家にいるように気楽に、自分でコーヒーをついで飲んだり、パンを食べたりできるのに、空間はしっかりオシャレ！

…という斬新なセルフカフェが、2024年7月・並木坂にオープンしました。

約5,000冊の蔵書に、熊本が誇るお店が提供するドリンク＆フード、グリーンに囲まれた空間など、コンテンツが充実していて、週５回通う人もいらっしゃるのだとか…、そんな素敵なブックカフェに行ってみました！

並木坂のロジパン２階にある特別な空間

「本と音楽と珈琲と、共栄堂」があるのは、並木坂のROJI BAKERYの２階。

パン屋さん横の青い「P」の看板下の階段から上がった２階がカフェになっています。

「共栄堂」の看板を目印にされてくださいね！

訪れたのはちょうどお昼時…。

入口で、「ROJI BAKERYさんのパン持込OK！」という嬉しい看板を見つけ、パンを１個購入して２階に上がってみることに…。

階段を上ると突き当りに茶色い壁があり、その左側がカフェになっています。

入口から入るとすぐ、フリーペーパーが置いてあるテーブルがあり、まずはセルフレジに行くように案内が…。

奥にセルフレジとカウンターがあり、店内は想像以上に広々！

ガラス張りで外の景色も見ることができ、光が射し込む明るい空間になっています。

「green note」さんが手がけられたグリーンもいたるところにあり、豊かな植物たちに癒されます。

街なかにありながら、喧騒とは無縁で、なんだかもう空気感が違う…。静かに落ち着ける場所です。

ドリンクはセルフ＆キャッシュレス注文

こちらのカフェ、スタッフの方がいらっしゃる時もありますが、ドリンクも注文もお支払いも片づけも、ぜ～んぶセルフサービス！

カウンター横にあるこちらの大きなパネルで、まずはドリンクを注文。
こちらのカフェは現金不可・キャッシュレスオンリーとなりますので、ご注意ください。

メニューはというと、珈琲回廊のコーヒーや福田農場のジュース、熊本クラフトコーラのチャイに、ARBOLのアイスなど、熊本が誇る上質なドリンクやフードが大集合！

クレジットカードや交通系のアプリなどでお支払いを済ませたあとは、セルフでドリンクを用意します。

コーヒーはカウンターからカップをとって、ボタンを押してマシーンで抽出。

ジュース類は冷蔵ケースの中にあり、こちらも自分で注げます。

「フランス食堂　ル・ブリアン」のテリーヌなどもあり、セルフカフェとはいえ、提供されているものは熊本のよかもんばかり！

こちらも熊本名物・黒糖ドーナツ棒が１本無料という嬉しいサービスもあり、コーヒーとドーナツ棒を持って席へと向かいます。

約5,000冊の蔵書とこだわりのスピーカー

こちらはブックカフェになっており、店内には約5,000冊もの本や雑誌が並んでいます。

壁一面の立派な書棚には本や雑誌がいっぱい！

こちらのカフェ、プロモーションパートナーズ・共栄コア（広告代理店）が経営するカフェで、並んでいるのは会長と社長の個人蔵書なのだそうです。音楽好き、読書好き、サブカル好きというお二人が趣味で集められた蔵書は、背表紙だけでも見ごたえ十分！

永井荷風の激レア雑誌や、今から70年ほど前の雑誌があったりと、そのラインナップには目を見張るばかり！

本や雑誌のほか、漫画もいろいろありますよ！

「タウン情報クマモト」のバックナンバーもあり、当時を振り返りながらページをめくるのも楽しい時間です。

マッキーさんやまさやんなど、熊本のタレントさんによる選書コーナーも…。

マッキーさんのコーナーを見ると、池波正太郎の時代小説から「宇宙兄弟」まで幅広いセレクトで、こういった仕掛けも楽しいですね！

音響にもこだわりあり！のんびり過ごせる自由空間

本だけではなく、素敵空間を彩るBGMにもこだわりが…。

スピーカーは「HIGO BEAT」さんによる小国杉を使ったスピーカーで、お店が選曲したレコードが流れています。

本を読んだり、お友達とのおしゃべりを楽しんだり、音楽を聴きながら自由に過ごせる居心地抜群のカフェです。

Wi-Fiも完備されているので、パンを食べつつお仕事をしてみましたが、やっぱりこういう場所だとはかどりますね！

最後は返却口にカップを返して、隣のごみ箱にゴミを捨てれば、好きな時にふらっと退出してOK！

こんなセルフカフェ、初めて体験しましたが、感想はというと、

めちゃくちゃ気楽！！！

セルフサービスなのに、ドリンクもフードもスピーカーも…熊本ならではの特色が存分に発揮されていて、地元愛があふれる上質なブックカフェです。

またリピートして、本もどっぷり読みたくなるお店。

イベントスぺ―スとしての利用もできるので、ぜひ一度足を運んでみてくださいね！

本と音楽と珈琲と、共栄堂