シリーズでお伝えしている「あたの会社の社員輝いとるね!」でお馴染み熊本県認定ブライト企業の紹介。
「今回は、東区保田窪にある鶴田病院です」
「病院がブライト企業なんですか?病院って正直に言えばブラックなイメージしかないんですよね。ほら激務というのがどうしてもイメージとしてあるから」
「そうでしょう、そういうと思って今回は鶴田病院さんに結構な無理をお願いをしまして…」
検査入院を体験してもらい、そこで働く人たちの本音を引き出してもらいます!
「嘘でしょ」
「嘘じゃありません」
理事長 鶴田克家先生
「医療従事者=ブラックという印象を変えたい、ブライト企業であることを分かりやすく伝えたい、とダメ元で伝えたところ、一般診療の邪魔にならない範囲であれば、という条件つきでまさかの許諾をもらえました。さあ今から行きましょう」
「えっ」
という訳で
本当に病院勤務でもブライトなのか?まさに体をはって調査してみました!
はじめての検査入院(体験)
ということでやってきたのは
熊本市東区保田窪本町にある鶴田病院。
熊本県認定のブライト企業の病院です。
産業道路沿いにあるので看板見たことあるー!って方も多いと思います。かくいう私もその1人。
初めてきたんですがめっちゃデカい!!
中、キレイ!!!!
失礼ながらこんなに大きくてキレイな病院だったとは。
受付手続きが無事済んだらまずは問診。
問診で改めてお話を聞いたら、いよいよ検査スタートです。
さあ頑張っていきましょう!
さあ検査開始
まずは血圧測定。
そして酸素濃度測定。
「この数字は高いんですか?低いんですか?」
「いたって普通です」
伊藤の緊張を察してくれる看護師さん。和らげるべくいろんな話をしてくれました。なんて優しい。
「ここで働いて長いんですか?」
「そうですねー、私学生のころからここにいますのでもう10年ですかね」
一時、結婚出産、配偶者の転勤等で医療業から離れたものの、再度熊本に戻ってくることとなり
だったら働きやすかった鶴田病院に戻ってこよう!と再就職を決めたんだそう。
「家族や職場のみんなの協力で大好きな仕事を続けさせてもらってます」
働いているママさんが多いので、子供が小さいうちでもフルで復帰している人も時短の人もお互い様という雰囲気があり働きやすいのだそう。
そして何より現在従事している仕事を大好きと言えるのがすごいなと感心してしまいます。
さて続いてCT検査。
次は心電図の検査。
「女性の方が近くにいるので鼓動が早くなるかもしれません」という面倒な伊藤にも優しく微笑む神対応な職員さん。
胸部レントゲンも撮ったり
諸々の検査を終え、1日目はこれで終了。
ところで検査って流れ作業で淡々と進むと思っていたのですが
検査ごとにいろんな人が
「ご不安なところはないですか」と声をかけてくれるんですよ。なんだかとっても緊張が和らぎました。
こういう弱っているときの優しさって本当に沁みる。
「というか病院ってめちゃくちゃ色んな専門職の方がいるんだなあ。気が付かなかった」
中小病院だからできる事
検査が終わったので病室に戻ってまいりました。
「本当にお世話になりました。明日も頑張ります。改めて思うんですが失敗が許されないすごいお仕事ですよね」
「そうですね。責任感は伴いますね。でもうちは働きやすい環境ではあるんですよ」
「と言いますと?」
「私もそうなんですが、育休明けに戻ってくる子が多いんですよ。結構時間も融通がきいたりして」
鶴友会では、今回お世話になる鶴田病院のほか介護老人保健施設メディエイト鶴翔苑、在宅総合支援センターと3つの部門を有しています。
そこで働くスタッフのため
「残業・離職率の低下への取り組み」「院内連携強化と業務役割分担の見直し」「制度認知の取り組み」を3本柱としたワークライフバランスの推進を行っており、2023年1月からは年間休日数を増やし、年間休日115日へ!
「なんだかよく分かりませんがすごい」
「例えば時短勤務1つをとっても細かく時間指定ができるので、ライフスタイルにあった働き方ができるんですよね。始業や終業時間を30分単位で設定出来たりします。」
「勤務時間のオーダーメイドみたいな?」
「確かに!オーダーメイドですね!これが大きな病院だとそうはいかないと思います。中小病院だからこそできる働き方かもしれませんね」
鶴友会全体でのスタッフの数は350名。
施設の規模感からして大きな病院だと思っていましたが、これでも中小の部類に入るそう。
「中小病院って聞くとイメージがわかないと思うんですが、要は地域密着型の病院なんですよ。例えば大きな病院で手術を受けてそのあとのリハビリはうちで。とか。クリニックでは診察が難しい場合にもうちで、みたいな感じで連携という橋渡しができているんですね。」
私伊藤、恥ずかしながらこれまで病院とクリニックの違いすらわかっていなかったのですが
大きな病院で手術したあとにリハビリや経過観察をしたり
近隣のクリニックや入院設備が無い医療機関から入院や検査を依頼されたりと
まさに地域医療のハブとして重要なポジションなのが中小病院なんだと実感しました。
病院食のクオリティじゃない
今回数多ある病院の中でも鶴田病院を選んだ理由がこれ。
めちゃくちゃ美味しそうな病院食でしょ!
院内で作られているので出来立てを頂けると評判なんです。
しかも
梅干し1つから手作りなんです!
太平燕ごらんのクオリティ!
もう病院食というよりも立派な料理店ですよ。しかも栄養バランスはしっかりと考えられてますからね。
これは入院している患者さんも楽しみだろーなー。
居心地よすぎて退院したくなくなる
おはようございます。快適に眠れました。
さあいよいよ2日目です。今日は昨日の検査結果をもとにお話しがあるんですって。問題なければ退院となりますが結果やいかに。
「検査結果ですが、まあさほど急を要するようなところは見つかりませんでした。ただ…」
「ただ?」
逆流性食道炎にはなっているので。
あまり無理しすぎちゃダメですね。体は正直です。
その後も今後の生活習慣など為になるお話も聞けました。
ともかく一度しっかりと調べてもらったことで己の体と向き合ういい機会になった気がします。
「本当にお世話になりました!またきます!」
「またくるってことは病気のときだけん、あんまり会わんがよかですね!」
輝く未来をこの手に
いやー改めて思いましたね。
医療って大事だなと。
担い手不足が叫ばれている医療業界ですが、働く人たちは皆プライドを持ってお仕事に従事されています。
人の命を預かる場所なんですから大変なお仕事だということは間違いありませんが
その中でも、どうやったら働きやすい環境になるのか、を常に模索して実行している姿がそこにありました。
自身の体もそこで働く医療従事者も、「働き方を考える」というこまめなメンテナンスをすることによって輝く未来があるのかもしれません。
今回ご協力いただきました鶴友会の皆さま本当にありがとうございました。
動画もあるのでぜひご覧ください。
※体験であり、実際の検査は行っていません。病名なども架空です。
記事シェア