下通りアーケードをドンキホーテから駕町通りに抜ける途中、ビル中にある中華料理店「桃色大飯店」。美味しい担々麺が人気のお店でしたが、6月中に閉店し、福岡に移転することが分かりました。しかも何故か閉店までの期間限定で中華そばに絞って提供。それがしこたま美味しいんです。「中華そばさよなら」そんな看板に釣られるようにビルの中に引き込まれていきました。
中華そば さよなら
「中華そば さよなら」。
そんな看板を見て何事かと思いました。
ここ、担々麺が人気の中華料理店「桃色大飯店」なんです。
実は福岡市中央区赤坂の地下鉄赤坂駅の近くに移転するそうで、この熊本店は6月中に閉店するそうです。
最後に「ずっとやりたかった」という中華そばを提供しています。
桃色大飯店 最後の新メニュー 「淡麗 醤油らぁ麺」
「桃色大飯店」の最後のメニューは、「淡麗 醤油らぁ麺」のみ。特製にすると、半熟煮玉子追加のチャーシュー増し増し。
「醤油そば さよなら」そんな文字と一緒にこの醤油ラーメンの説明がありました。
完全無添加で作った「安心して最後の一杯まで飲み干していただける一杯」だそうです。飲み干しましょう。
ということで、迷わず特製の方いっちゃいましょう!
なにこれ優しい 「特製 淡麗 醤油らぁ麺」
こちらが「特製 淡麗 醤油らぁ麺(900円)」。トッピングは別皿で。
「淡麗」の名に違わぬ、整った美しさ。
チャーシューは豚肉だけでなく、低温調理の鶏胸肉。煮玉子は半熟で、ネギも刻み方の違う2種類。
スープは澄んだ琥珀色。ダシは昆布といりこでとっているそうです。
完全無添加で化学調味料不使用。安心して食べられることがコンセプト。
一口すすると、すっと身体に染み込んでいきます。あっさりしているのに、コクがあり美味しいんです。
せっかくなので、乗せてみました。センスなくてごめんなさい。せっかくの淡麗さが……。
麺も試行錯誤したオリジナルブレンドの麺で、国産小麦を使ったかん水麺。細麺なのにしっかり弾力があります。
なにより、ストレート麺なのにその辺のちぢれ麺よりしっかりスープが絡まってました。めちゃうまです。
半熟煮卵の半熟具合も最高です。これにちょっとスープ染みさせるとめっちゃまろやかで激ウマでした。
説明通り、最後の一滴まで安心して美味しく楽しめました。
こだわりすぎて、結構コストもかかってるそうですが、期間限定だからこそこの価格で提供できるそう。
人気店が最後の最後で決めてきたなぁ…と思える一杯でした。
さよならしたくない
店主の福田さんによると「いつか中華そばをやってみたいとずっと思っていた」そうで、このタイミングで出されたそう。
現在の店舗は6月中に閉店予定で、その後順次福岡の新店舗オープンの準備を進めるそう。
坦々麺のイメージが強いお店でしたが、まさか最後にこんな隠し玉があったとは…。
優しい味わいはさよならしたくない、そんな中華そばでした。
桃色大飯店
住所 | 〒860-0807 熊本県熊本市中央区下通1丁目6−4 |
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営業時間 | 11:30~15:00 |
定休日 | 日曜日 |
電話番号 | 08071605121 |
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