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村上春樹さん来熊!CREA <するめ基金>熊本 トークイベントに潜入してきた

ライター:羽田さえ 羽田さえ

2020年2月22日(土)の夜、「村上春樹×都築響一×吉本由美 CREA <するめ基金>熊本トークイベント」が開催されました。
かなり人気のイベントでしたが、文学部国文学専攻出身、B級スポット好きとしては行くしかない!ということで、何とか抽選をくぐりぬけて参加してきました。


そもそも何のイベント?

今回のイベントの中核である「CREA <するめ基金>熊本」は、文藝春秋社の女性向け雑誌「CREA」から生まれたプロジェクト。熊本地震の被災地支援を目的としたチャリティ活動の報告とともに、スペシャルトークイベントの開催でした。

しかしながら熊本県内で新型コロナウイルスの感染者が出たと分かったのが開催前日、2月21日の深夜。
全国各地でさまざまな催しものの延期や中止が相次ぐ中、今回のトークイベントはどうなるのか少し不安もありました。

それでも主催者からイベントは予定どおり開催するとの連絡があり、一安心。
客席の間隔を少し離す、全員マスクを着用する、アルコールティッシュで手を拭いてから入場するという対策のもと、少し緊張した空気の中で行われました。

会場は呉服町電停近く「早川倉庫」

イベント会場は、市電の呉服町電停からすぐの早川倉庫。

着いたのは開始時刻の30分以上前でしたが、すでに道路まで行列が伸びていました。中に入ると満席状態で、むしろイスが足りないほどの盛況ぶり。通常このようなイベントでは、遅刻したり申し込んだまま来なかったりする人も発生しそうなものですが、みんな早々と到着している模様です。

完全に出遅れました。めっちゃ後ろですが、がんばってステージを見つめます。

気になるイベントの中身は?

今回の登壇者は村上春樹さん、吉本由美さん、都築響一さん。
吉本由美さんは熊本出身。マガジンハウスのスタイリストを経て、作家やエッセイストとして活躍されておられます。
都築響一さんは東京生まれ。編集者であり写真家です。珍スポットや秘宝館のオーソリティでもあります。
村上春樹さんはもはや説明不要かもしれませんが、日本屈指の人気作家です。2015年6月、熊本地震後の2016年9月に熊本を訪ね、紀行エッセイを綴っておられます。

↑上の写真左側の紀行文集「ラオスにいったい何があるというんですか?」の巻末に、2度にわたる熊本への旅について書かれています。

今回のイベントでは、登壇者の写真撮影はNG。
するめ基金で集まった熊本地震への寄付金の使いみち報告、村上春樹さんの朗読タイム、都築響一さんのスライドショー&トークタイム、観覧席からの質問コーナーなどで構成された2時間あまりでした。
※有料イベントのため、具体的なトークの内容に関して書くことは差し控えます。

トークイベントの見学を終えて

なごやかで楽しい話もあり、まじめな話もあり、あっという間の2時間でした。
震災復興に関するトークが続く中、登壇者をのぞく会場内の全員がマスク着用の非常時モード。
災害や感染症、政治的な動乱など、世界中で何が起きるかは誰にも分かりません。困難なこと、予期せぬことが次々に起こってしまうのが世の中であり人生なのかもしれない。
そんなことを思いました。

私自身は吹けば飛ぶようなライターではありますが、仮にもメディアに関わる身。
まだまだ震災復興の途中でありながら、新型コロナウイルス問題に直面している。
このような時にいったい何ができるのか、そして何を書くのか、考える機会になりました。

トークイベント開催地「早川倉庫」

住所

熊本市中央区万町2丁目4

ライター紹介

羽田さえ

羽田さえ

県外出身、1970年代生まれのライター。専門分野は旅行関係。巨木、仏像、おいしいもの、レトロなもの、じわじわくるB級系などが好きです。うっかり熊本市から北海道に引っ越しましたが引き続きよろしくお願いいたします。

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