【閉店】カフェなのに水車見学?いやむしろ水車ありきのカフェ!大津町のカフェ&和ギャラリー「水車物語」→現在は「ごはん屋DE水車物語 和心garage 利白」へ
「利水の神様」と言われた加藤清正が作った上井手川の恩恵を受け、水車と共に発展してきた大津町・・
歴史的建造物も多い大津町にやって参りました!ライターの言です。
今回は水車を使って製粉を行っていた建物を見学できるうえに美味しいランチもいただけるという「水車物語」さんにお邪魔してきました!
大津町カフェ&和ギャラリー「水車物語」さん
「水車物語」さんは旧国道57線沿いにございます。肥後大津駅や大津町役場からも近いですよ。
冒頭で紹介した巨大水車からもとても近いのであわせて見て回るのもおすすめです。
通りに面した入り口はこちらです。
車でお越しの際は建物と建物の間のわき道を入っていきます。
本当に侵入可能かどうか不安になりますが、歩行者に気を付けて進んでいきますと右手の方に駐車場がございます。
駐車場側の裏手からも入れるようになっていますので、今回はこちらからお邪魔します。
中は想像以上に広々としています!
左手の方はギャラリーになっており、この日もアーティストさんのイラストが展示されておりました。
ギャラリーは二週間ごとに変わるそうですよ。
約100年ほど前に建てられた製粉工場をカフェ&ギャラリーとして開放
こちらの建物は約100年前に製粉工場として建てられた建物。
40年ほど前に、工場を別の場所に移されたそうで今はカフェ&ギャラリーとして開放されているそうです。
また地元の小学生なども勉強の一環として、見学に来られるそうですよ。
大津といえば銅銭糖ですが、主にそれの元となる粉を水車を原動力とし、作られていたんだとか。
もちろん工場が移った後も、銅銭糖の原料を卸されているそうですよ。
以前肥後ジャーナルでも取材した浪花屋本店さんも古くからの取引先の一つなんだとか。
しかし肝心の水車が見当たりません。
普通水車って建物の横で回ってるイメージですが、なんとこちらは地下にあるんだそうです。
早速地下へ降りてみたいと思います!
地下はやはり少しひんやりとしています。石や木でできた空間は歴史資料館のようですが、実際使われていたものなんですよね。
こちらが水車!!!
地下にあるって地下に埋まってるってことですか。
立っている場所より低い位置にあるためかなり撮影に苦労致しました。
直径3メートルほどだそうで、地下に設置してある水車は国内でもかなり珍しいんだそうです。
震災で動かなくなってしまった水車
残念ながら現在は震災の影響で水路が封鎖されてしまい、水が届かず回っていないとのこと。
こちらの建物自体は石垣など内部が少し崩れてしまったものの建物自体は倒壊せずに済んだのだとか。
建物を支えていている柱は、なんと石の上に乗っているだけ!という建築方法。なんとこれくっついてないそうです。
逆にこれが幸いして建物が崩れることはなかったんだそうです。大工さんの腕が大変良かった証拠ですね。
崩れてしまった石垣なども今はだいぶ修復されたそうで自由に見学することが出来ます。
水車復活に向けてのプロジェクトなども進み、水路もかなり回復してきたそうで再び回りだすのも遠い話ではなさそうです!
自家製粉のキッシュを使ったランチ!
貴重なものを見学させていただき大変勉強になりました。そしておなかもすきました。
地下からあがって建物の奥にランチスペースがあり、この日もたくさんのお客様がおしゃべりしながらお食事を楽しまれていました。
カレーはスリランカから直接入れたスパイスで作製されているとのことでスリランカカレーばかり食べているわたくし・・大変心揺らぎましたが
場所を移された製粉工場で製粉された米粉を使ったキッシュを頂くことに。
前菜は大津産のお芋を使ったドリア。ほくほくのお芋が美味しい!
キッシュというお料理はおしゃれですが割と硬くて食べ辛いイメージだったのですが、とても柔らかい生地でとっても食べやすかったです!
またホワイトソースとチーズが生地に合うんですよね~
ランチタイムはデザートがついているそうで、玄米ケーキをいただきました。
ふわふわのケーキでぺろりと完食してしまいました。
水車だけでなく当時使われていた道具なども見ることが出来ます。
美味しいお食事はもちろん大津町や熊本の歴史についても勉強ができる貴重な場所!是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
水車物語
住所 | 熊本県菊池郡大津町室125 |
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定休日 | 月曜日 火曜日 |
営業時間 | 11:00~18:00 (ランチタイム 11:30~14:30) |
ホームページ | |
駐車場 | 有 |
電話番号 | 096-285-7314 |
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