「かかし」ってブームなの?熊本市内で見つけた「かかし」がめっちゃリアルだった
案山子(かかし)とは作物を荒らす鳥獣を防ぐため、田畑に立てる竹やわらなどで作った人形。そんなかかしに騙され、笑顔になって、平和を祈った話です。
事件は御幸7丁目で起こった!?
先日散歩をしていたら、きれいな菜の花が咲いていたので、撮影しようと思い近くまで行ったところ、人影が。
こんにちはー!
声をかけてみたところ返事がありません。
こんにちはー!!
くまモンがこっちを覗いていますが、誰も振り向いてくれません。
近づいてみると、「かかし」!
ここは熊本市御幸7丁目の住宅地にある畑。近くにはバス停もあります。すっかり騙されました。
鳥も人もびっくりする「かかし」でした。
新市街にも「かかし」が!
くまもと花と緑の博覧会会場の新市街にも「かかし」が!
天草の宮地岳かかし村の「かかし」が展示してありました。牛深ハイヤを踊っているかかしのようですね。
すごくリアルです。
そして楽しそう!一緒にお神輿担ぎたくなります。
コロナ禍でマスクが普通になってきた生活に、この「かかし」達はマスクなしの生活でコロナ前に戻ったような気分になりますね。
「幸せを呼ぶ宮地岳かかし村」とのぼりがあり、ここは以前、肥後ジャーナルで取材させていただいた事があります。
2017年に取材させていただいたときは320体のかかしの数で、町の人口の約半分だったのですが、
かかしか人か分からんて!3月にオープンした天草の道の駅「宮地岳かかしの里」がいろいろやばい
2021年には530体に!町の人口を超えていました。今年は580体にパワーアップしているそうですよ!
宮地岳の「かかし」さんは、表情も豊かで見ているだけで笑顔になりますね。「幸せを呼ぶ」というキャッチフレーズは作り手側の町の方も、見に来られた方も笑顔になる幸せの「あかし」でしょうか。(うまいこと言ったつもり。)
平和を祈るかかし
今までご紹介した「かかし」は人型のかかしですが、現在の田畑で多く見られるのは、カラスに似せたポールのついた旗のようなものを畑に刺してあるのを見かけます。
こんな感じのハタハタとはためく「鳥獣避け」をみかけますが、熊本市秋津の小麦畑には変わった色の鳥避けが。
よーく見ると
ウクライナの国旗のようですね。
平和への祈りが感じられる風景。
まとめ
取材中に見つけた「かかし」をご紹介しましたが、「かかし」で鳥害を防いだり、町おこしに使って人々を笑顔にしたり、平和の大切さをしみじみと感じたりと、田畑が多く残る熊本ならではの知恵とアイデアに、見ている私たちも考えさせられますね。
「かかし」に話を聞いてもらえる「かかしカフェ」とかできたら、お一人様でも寂しくないかも!?
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