熊本県民なら誰しも心当たりがあるのが「熊本あるある」。
肥後ジャーナルでも色んなあるあるをご紹介してきました。
あなたは何歳!?「熊本県民あるある」を3つに細分化したら「年代別あるある」が見えてきた
しかし思ったのです。
これって熊本県民側から見たあるあるで、県外から見た熊本あるあるじゃないなと。
そこで今回、熊本に移住してきた人に
「熊本あるある」と「ここが変だよ熊本市民」をぶっちゃけてもらおうと思います!
これから「熊本市に移住したいな」「Uターンで帰ってこようかな」「てか熊本好き!」って方にとって結構有益な情報盛りだくさんですよ!ぜひ最後までご覧ください!
参加メンバー紹介
今回、ぶっちゃけ座談会に参加してくださった移住者メンバーをご紹介します。
大阪府出身川西さん(株式会社九州ソフタス)。システムエンジニア。
2010年6月に熊本市へ移住。
移住理由は、長期出張で熊本市にきたもののなかなか抜けることができず、熊本も好きなので「じゃもう住んじゃえ」と決断。
埼玉県出身 木口さん(株式会社ワークスアプリケーションズ・エンタープライズ)。企業向けのシステムエンジニア
2021年1月に熊本市へ移住。
移住理由は勤務先が地方に拠点を作ろうというプロジェクトで熊本拠点をつくることとなり自身も移住。転勤ということではなく自らの意志で熊本市を選択したのだとか。
長野県出身 前嶋さん。
2021年11月に熊本市へ移住。
移住の理由は旅行で訪れた南阿蘇に惚れ込んだこと。運転免許がないと南阿蘇に居住するのは難しいのではと言われ熊本市に移住。
忖度一切なし!熊本の印象を聞いてみようと思います!
「こんにちは!今回は移住者から見た熊本についてぶっちゃけてもらおうと思います!司会は1回も熊本を出たことないことでお馴染み、伊藤でございます!!」
「よろしくお願いします」
「お願いします!」
「お願いします」
移住者からみた「熊本あるある」
ということでまずは定番の質問から。
「まずはこちらから。移住者ならではの「なんでそうある?熊本市民!」を教えてください!」
「めちゃくちゃ親身なんですよ。その分、すごく人を見てるなと感じますね」
「特に子連れだと結構声掛けてくれるの驚きでした」
「私、銀行口座を作ったんですけど東京じゃまず考えられないほど丁寧な対応でしたね」
「そう。ただ一つ注意点が、その親身、優しさを当然のものだと思って対応したらダメ。熊本の人って決して見返りを求めている訳じゃないんですよ。でもその優しさに甘えっぱなしだとダメ。ギブ&テイク」
実は副業で週末は遊漁船の船長をしている川西さん。
荒くれものが多い海の男たちにしごかれた経験も持ちます。
「”なんかぬしゃ”って言われると嫌われてんのかなって」
「言い訳じゃないですが言わせてください。熊本の人の”なんかぬしゃ”には大した意味はないです。なんなら口癖という方もいます」
「ですよね、今となっては分かります。結構上下関係があるのでしっかり踏まえておけば案外スルッと懐に入れますね。一回入ればものすごく面倒見てくれますし。
あと驚いたのが仕事で何かトラブルあったときに”どうしてそうなったの?”ってまず原因を聞いてこられるんですよ。例えばシステムに不具合が発生するじゃないですか。他の地域の方って”どうにかしてください”しかないんですよ。
で、トラブル解消してもそれは当然の仕事なので特段何か言われることもない。
でも熊本の人ってまず原因を聞いてトラブル解消した後に必ず”ありがとね”って。そこすごいなあと思ってます。」
「あーなんか分かる気がする」
「一生懸命している人に対してはものすごく寄り添ってくれるし、困っていたらとことん付き合う、みたいな」
「あと高校の名称知っておくのも大事ですよね」
会話になるとやはり高確率で「高校どこですか」と聞かれるのだとか。
「県外出身者と分かると向こうも申し訳なさそうにされるので、有名どころの高校の名前は憶えておくといいですよね。それでどうにか乗り切れます」
「そういえば、案外熊本の人って仕事中だと方言出ないですよね」
「私はビジネス熊本弁なのかなって思ってました」
「どういうこと??」
「いや仕事してるときってみんな基本的に方言出ないんですよ。退勤時間過ぎたり県内出身者だとわかるととたんに出てくる」
「わー!あるある!あれ?言った方がいいのかな?って気を使ってくれてるんでしょうか」
「ちなみに熊本弁わからなかったとかありますか?」
「大体分かります」
「固有名詞と固有名詞の間の方言が分からない時もありますが、そういった時には「これこれこういうことですよね」って聞き返すようにしてます」
「でも逆に子供の迎えとか行くと保育士さんは強めの方言で来られるので、おおって」
出るわ出るわ。しかしそういう見方をしたことがなかったので、聞いているこちらも「確かになあ」と感じてしまうことばかり。
せっかくなので「おらが熊本自慢」
「移住者から見た熊本の自慢を教えてください」
「私はゴミゴミした所が嫌いで、熊本ってほんっとちょうどいい。」
「ちょうどいいですよね‼」
「分かります‼‼」
「当たり前になっちゃってる人間からすると何が良いんだろうって思っちゃう。」
「ちょっと物足りなさはあるんだけど、その物足りない感じが良いんです!何でもある所だと、それが当たり前になっちゃうんだけど、なかったら工夫をしようって思うんですよ。熊本の交通を良くしようって話も聞きますけど、もし自分が出勤するときに渋滞してたら渋滞しない時に出勤するように会社に言えばいい。会社がうんと言うかは別ですけど。
無いからダメなんじゃなくて、無いならじゃあどうしようって。だから丁度よい。」
「あとドライブはどこ行っても走ってるだけで楽しい。阿蘇行った時の感動はやばい。」
「私は月に1回くらい母や友達と阿蘇に行くんですけど、毎回新しい発見があって楽しいです。」
「関東で首都高とか走ると、1時間経っても周りがビルなんですよね。もうずっと走っても同じ景色なんです。山の景色は変わるじゃないですか?それはこっちならではかなぁと思います。」
「食とかはどうですか?」
「飲食店はどこに行ってもハズレがない!揚げたてのからし蓮根ってこんなに美味しんだって。冷えたやつしか食べた事がなくて。あ、こんなに違うんだって。」
「あ、そう!コスパも良いですもんね。スーパーに馬刺しがあるのも感動です。日常的に食べれるんだなって。」
「タイとぶりは九州のものが1番美味しいと思います!」
「水もきれいで美味しい。江津湖の透明度すごくないですか?あんな街中なのに。僕、江津湖好きすぎて江津湖近辺から江津湖近辺に引っ越しましたもん」
「どういうこと?笑」
全く土地勘がなかったので、とりあえず市電沿いの築浅マンションを最初に選んだ木口さん。
その時にたまたま借りた神水という地域がとても気に入り、より熊本ライフを満喫するなら戸建てかなと思いまた引っ越したのだそう。
「築年数は結構たってるんですけど、4DKで家賃6万代ですよ!?東京ならせっまい1Rで10万するのに!満足度高いです」
話は尽きませんが時間の都合で今日はここでお開き!
あつい熊本愛を語ってくださりありがとうございました!!
1月27日に移住セミナー「くまもと移住ラボ 熊本はどう?~地方移住が気になる方へ~」開催!!
熊本市では、1月27日(金)に東京・有楽町のふるさと回帰支援センター セミナールームCで、移住セミナー「くまもと移住ラボ 熊本はどう?~地方移住が気になる方へ~」を開催するそう。
座談会にも参加された木口さん、川西さんをゲストに迎え、総務省地域力創造アドバイザーの堀口正裕さんとトークセッションや交流会をされます。移住してよかったことはもちろん、覚悟が必要なこと、思ってもいなかったギャップなど移住の“リアル”を深堀します。
詳しくはこちら
また、すでに熊本市に移住された方にも朗報です!
熊本市で移住者アンケートにご協力頂いた方10名様に地場産品詰め合わせが抽選で当たるキャンペーンが実施中だそう。下記からアンケートに答えられますよ。
https://kumamotodo.jp/iju_survey/
【1/27開催】くまもと移住ラボ 熊本はどう?~地方移住が気になる方へ ~
日時 | 令和5年(2023年)1月27日(金) 19:00~20:35 |
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会場 | ふるさと回帰支援センター セミナールームC(東京都千代田区有楽町2-10-1東京交通会館8階) |
定員 | 20名 (事前予約制・先着順) |
参加費 | 無料 |
お申込み方法 | 下記のフォームよりお申込みください。 |
お問い合わせ | お問い合わせ: 株式会社河内研究所 096-288-1550(営業日 平日10:00~19:00) |
主催 | 熊本市 |
共催 | 認定NPO法人 ふるさと回帰支援センター |
電話番号 | 0120-131-619 |
ライター紹介
川上
理系育ちの元研究者で元バンドマン。人見知りなのにグルメサイト、広告代理店の営業をして熊本県内を回っていた経験あり。ほとんどの場合年下に見られるが昭和生まれ。特技はお酒飲んだら友達が増えている事。
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