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とじる
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とじる

秋土用って10月20日~11月6日までなので水俣に鰻を食べに行ったら鶴の恩返しをうけました!

ライター:伊藤 伊藤

水俣シリーズ(勝手にシリーズ化)第4弾!!

第1弾は水光社

第2弾は中屋醸造

第3弾は亀万

第4弾は「かしわぎ」

水俣といえば絶品の海鮮料理が自慢ですが、かしわぎの逸品は

うなぎ!

前回同様、水俣市の向川さん・中島さん・(一社)みなまた観光物産協会の西川事務局長の協力のもと水俣を堪能いたしました。


今回はとことん湯の鶴!!

水俣には、バラ園・フィッシングパーク・湯の児・美貴もなか・蜂楽饅頭・チャンポンなどなど、ほぉいっぱいヨカトコ・ヨカモンがありますが、全部すっ飛ばして今回は

湯の鶴!!!

湯の鶴!!!

にフォーカスします。

湯の鶴温泉とは…700年前に平家の落人によって発見された。鶴が湯浴みをし体を癒していたところを発見したことから、湯の鶴の名前が付いたと言われています。

この温泉街の住所が、どストレート

湯出

お湯が出るから「湯出」。純度100%の住所名です。

湯出川を挟んで、宿と道が1kmほど続く温泉街です。

温泉マップを細かく見ると

ナニュ?全国初の全天候型ゲートボール場だと!コレは早速湯の鶴自慢を発見、見に行かねば。

ここか。確かに雨でもできそう、しかも傍らには

ネットなし卓球台。もうこれ以上は深追いしまい。

ん?近くに「ほたるはし」という真っ赤な橋があるらしい、ホタルの時期はめっちゃきれいな自然の光のショーが繰り広げられるそうです。

「一度に10人以上で渡らないでください」と注意書きがありました。

寒いんですけど、その風光明媚に寒さを忘れます。

通り沿いには、足湯もありました。

温泉街を3往復ほどしたので、足が疲れていましたが、ぬるめの温度が徐々に疲れを取っていきます。

ぶらぶらと温泉街を歩いてると、不思議と心が落ち着きます。

今回お世話になるのは創業70年の喜久屋旅館さん

昭和の旅館らしさを今も体感できる、希少な旅館の一つです。

受付にて、宿泊手続きをすると

3000円分の

みなまた観光応援券がもらえます!

コレで湯の鶴を満喫しまくるぞーー。

そこへ、水俣市役所:向川さん登場

向川さん

こんにちは!!1ヶ月ぶりですね

では車に乗ってください。

伊藤

は?なんで。

と乗せられて向かったのは、先ほどのゲートボール場。

水俣の7割は山なんです!その山と会話してみた

そこに待っていたのは

左から、水俣市役所の中島さんと観光物産協会の西川さん。と誰だろ…

西川さん

聞いてますよね?

矢筈岳トレッキングの話。

今から行きますよ!

着いて早々トレッキングですか?ひとッ風呂くらい楽しんでからで良くない?と内心思いながら、

インストラクターの海岳:杉本さんに、5,000円とみなまた観光応援券1,000円の合計6,000円(保険料込)お支払い。

服を着替えたら、矢筈岳へ強制連行されました。

なにここ…置き去りにされたら、絶対帰れない。

楽しいトレッキングって聞いてたけど、楽しさ皆無なんですが。

伊藤

ちょ!杉本さん、めちゃ重装備じゃん!!

おれ超軽装なんすけどー。嫌な予感しかしない。

(西川さん張りきってる!)

とりあえず、山に入りましょう…

割と歩きやすい山道でした。コレならば会話を楽しみながら行けそう。

杉本さん

ほらほら、山には食べられるものがたくさんあるんですよ!

山いちご、甘酸っぱくて美味しい!

ムカゴ。インストラクターの杉本さんは、ムカゴを見つけると狂ったように拾ってました。

杉本さん

炒めて食べるとめっちゃうまいんです!ムカゴご飯も最高!!(すんげぇムカゴ愛でした)

食べれる山菜と食べれない山菜、この区別は素人には無理です。インストラクターさんがいると、安心して口に入れられますし、自分達だけで登ったら気づかずにスルーしてますもんね。

「ここから登りましょう」と指差した先は

NO道

伊藤

どっから登んだよ!!

あ、地図があった!!

ざっくりの極み

ということでわかりました。この山はインストラクターさん無しでは危険すぎる。

道どこ??てか速すぎるみなさん。(もちろん安全なところで待っててくれます。見捨てたりはしません)

なんだこの傾斜…そしてこの景色はモンハンで見たことある。

杉本さん

水分をこまめに取り、大股で歩かず少しづつ行きましょう。安全第一です。

汗がじんわり出てきたが、山風の爽やかさと緑の香りの所為か、登り始めより疲れを感じない。

おおお!山頂まであと5分!人吉のかめさんに感謝。

ついに登頂!

皆んなその絶景っぷりに、いっときの間無言になりました。

西川さん

疲れた体には甘いものがいいですよ。

水俣名物「三太郎餅」です。

杉本さんが淹れてくれたコーヒーで乾杯!

こんなにも美味い餅とコーヒー、体験したことなかった。トレッキングの向こう側には、こんなご褒美が待っていたとは。

英気を養ったら、下山です。

下山時が最も怪我が多い、ということで細心の注意を払って下りていきます。

向川さん

足滑らしたら、あっという間に、下山できますね…ゴロゴロと。

それは下山とは言いません。

途中にあった「坐禅岩」

すごく不思議な岩で、伊藤が座っているところはフワフワしてるんです。行った際には是非座ってほしい!いい休憩にもなります。

無事に帰ってまいりました!!(水俣の方はなんでダチョウ倶楽部のマネなんだろ)

いやーー!清々しいとは正にこのこと。マイナスイオンも浴びて、疲れるどころか自然の力を吸収したような気分です!

杉本さん

みなさんお疲れ様でした!!

登ってわかったと思いますが、低い山だからと行ってナメて登ると、大変痛い自然のしっぺ返しをくらいます。

登山経験者がいない場合は必ず、我々にご相談ください。安全と新発見を楽しみながら登山できます。

海岳facebook

安心したのか、全員のお腹が一斉に「ぐぅ〜〜」

うな丼で疲れを一気に吹き飛ばす「食処かしわぎ」

湯の鶴温泉街のほぼ真ん中に位置する「食処かしわぎ」。ここは鹿児島県大隅産の国産うなぎを使用しています。

疲れた体に、うなぎパワーは染みるんだろうなぁ

お店の2階に通され、みんな席に着くと

疲れすぎだろ!

まぁ、仕方ないですよね。

中島さん

あったかいお茶ですぅ

伊藤さん、めっちゃ疲れてますね。

うなぎ食べる元気すらないなら、私食べますよ。

座った途端、どっと疲れて食べる気すら失いつつあったのは正直なとこ。ところが

やってきました、うな丼(並)。これ目の前に出されて食わぬは、男の恥でしょ!

肉厚でフワフワ!

いただきますぅ!!

一気にかき込む伊藤。貪るとはこのこと。

焼き目の香ばしさと、タレの甘みが食欲を掻き立てます。

川のせせらぎを聞きながら、昭和な空間でうなぎを食す。熊本市内にいては体感できない空間です。

水俣名物ちゃんぽんや、日替定食などのメニューもあります。

一気に疲れが吹っ飛びました!!!ごちそうさまでした!!

ここでも、みなまた観光応援券1,000円分を使い。1,600円のうな丼定食を600円で食せました!

今夜のお供を買いに「岡部商店」へ、途中に川ガニが挟まれます

店を出て旅館に戻ろうかと思ったけど、今夜の晩酌買えるとこ聞いとかないと。

湯出地区の自治会長さんと遭遇。

付いて来なさいというので、付いていくと

狭い路地階段に連れ込まれました。

階段を降りるとそこは川ッペリ(川沿い)、するとさっき「かしわぎ」でみた物体が。

それ、さっき見たよ、うなぎでしょ?

と思ったら。

え、なにこれ???

川ガニ!

ってか、ワタリガニ並みにデカイ!

話を聞くと、このカニは「モクズガニ」というそうで、淡水に住む蟹としては最大級。湯出川のカニはかぼちゃが大好きで、その所為か身も味噌も甘みが豊富。

もちろん食卓に並ぶこともこの時期にはお多くなる。湯の鶴の方々は、海山川の恩恵に毎日感謝して生活をされています。

自治会長さんに別れを告げ、お次は夜のお供を購入に

向川さん

湯の鶴に古くからあるコンビニがあるのでいきましょう。

「岡部商店」さん。(コンビニではないね)

出迎えていただいたのは、岡部商店の3代目。ここは、湯の鶴のお土産屋さんとして100年近く続くお店です。

岡部さん

うちは祖父の代から、竹細工ば作っとりました。

いまも、私が細々とつくっちょります。

地元で採れた竹を削って、箸を作ってらっしゃいました

1本1本手作り、目の前で世界に1本の箸が作られていきます。

岡部さん

私の父は、曲げわっぱば作りよったんですよ。

これぞ伝統工芸、高い技術を要する手作り品です。

お土産に、スプーンとしゃもじを買いました。

伊藤的にテンションが上がったのが、こちら

任天堂の花札!

昔やってたなぁ。思わぬ出会いに、ほっこりしました。

みなまた観光応援券で、お土産と夜のお供GET

ほぼ無料でした。

待望の喜久屋旅館にただいま!自然の恵たっぷりの晩御飯

ただいま。歴史感じる看板にご挨拶。

ノスタルジックな玄関を入ると

まず検温。36.1℃でした。

案内されたお部屋は、

鍵が南京錠、可愛サァ。

室内は純和風。1人には勿体無い広さです。快適。

畳最高。奥にもスペースがあり、そっちの部屋から和室を覗くと

あら素敵。湯の鶴だけにね。

女将さんの「晩御飯できましたー」の声が。別室に案内されます。

海山川空すべての食を網羅した、贅沢な晩御飯です。

これが付いて1泊8,800円です。嘘のようなホントの話です。

大人のおままごとに、ニヤケが止まらない伊藤。

鮎はガブリと、イかせていただきました!

牛肉は炙る程度、やわやわで頂く。

残さず全部いただきました!ホント美味しかった、「幸のお戯れ」という名前をつけたい。

満腹からの温泉…もうこれだから、温泉旅館はやめられない。

露天檜風呂を最初にいただきました

こちらは、200円で立ち寄り風呂可能です。

ここのお風呂は浴槽の底に大きか石がゴロゴロ転がってるんです。

歩くと、不安定ですが、足つぼが刺激されて気持ちいいんです!

続いて貸切岩風呂

ここは何が凄いかって

脱衣所が超広い!大浴場並みですよコレ。

昭和にタイムスリップした気持ちで、とことんボンヤリできました。

ポカポカのまま布団に入り、寒い朝でもスッキリ目覚めることができました。

いよいよお別れの時

朝食をいただき、女将さんにお礼を言い玄関を出ると

「他を抜く温泉」とたぬき像が。納得せざるえを得ない泉質でした。

玄関を出た先には、足湯もあります

この日は空でした。

女将さんが

「ああ、お土産ーーー」

と言って渡してくれたのが

みなまた茶。

お茶好きの伊藤にはありがたいお土産でした。

1泊2日の旅…みじけーよ。もっと居たいよ。

湯の鶴の棚田や飲湯や湯の鶴神社などなど、紹介しきれなかった素敵なスポットが盛りだくさん。

なによりも1番心に残ったのが、喜久屋旅館の女将さんの優しさ

ほぼ1人で切り盛りしていて、忙しいのに優しく語りかけて気遣ってくれました。

思ったよ。

温泉も素晴らしい、街並みも情緒豊か、ご飯も美味しい。でも

結局人間力。

自治会長さんも、「かしわぎ」の女将も、岡部商店さんもみんな、今まで伊藤が湯の鶴に住んでたかのように、普通に話しかけ受け入れてくれるんです。

なんか、書きながら涙ぐんでしまいました。ありがとう、湯の鶴。

また、心のデトックス&リフレッシュに行きます。

湯の鶴をはじめ、水俣の様々な観光情報と、みなまた観光応援券の情報は

↓↓↓

みなまた応援キャンペーンHP

ライター紹介

伊藤

伊藤

演劇の先生やったり、アニソンやメタルのDJやったり、バンドやったり、サブカル好き思春期48歳独身。健康診断で中性脂肪が赤信号だったので、たまにジョギングすることにした。やっぱり犬が好き。

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