「田崎市場」の愛称で我々になじみのある、熊本地方卸売市場。昭和38年に市場が開設された当時あった10軒以上の飲食店は、今はほぼなくなってしまったそうですが、そんななか、市場開設当初から50年以上営業を続けられている食堂がありました!
活気がある庶民派食堂
こちらが田崎市場内の老舗「万榮食堂」です。飾らない昭和風の外観にのれん…味のある雰囲気です。
中に入ると、壁には料理写真やポスターなどがぎっしり貼られており、このわちゃわちゃ感が庶民派食堂の雰囲気を醸し出しています。
有名人のサイン色紙も多く、人気っぷりがうかがえます。
13時をまわった時間でも、店内はカウンター席もテーブル席も満席!
奥にもテーブル席と小上がりの座敷席があります。壁に吊るされたカレンダーに、懐かしのダイヤル式の黒電話まであり、昭和感ここに極まれり!
お手軽丼から豪華定食までメニューも豊富
お店のメニューがこちら!
リーズナブルな定食や丼ものから、2,000円の豪華な海鮮丼定食まで、イラスト付きで紹介されています。英語での解説もついていて、海外の方にも親切なお店です。
市場の新鮮な海鮮が楽しめる
こちらは値段も手ごろなまぐろ山かけ丼です。使われているまぐろはもちろん、目の前の魚市場で仕入れたもので、とれたてで鮮度抜群!山かけは、すりおろしたものではなく、細かく刻まれた山芋が乗っています。
まぐろは柔らかく、期待を裏切らないおいしさです。染み込んだタレが、さっぱりしていておいしい!醤油で食べるのとは違って、どれだけでも食べられそうです。玉子のまろやかさと野菜のシャキシャキ感もあって、最後まで飽きがくることがありませんでした。
特製ラー油で二度おいしい!
テーブルの上には、セルフサービスの漬物と一緒に、特製のラー油がおいてあります。これがまた、にんにくがきいていて美味!やみつきになる味です。お店の人に、「味噌汁に入れると、中華スープみたいになっておいしいですよ」と言われ、疑いを持ちつつも味噌汁に入れてみると…
酸辣湯みたいになった!
食べてみると、確かに味も大きく変わって、もはや味噌汁ではないスープ!味噌汁が、一度で二度楽しめる感じです。もちろん、ご飯にもよく合い、持ち帰りもできるので、帰りに買って帰るお客さんも見られました。
まとめ
50年以上続く「万榮食堂」は、市場の新鮮な食材を手ごろな価格で味わえる、活気のある食堂でした。現在活躍されている二代目は、紅蘭亭で10年修業されて戻ってこられたそうで、酢豚定食などの中華料理も楽しめます。朝6時半から営業されているので、朝食で行くのも良さそうです。
万榮食堂
営業時間 | 朝6:30~15:00 |
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定休日 | 水・日曜日 ※市場の休みに準ずる |
電話番号 | 096-323-2833 |
ライター紹介
ちえ
熊本の人、温泉、自然、グルメ(&お酒)をこよなく愛する30代。好奇心旺盛な行動派で、自称「アクティブガール」ですが、もうガールと呼べる年齢でもないという悲しさ・・・軽いフットワークと、あふれるバイタリティーで、人生謳歌中です。
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