熊本地震から丸三年が経過。熊本市動植物園はその影響から、一時休園していました。部分開園や夜間開園などの限定開園を経て、昨年末、ようやく全面開園しました。ただもとに戻っただけではなく、魅力も増し、新しくなった熊本市動植物園に行ってきました!
全面開園でかわいいの動物たちに会える!
昨年12月22日から全面開園となった熊本市動植物園。4カ月ほどたった今でも来場者は多く、午前中からたくさんの来場者でにぎわっていました。
復旧した正門のゲートをくぐると、しっぽを器用に操り、自在に動くクロクモザルたちが歓迎してくれます。
サイやカバも、震災前と同じようにのんびり暮らす平和な光景が見られます。
子どもたちに人気のゾウやキリン、カピバラなどの小動物も元気で、見ているだけでも癒されます。
植物ゾーンや遊園地ゾーンも震災前と同じように楽しめます。
猛獣舎がガラス張りになり迫力倍増!
熊本地震で獣舎が損壊し、福岡県の動物園などに預けられていたユキヒョウやライオンなどの猛獣たちも帰ってきました!
全面開園に合わせ、猛獣舎の一部はこのようなガラス張りの展示になりました。
以前の鉄格子の檻とは違って、ガラス張りだと動物たちの姿がよく見えます。
ユキヒョウも間近で観察できます。
たくさんの人が集まっていたのがライオンの檻です。
ガラス張りなので、猛獣の迫力倍増です!この日はたまたまライオンが起きていましたが、夜行性の動物も多いので、昼間は寝ていることも…。動物たちを興奮させたり、ストレスを与えたりしないよう、ガラスを叩いたりはしないようにしましょう。
新しい顔ぶれの動物たちもたくさん
全面開園に伴い、ほかの動物園から新しくやってきたニューフェースもたくさん!
初公開のビントロング。
クマのようなネコのようなかわいらしい動物で、木の上や天井の網を機敏に動き回っていました。
福岡市動物園からやってきた、アフリカタテガミヤマアラシのリオくん。
体の針を立てるとこんな姿に…!豹変っぷりに驚きです。
秋田の大森山動物園からはるばるやってきたワシも、威風堂々たる姿でした。
東海大学チャレンジセンターの学生さんたちが作った面白い動物紹介アイテムもいくつかありました。子どもも大人も楽しみながら、動物への知識と理解を深められそうです。
マナーを守って楽しもう!
熊本市動植物園では、ホッキョクグマのマルルのプールに異物が投げ込まれたりする残念な出来事があったそうで、ホッキョクグマのプールにはネットが張られることになりました。
ネット越しで、上からマルルを見るかたちになります。
ほかにも、「ガラスをたたかないで!」という注意書きがあるにも関わらず、来園者がガラスを叩いて動物を驚かしたりすることがあるそうです。
来園者のこのような行為により、園内での規制が増えると、今後、自由に動物たちを観察することもできなくなります。熊本市動植物園の動物たちが少しでもストレスなく暮らせるように、マナーを守って楽しく観察しましょう!
熊本市動植物園
開園時間 | 9:00~17:00(入園は16:30まで) |
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休園日 | 毎月月曜日 ただし、第4月曜日は開園し、翌日が休園(祝日の場合、次の平日) |
ホームページ | http://www.ezooko.jp/Default.aspx |
電話番号 | 096-368-4416 |
ライター紹介
ちえ
熊本の人、温泉、自然、グルメ(&お酒)をこよなく愛する30代。好奇心旺盛な行動派で、自称「アクティブガール」ですが、もうガールと呼べる年齢でもないという悲しさ・・・軽いフットワークと、あふれるバイタリティーで、人生謳歌中です。
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