手羽、実食

これが、テヴァ…。

見た目だけで香ばしさが伝わってくるかのような、こんがりとした褐色の衣。

揚げたてだからかしら。美味しそうな香り。

碇くんの匂いがする。

私は…私はテヴァを食べればいいのね。

でも、食べ方が分からない。

教えてくれるのね、優しい。

丁寧に教えてくれたから、やってみるしかないわね。

このテヴァ、言われてた通り、外側がカリッとした食感、中は鶏肉のプリッとした柔らかい食感で、食べ応えがある。

ふりかけられてる塩も、テヴァの味を引き立ててくれてるし、何より中まで味が染み込んでて、

これがテヴァ？食べてるのは私？

これは止まらないわ。

こんなに美味しいものがあったなんて…

この人、本気でテヴァと向き合ってる。

タレと塩が自家製、そして24時間漬け込んでるなんて。

こだわりがすごい…。

弘資さん、テヴァとかなりシンクロしてるわね。

手羽の価格は

こちらが、テヴァのメニューよ。

1本150円から。

味付けは、プレーン塩味、ガーリック塩味、秘伝のたれ味の3種類。

この美味しさなら、20本あってもあっという間に食べてしまいそう。

テヴァは本数が無くなり次第終了。

だから、私みたいに指令が入って行く以外では、予約して行くことをおすすめするわ。

こんなに美味しいのだから、すぐ売り切れてしまってもおかしくないもの。

調査報告

テヴァ初めて食べたけど、食べ出したら止まらなくなるくらい、やみつきになる味だったわ。

第3新東京市にも、こんなおいしいものがあったら…。

あ、NERVに報告しないと！

「第3新熊本市に出現した生命体の正体の名は、手羽ンゲリオン。手羽先で人々を笑顔にする、人類の味方でした。調査終了。これより、NERVに帰還します。」