7月21日、中央区小沢町に古民家を改修したギャラリー・カフェ「至福のひととき」がオープンしました。近くの新町古町と同様に昔ながらの古民家が立ち並ぶエリアで、坪井川を眺めながら美味しい白玉と一緒にこだわりの日本茶が楽しめるお店です。ゆっくりと時間が流れる店内で過ごす時間は、店名通り「至福のひととき」。とても落ち着くお店ですよ。
目次
小沢町に7月オープンしたばかり「至福のひととき」
中央区小沢町に7月21日にオープンした「至福のひととき」。昔ながらの古民家を改修したお店で、各地から仕入れた美味しい日本茶が楽しめるお店です。
正直、熊本市に住んでいながら、小沢町ってどこやねんと思ってしまいました。細工町のお隣で、とても小さな町で坪井川に沿うように位置しています。
ギャラリーをしつつ、甘味が楽しめるお店ということで、早速入ってみることにしました!
古民家で新しいいぐさの香りがした
店内はオシャレに改装されていて、畳も新品。いぐさの香りが漂って落ち着きます。
古民家の魅力を残しつつ、いい感じで手を入れてあります。
テラス席からは坪井川を眺めながらのんびりできます。夜にはライトアップもするそうですよ。
店内には水目さくらという巨木を使った木製の食器などもならんでいます。
その他、昔ながらの食器などが並んでいるのですが、今回の目的は甘味。
美味しい白玉 至高の日本茶
奥の喫茶は超おしゃれ。手前にはテーブルもありました。
甘味は白玉を中心に、アイスと季節限定のメニュー。
白玉は氷川町の人気店・白玉屋新三郎のものを扱っているそうです。
なぜなら、「至福のひととき」のメインはお茶。
ちょっと文字が小さいですが、これだけの量のお茶が揃っています。
抹茶、玉露、煎茶、かぶせ茶などなど。それぞれ京都や静岡、八女、伊勢などお茶の名産地から取り寄せたもの。すべて店主が厳選したそうです。
注文は手書きで。白玉300円とかお手軽価格過ぎませんかね。お茶とセットにしても500円~
これはフラッと入れる価格帯です。
お茶の出し方がレベル高すぎて驚愕
まずは煎茶。ちょっとまって、こんなお茶の出し方されたの初めてです。
なんでも、京都のお茶屋さんで出しているのと同じ本場の提供方法。
お湯を冷ましながら適温にして、時間を図りながら一煎目、二煎目と抽出していき、だいたい5煎目まで楽しめるそう。
茶葉の香りもいい感じ。まずは50度ほどのぬるいくらいの温度で抽出すると美味しいそうです。
70度でポットに入ったお湯を1度湯飲みに注ぐと10度下がり、
更に、湯冷まし用の器にそそぎ、温度を下げ、
急須に茶葉を入れ、
50度ほどに冷ましたお湯を注ぎ、
2分ほど待ち、最後の1滴まで湯呑に注ぎます。この温度と蒸らし時間は茶葉によって違うそうなので、都度教えてもらえますし、お願いしたら入れてもらえますが、この待ってる時間も気持ちが落ち着きます。
一目見ると色は薄めですが、味は濃厚。驚くほどぬるいのですが、お茶の風味がぐわっと襲ってきます。めっちゃ美味しい。
家では熱々のお湯でお茶入れちゃうんですけど、これは衝撃でした。
ちなみに、二煎目以降はもっと温かい温度で入れていいそうで、少しずつ家での味わいに近づいてみました。
そして、美味しいお茶には美味しい甘味。
白玉の三種食べ比べもいただきました。きなこも、あんこも、黒蜜もお茶と合う…。本当に至福のひとときです。
「これも飲んでみて下さい」と出されたのは、限定で仕入れた知覧のお茶。一般的流通しているものではなく、品評会用に作られたお茶で、ブレンドもされておらず極上の味。
正直、お茶なんてサービスで出してくれるものだと思ってましたが、これちゃんとお金出して美味しいやつ飲むと劇的に違います。
これが日本の味や…
抹茶も飲める
「せっかくなら、お抹茶を」と抹茶も点てていただきました。
お抹茶はお店の方がされている裏千家の点て方だそうですが、お茶を楽しんでもらうためのお店なので、作法は気にせず気軽に飲んでみて下さい、とのことでした。
和三盆と一緒に、いただくと、もう、本当に最高。
優しい甘みと、抹茶のほろ苦さがたまりません。茶道習おうかな…と思わせるほど。
美味しいお茶と一緒に至福のひとときを
熊本で、ここまで手軽に、ここまで本格的にお茶を楽しめるお店はこれまでなかったかもしれません。
普段、日本茶を口にする機会って減ってきましたがやっぱりお茶って最高だなと思わせてくれるお店でした。
素敵な空間と美味しい甘味、そしてこだわりのお茶を楽しむ時間は至福のひとときでしたよ。
至福のひととき
住所 | 〒860-0042 熊本県熊本市中央区小沢町91番地2 |
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営業時間 | 11:00~18:00 |
定休日 | 水曜日 |
電話番号 | 09097920798 |
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