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良いものはやっぱり良い!昔ながらのやり方で一番搾りのなたね油を作る益城町の「坂本製油」

ライター:山田 山田

油って良いものを使えば美味しいし胃もたれしないし身体に良いって聞くけれど、正直、良し悪しなんて分からない!なので、益城町にある古式圧搾絞りという昔ながらの製法でなたね油を作る「坂本製油」を訪ねました。いい油ってセレブのための物と思っていましたが、完全手作りなのにお手軽な油で感動しました!


73年間 変わらなぬ製法のなたね油

今回お邪魔したのは益城町にある「坂本製油」の御船工場。ここでは、創業から73年の間、変わらぬ製法でなたね油を製造しているそうです。正直、なたね油って高いので使ったこともほとんど無いし、未知の世界です。

まず、見せてもらったのが、原材料の菜種(菜の花の種)。もっと柔らかい色してるのかと思ったら、結構黒々しています。胡麻みたい。

すべて県内の契約農家に依頼して栽培したもので、品質は間違いないそう。材料は本当にこれだけ。

そんな菜種をこの創業当初から使い続けているでっかい釜で炒っているそうです。こういうのかっこよくて好きです。

熊本地震で以前の工場を移転した際、釜のみを移設し周りの窯は作り直したそうですが、同じものを作れる業者がおらず、ピザ窯の職人さんに依頼して復活させたもの。

焙煎した菜種をさらにこの機械で圧搾。私が普段スーパーで買っているような安い油はいろんな手法を使って、絞れるもんはとことん絞って絞りきっちゃうことが多いそうですが、ここでは新鮮な1番絞りのみ。私の脂も絞り出してほしいくらい。

たくさん絞れるようにする薬剤などは一切使わずに、純粋に菜種だけを絞っています。

そして、絞った油から不純物を取り除くため、この装置で沈殿させて分離したあと、さらに火入れ!

最後に、布と和紙で濾過したものを…

タンクからひとつひとつ手作業で社長自ら瓶詰めしていきます。最初から最後まで手作業で、創業当初から変わらないやり方です。

「この油を無くしてはいけない」

「坂本製油」では、一番搾りの「純なたね油」、「しらしめ油」さらにはごま油と椿油も製油されています。

社長の中上さんは元従業員。先代の創業者が90歳で他界後「この油を無くしてはいけない」と跡を継ぐ決意。

実際、戦後は200軒ほどあった古式の製油所は現在、県内で3,4カ所ほど。それでも他県と比べると多い方なんだとか。

しらしめってなんだろうと、聞くと「純なたね油」から色と香りを抜いてたものだそうです。

なたね油はほのかに芳醇な香りがしますが、しらしめはほぼ無臭。味は変わらず、料理の色合いを活かしたり子供でも食べやすいようにと使うことが多いそうです。

ちょっと手に垂らしてもらったんですけど、全然ベトベトにせずサラッとしています。

奥さんとパートさんと少人数で製油しているからこそ、数は作れませんが物はよく低価格。

「安いから良いのではなく、良いものを安く」という先代のこだわりを今なお大切にされています。

金額は5合瓶で900円(税別)、1升瓶で1500円(税別)と一般的な油と比べると高額に感じますが、

焙煎温度が低くゆっくり加熱するので酸化しづらく長く使えるそうで、揚げ物に使っても濾過して何度も使えるし、炒めものにもそのまま使えるため廃油がでないそう。何より美味しいし身体に優しい。そう考えると結構お手頃ですよね。

油で変わる美味しさ

といことで、どこまで手作り、昔ながらの製法で作られた「坂本製油」の油を見てきました!

実際、自宅で使用してみたところ普通の油より美味しく使え、胃が持たれる感じもありませんでした!良いものはやっぱり良いですね。これで、ちょっとは私の脂も良い感じになってくれないでしょうか、本当。

ちょっといい油を使ってみたい方にはおすすめですよ!

坂本製油

住所

熊本県上益城郡益城町惣領1445-6 F-6

営業時間

9:00~16:00

定休日

土日祝

電話番号 096-286-6504

ライター紹介

山田

山田

肥後ジャーナル編集部の大きい人。前職は地域経済誌記者やマーケティングのディレクター。将来の夢はヒモになること。 特技は誤字脱字。朝起きるのが苦手です。

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