珈琲豆をどこかに買いに行こうと検索してみたら、家のすぐ近くにヒットしたお店が。「チリンチリンコーヒーストア」。場所は合志市御代志の駅から車で３分の住宅街の中にあります。

こんなところにぽつんとコーヒー屋さん

着きました。こちら、山田さんち、の敷地内になりますので、お見逃しなく。

門のところに営業中が見えて、

この可愛い看板があったら、到着です。

絵本に出て来そうな可愛い店舗から

既に珈琲のいい香りが漂っています。いいお天気でぽかぽかな気分。

お邪魔します。

注⽂を受けてから焙煎する、コーヒー⽣⾖専⾨店

わあ、白い豆が沢山！

オーナーの山田さんによると、世界中から２５種類ほどの珈琲豆を常時置いているそうです。今すぐどんな豆なのか見たい！というせっかちさんはこちらへどうぞ。

大体どのくらい飲むか、どんな濃さが好きか、酸味は苦手じゃないかなどお話して、豆を選んでいただきます。私は大体一日３杯、エスプレッソ2杯、そして恋のような酸味好き。焙煎には１０分～１５分お時間がかかるのでその間に一杯でテイスティング。丁寧に入れて頂きました。

山田さんのこのかっこいい感じ。

香りも最高です。

うーん。

取材に来た事を忘れて心底ほっとしてしまいました。

白い豆は大人色へと変身

こんな焙煎機や

こんな焙煎機。私は深入りが好きなので、色がとても黒くなるまで焙煎してもらいました。

山田さんから、「これが一回目、豆がぱちぱち言い出した時です」と焙煎機の中から出して見せていただきました。初めて見ました。こんな間近焙煎。今都会の方では浅煎りが流行っているそうですが、私はもう少し、田舎住みでありますから、もっと焙煎を続けてもらいました。

良い色。いい香り。二回目にぱちぱちと鳴り出したタイミングだそうです。

ざざーっと出して、

ぶわぁと湯気が。

まぜまぜしながら冷まします。幸福の香り。

「こっちもね、ざざーっと出すから写真撮ったら？」と作業をされるのは山田さんのお母さま。山田さんがその他のお仕事でバタついているときに、頼まれて焙煎を始めたそうです。「すごいですね！」とびっくり。「どうでしたか？手伝ってと言われた時は。嫌ではなかったですか？」と尋ねた所「いやぁ、まぁ、やれば楽しかですよ。そしてなんかしとかんとですね。」と。「はい出てきたよ」と言われた所で１枚パシャリ。

こちらからも良い香り。もうこの空間珈琲の香りの大渋滞。幸せ。そして山田さんのお母さま、すごいなぁと。私がもう少し歳を重ねて息子から未知の領域の事を「手伝って」と言われたなら、出来るだろうかと考えてしまいました。

奥深い珈琲のエトセトラ

こうやってしばらくざるに入れて冷まします。「チリンチリンコーヒーとはどういう意味で付けられたのですか？」と聞きますした。「チルからきています。」「チル？」「ゆっくりするのチルです」「ああ！」チリンチリンコーヒーストアにはドッグランがあり、待ち時間ワンちゃんもそこでお散歩できますよ、と話されていたので「チル」とは犬の名前かと思いきょとんとしてしまいました。

カフェとしては営業されておりません。

オリジナルコーヒーとスペシャリティコーヒーのテイクアウトが出来ます。

もうすぐ販売をやめられる予定だそうですが、特別にハイビスカスティーも頂きました。ぎゅぎゅっと南国の味。

結局珈琲ってどうやって選べばいいんですかね？白いお豆が置いてある珈琲屋さんってとても敷居が高い感じがして、と聞きました。

「味覚って絶対人によって違うじゃないですか。酸味の感じ方や、苦みの感じ方。僕はうんちくは言いたくないので、来てもらって選んで美味しいものに出会えればいいなと思います。」とても穏やかで優しい雰囲気の山田さん。敷居が高いとか全然思わなくていいですよ、と笑顔。なんで浅煎りが東京で流行ってるかも正直わかりませんし、と。二人で笑いました。好きなものを探していただければ、との事。

あたたかな光が差し込む自分たちで建てられた店舗。

わたしもお家用に２つ選びました。

出来立てほやほやです。皆様毎日お疲れさまです。珈琲を飲んでほっと一息つきたくなったでしょう？緊張の糸を緩めて、ちりんちりんと心の鈴を鳴らしながら、ぜひともチリンチリンコーヒーストアへ。

ネット販売（４００ｇより発送）も出来ます！　こちらから

※小さなお店なので、密にならない、体調の悪い日は行かない、入口でアルコール消毒をする、ドッグランではマナーを守るなどのご協力をよろしくお願い申し上げます。

チリンチリンコーヒーストア