お店で飲むコーヒーは大好き！ですが、好きな時に好きな分だけ飲める自宅のコーヒータイムも心地よい時間です。

手軽に買えて、でも、専門家に聞きながらその日の気分で買う豆を選びたい！

そんな贅沢をかなえてくれるお店が東区にあると聞いてやってきました。

東区？中央区？

コーヒー豆販売の専門店「珈琲屋いけだ」は創業32年、ずっと同じ場所にあります。

場所はJRの東海学園前駅のすぐ近く。

住所は熊本市東区渡鹿…って、渡鹿は中央区では？

熊本市の「町名区名対照表」で調べてみたら、渡鹿の1-7丁目は中央区、8-9丁目は東区でした。

や、ややこしい…！

それはさておき、お店は道路沿いに、駐車場はお店の横に1～2台とめられるスペースがあります。

コーヒー豆の専門店

お店の中はコーヒー関係の商品がぎっしり。

ドリッパーやミル、フィルターもあるので、コーヒーを淹れるのに必要な一式が揃います。

そして自家焙煎のコーヒー豆。

種類が多い！

焙煎も浅煎りから深煎りまで、豆の個性を引き出す焙煎をしていてバリエーション豊か。

季節の限定商品も含めて、常時20種類ほど置いているそうです。

好みや種類に応じて豆を挽いてくれますが、よく飲む人にはコーヒーミルをオススメしています。

「やっぱり飲む前に挽くのが美味しいし、豆の状態のほうが持ちが良いです」

そう、こういう話をお店の人としたかったんです！！

しかも毎朝焙煎しているので新鮮！

店主が「もはや息子のような存在」という焙煎機。

レジ横には、デフォルメされたご店主ご夫妻のイラストが可愛いドリップパックや、

ちょっと食べるのにちょうどいいサイズの焼き菓子が並びます。

手土産やプレゼントにも喜ばれそう。

その他、インターワークという事業所で作られたコーヒー豆の麻袋をリメイクした小物も置いてます。

案外、和柄のデザインと相性がいい。

ちなみに「珈琲屋いけだ」は自家焙煎珈琲豆専門店で、カフェ営業はしていませんのでご注意ください。

夫婦の出会いが生み出した絶品コーヒー

どのコーヒーを買おうか見ていたら、気になるポップが。

黒豆ブレンド…？

黒豆ってお正月のお節に入ってるあれ？

実はこのブレンドの誕生秘話、とても素敵なんです！

結婚当初コーヒーが飲めなかった奥様が、いつも美味しそうに飲むご店主に「私も飲みたい！」と伝えたことが始まり。

どうしたら美味しく飲んでもらえるか？と考えたご店主が、奥様の好きな黒豆を一緒に焙煎して入れたらどうだろう…と試したところ、これが大当たり。

香ばしくて飲みやすい、とお客さんにも好評のオリジナル商品となりました。

ご夫婦の出会いがなければ生まれなかったブレンド！

これは飲んでみたい！と購入をお伝えしたところ、黒豆の匂いがミルにつくため、黒豆ブレンドだけはお店で挽いてのお渡しになるとのこと。

待っている間、めっちゃいい匂いがしてきました。

コーヒーと黒豆の挽いた状態。

これを混ぜて…

出来上がり！

家で淹れるのが楽しみだー！

コーヒーのある日常

手軽に、気負いなくコーヒーを楽しんでほしいと、価格帯もお試ししやすい金額です。

コーヒーの王様ブルマンがこのお値段！

次回はちょっと贅沢してこれを買おうか…いやでも、酸味のあるモカも好きなんだよな…とご店主に相談したら、

「モカの酸味にコクを足したのがこっちのキリマンジャロ、まろやかにしたのが池田ブレンドです」

　

そう、こういう相談をお店の人としたかったんです！（2回目）

好きな味を増やしたい時や、お土産で迷った時にその場で相談できる有難さ。

実店舗だからこその魅力です。

…まあその結果、どれも美味しそうで、次回何を買うかが全く決まらないままになりましたが。

いいんです、気候が変われば舌が求める味も変わりますから、その日気になる味を選べば！

家に帰って淹れてみた！

さっそく黒豆ブレンドを淹れてみました。

香りは黒豆の香ばしさが強いですが、飲んでみるとコーヒーの味もしっかりと感じられて満足感があります。

クセが少ないのでごくごく飲めるから、食事にも合いそう！

コーヒーの苦みや酸味が苦手な人でも飲みやすいのではないでしょうか。

…そして、これは、アレと合うのでは？

というわけで、ちょっとだけ残っていたお節の黒豆と一緒に2杯目をいただきます！

めっちゃ合う。

最後に

朗らかなご店主夫妻と美味しいコーヒーは地域の人に愛されて、中には常連さんのお孫さんが大きくなってから買いに来て、親子３代ここのコーヒーを飲んでいるそうです。

子供のころから行ってるお店にずっと通えるって、いいなあ。

「珈琲屋いけだ」のコーヒーは通販でも販売していますが、お近くの方はぜひ一度、足を運んでみてください。

珈琲屋いけだ