寒い!
ここ最近寒い日が続いてますが,
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
熊本は九州の中でも、最も暑く最も寒いと思っています。てな訳で、四季を最も満喫できる県です(良くも悪くも)。でもそれって、自然を体感できている証拠ですよね?雄大な山と海の恩恵を、これでもかと感じられる熊本。
そこで思ったんですよ…楽しいアトラクションや立派なホテルがないと観光地と呼べないの??根本的に違うよね?そうじゃないよね?
そのモヤモヤを解消すべく、ここ最近外に出ることを遮断されている「学生さん」に、熊本の素晴らしさを知って伝えてもらおうと思います。
というわけで。学生さんに極寒の南阿蘇を歩いてもらいました!
その日はめっちゃ雪&猫
やってきたのは南阿蘇村の農事組合法人久石ファームさん。
南阿蘇の久石地区一帯を農業でわんさか盛り上げている方々です。
場所でいうと
熊本市内方面から来ると、久木野温泉「四季の森」を通過した先が久石地区です。
今回の「ぶらり南阿蘇散歩旅」のガイドを務めてくださる、久石ファームの代表:藤原さんのお宅に集合。朝から雪が降っていました。
お分かりいただけるだろうか?積もりはしないものの、シャンシャンと降る雪…そして猫。
藤原さんのお宅には、猫が6匹〜10匹ほどおります。メンバーは不定期に入れ替わるそうです。
スミマセン、今回の取材は歩いて南阿蘇を満喫しようというものですが…
猫と戯れて終了!
でよろしいでしょうか?
写真左から久石ファームの藤原さん、ヒューマンキャンパス熊本校の国武さん、高本さん
と思ってたのは、おっさんだけで学生さんは「ぶらり南阿蘇散歩旅」に行く気満々!!
猫たちに一時の別れを告げ、大自然を浴びる旅に行ってきます!
「ただ歩くだけ」が「感動の連続」に変わる
今回は保護者として、ヒューマンキャンパス熊本校校長:中熊先生(写真左)にも付き添ってもらいました。
それでは、出発!!
藤原さんの先導で、テクテクします。
「ねぇ、見渡す限り田んぼと山でしょ?何もないでしょ?【自然しかないんよ】」
いきなりでた名言。まだ歩き出して数分しか経ってないのにー!言い換えるならばゴングが鳴ってすぐのラリアートですよ!
流れる水は、どこを見ても透き通っている。空気も景色も清んでいる。人の心も透き通っていくんじゃないかと思う、ここを歩くと。
ん?何だろか?これは。
「ここにはお寺があったらしい。地震でいろんなものが無くなったけど、この地を守ってくれた神様や仏様に感謝する気持ちが、「在った」ことを証明しなきゃって思わせるのよね」
地元の方々が手作りした櫓に鎮座する像。これからも見守ってくださいと手を合わせる。
振り返ると、
ん?どうしました?オタマジャクシでもいましたか?
氷!
おっさんは思った、こんな寒いのによく持てるね…それが若さか。
次の案内されたのはこちら
全国各地にある観音霊場、阿蘇にも三十三ヶ所巡りがあるんです。ここ妙音寺の起源や歴史は不詳ですが、昔から久石の方々が守ってきたお寺。年に一回お祭りがあるそうです。
どんなお祭りですか?の質問に
どんどん歩きましょう。20分ほど歩くと、そこにある景色が当たり前に感じてしまうのですが、
あらためて見ると
雄大さよ。
自然しかないって言われたけど、「全てがここにある」って思いましたもん。
河原で急に立ち止まった藤原さん
イメージは⬇︎
寒い中のホットコーヒー、絶対最高と思います。そして、癒し効果抜群の焚き火とホクホク焼き芋作り!野外ならではの最&高なイベントじゃないですか。
イメージ⬇︎
焚き火の火ってじっと見ちゃいますよね。
ブワーーー、これはあったまる!!ハフハフしたい!
大賛成!
アスパラガス収穫体験とバラハウス
久石ファームは年間で約12トンのアスパラガスを出荷しています。4月から収穫時期なので、今は育成の時期。
暖かいハウスを目の前にテンション上がる⤴︎
焦茶色の土にアスパラが生えるようです、ってかさ!
ハウスの横開いてるじゃん!
「今は、堆肥を撒いて換気をせなん時期なんよ、しょんなかたい、最高のアスパラ作るためだん」
アスパラは収穫せずに育てると、こんなモシャモシャな葉っぱが生えてきます。
農家さんが育てているところ実際に見ると、それまで普通に食べていた野菜やお肉に心から感謝できるようになります。
こちらは藤原さんの旦那様。アスパラを南阿蘇の特産品にするべく、毎日自然と向き合う戦士。服もアスパラ色です。
「4月になったら、採りにおいで!」
今回の取材では残念ながら体験できませんでしたが、このぶらり南阿蘇散歩旅では、南阿蘇のおじいちゃんおばあちゃんが自家農園で丹精込めて育てているお野菜の収穫体験を予定しています!
イメージ⬇️
季節によって収穫できる野菜は様々、大地との会話を思いっきり楽しんでください!
アスパラハウスを出て、歩いていると珍しい畑を発見。
ここが海なら、海苔の養殖場かと思う風景。
土に突っ込まれたトタンの先には
自然薯
が植わってるそうです。トタンの溝に沿って真っ直ぐ伸ばすためだそうですよ。
先に足を進めると、立派なハウスを発見!!人影が見えたので、藤原さんが、取材できるか突撃してくれました。
そこは…
バラのハウス。でもバラは咲いてない。
今は枝を切って、そこから新しい芽を出す作業中。
こちらがバラを育てている後藤さん。
お父さんの代から、この地で農業を営んでいます。
「バラ農家は昔はたくさんあったばってん、ここ4、5年でどんどん無くなっていったもんね。バラは特に手が掛かるけんねー。だけん可愛かとよ」
何千本あるかわからない枝を一本一本手作業で切っていく…考えるだけでも気が遠のく。
「枝切りが1番大変とよ。そばってん、綺麗なバラが咲いたらその大変さも吹っ飛ぶたいなぁ」
生き物を相手にする仕事の大変さ、見て聞いてほんの少し分かった気がします。
ちなみに、バラハウスは暖かでした。
久石ファームの藤原さんがガイドだからこそ、後藤さんのバラ栽培のお話が聞けました。地元の方々の繋がりの深さっていーなー。
行けばいつでも農家さんがいるわけではないので、これはタイミング次第です。大抵は誰かが畑に出てるみたいなので、ガイドの藤原さんにお願いするとお話しが聞けるか交渉してくれます。
最後は作ったものが売られている所へ
大変な思いで作られた生産者の思いを受けて、実際に売られているものを見るといつもと違って見えてきます。
ということで、久石ファームから車で3分の所にある「あそ望の郷くぎの」にやってまいりました。
残念ながら、店内撮影禁止ということでしたが、並んでる商品を見て各々の感想を聞いてみました。
「寒かったけど、途中からそれも忘れるくらい素晴らしい景色でした。この辺りを流れる水が、私たちの命の水として私の家にも注がれてるんだなぁと思うと、感慨深かったです。藤原さんたちのお話ひとつひとつに南阿蘇愛と農業愛を感じました。」
「寒かったけど、まず猫に癒されました。とにかく空気が澄み切っていて、呼吸するたびに心が洗われました。農家さんの大変さを目の当たりにして、スーパーとかで見る販売価格が安すぎる!って思いました。お花も野菜も手間と思いが込められていて、今後見る目が変わると思います。」
最後にガイドをしてくれた藤原さんに深々とお礼をし、極寒の南阿蘇をあとにしました。
人は実際に感じたことが全てだと思います。まん延防止重点措置期間が明けた暁には、皆さんも南阿蘇で、思いっきり自然を浴びてください。それが何よりの免疫力アップ効果だと私は思います。
アンケート回答者に抽選で豪華プレゼント&まとめ
今日皆さんにご紹介した「ぶらり南阿蘇散歩旅」は、熊本県の【農と観光の連携業務】の中で南阿蘇村の農家さん等が作り上げた体験ツアーです。
たくさんの方に南阿蘇村の魅力を体感してもらいたい!と正規販売に向けてツアー内容のブラッシュアップに取り組んでいます。そのために、あなたのご意見が必要なんです!
ツアーの流れは⬇︎
ぶらり南阿蘇散歩 + 火起こし体験&焼き芋 又は スイーツ、コーヒー + 自家農園での野菜収穫体験 + 収穫した野菜をお土産としてプレゼント&グッズ(コサッシュ・手ぬぐいなど)をプレゼント |
思う存分南阿蘇村を体験できる日帰りツアーとなります。
お答えいただいた方の中から、
県特産品詰め合わせ
1万円分を
抽選で6名様に
プレゼントいたします!!是非アンケートにご協力ください。
※応募締め切りは3月20日(日)です!発表は発送をもってかえさせていただきます。
ライター紹介
伊藤
演劇の先生やったり、アニソンやメタルのDJやったり、バンドやったり、サブカル好き思春期48歳独身。健康診断で中性脂肪が赤信号だったので、たまにジョギングすることにした。やっぱり犬が好き。
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