「幸せになる石」みたいなのってよく聞きますが、御船町に「不幸にならない石」という石があります。すごく謙虚な感じがしますよね。「幸せになれる!!」というとなんか胡散臭い気がしますが、「不幸にならない」くらいであればなんか本当にご利益がある気がして、早速触ってきました。
場所は御船町の法性寺前
「不幸にならない石」は、御船町の法性寺というお寺の前にあるそうです。
御船川を役場や恐竜博物館がある方向とは反対側に渡り、ちょっと入ったところにあります。
この路地を抜けた先に、目的の「不幸にならない石」があります。
こちらが、法性寺。歴史を感じる楼門がかっこいいですね。その傍らに…
ありました。「不幸にならない石」です!
ぱっと見た感じだと、ただの大きい石ですが、みんなが触っていくからか、上の方には苔が生えていません。早速触ってみましょう。
これで良いんでしょうか。
私、お祓いした方が良いのか悩むレベルの不幸体質なので、これだけで「不幸になりませんよ」と言われても信じられません。
ので、
思いっきりご利益をいただくために、全身をすりつけておきました。いいんだろうか、これ。
石のくぼみにはお賽銭も。私もそっとおいておきました。不幸になりませんように!!
そもそも不幸にならない石って?
この石、看板までついてる割に周りには説明らしきものもなく、お寺の方も詳しい事情は知らないそう。
そんな由来も分からない石が、本当に不幸にならないようにしてくれるとは信じがたいです。
そこで町の観光協会に問い合わせてみると「近くのラーメン屋さんが一番詳しいですよ」とまさかの回答を頂いたので、
近くのラーメン屋さん「三軒屋」に行ってみました。
すると、店内には「不幸にならない石」の説明が。
石をなでると「良いことが起こる」ではなく、「悪い出来事を避ける」と書いてあります。
しかし、なぜそういう効果があるかは不明。ということで、
店主の福味さんに聞いてみました。きっと深い意味があるはずです。
「10年くらい前に地元の女子高生の間で流行った都市伝説みたいなものなんですよ」と福味さん。
就職氷河期の頃、就職活動中の女子高生が「触ると、希望した企業には行けなくても食いっぱぐれることはない」とこの石を触っていたそう。
そこから知られるようになり、古くから住んでいる地元の人でも当初は「え?そんな石あった?」となっていたそうです。なので、お寺の方も知らないうちにそう呼ばれるようになったそうな。
ありませんでした、深い意味。
「不幸にならない石を触りにいくらなら、うちの駐車場に駐めて行っていいですよ~」とのことでした。席数より駐車できる台数の方が多いそうです。めっちゃ広い。
ラーメン屋さんなので、ちゃんとラーメンも食べてきましたが、豚骨スープが体に染みてめっちゃ美味しかったです。
不幸にならない石を触って、不幸な出来事を避けよう!
ということで、「不幸にならない石」を触ってきました。
10年くらい前からそう呼ばれるようになったそうですが、100年後くらいにはきっと歴史的な逸話のある石になっているはずです。
早速、帰り道に原付をガス欠させてガソリンスタンドまで押す羽目になりましたが、触っていなければ事故にあっていたかもしれません。そういう考え方をするための石だそうです。
みなさんも、ぜひ触って不幸な出来事を避けてみてくださいね!
不幸にならない石(法性寺)
住所 | 〒861-3205 熊本県上益城郡御船町大字滝川1616 |
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