう戒め的な意味があるようです。

とても車通りの多い道ですが、こちらへ入るととても気持ちの良い、静かな空間が広がります。

葉っぱも落ちておらず、人は居なくとも、お手入れが行き届いた空間である事が伝わってきます。

こちらから中に入ります。

眩しいほどの

こちらで手を清めます。

創立375年は盛大に祝われたそうです。

凛としたお姿、

添えられたお花はまだ生き生きとしており、

そこには魂があるようでした。

こちらの地蔵尊は、細川氏が寛永9年(1632年)、熊本藩主として入国してから、楡木に15人衆の鉄砲組(戦国時代以降の軍制で採用された鉄砲による狙撃を主要目的とする歩卒部隊のこと)がおかれ、

(地蔵菩薩様)

村の守護神として祀られたようです。

扉が開いておらず、ガラス越しにしか見られませんでした。

(延命地蔵様)

眩しいほどに輝いておりました。延命地蔵様。

大正8年に一度焼失し、その後も近代まで紆余曲折あった事がこの石板に書いてあります。

今は、「楡木お地蔵様を守る会」によって大切にされているようです。

車で入って来れる入り口があり、わりと広く駐車できる場所もあります。

綺麗なお手洗いもありました。

お地蔵様は通り道にある事も多くスーッと通り過ぎてしまいがですが、こちらでは金色の珍しい地蔵をゆっくりと眺める事が出来ますので、一度行かれてみてはいかがでしょうか。

※地域の方々に大切にされている所ですので、来た時よりも美しくを徹底されてください。

楡木地蔵尊

住所

熊本市北区楡木2丁目10−81

駐車場

あり

ライター紹介

ひらの

ひらの

本が好き、映画が好き、作る事が好き、でライターに辿り着きました。 熊本県以外に住んだことがない、肥後純血種。 気分転換で水源や史跡を見に行くのが大好きです。

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