【山鹿市】神社の中に謎のトンネル!トンネルを抜けたると何が見えた?~山鹿市 小原権現(おばるごんげん)~
公開日: 2024.06.16
ライター:ひらのまだもう少し涼しいうちに、どこかに行きたいな、とマップを見ていた所、山鹿市小原に一風変わった神社を見つけました。小原権現(おばるごんげん)という所です。その時の様子をお伝えします。
場所は山鹿市小原
山鹿市山鹿の八千代座から車で9分とはありますが、なかなかの田園地帯と、人の気配のなさで不安になります。が、マップ通りに行くとすぐに到着します。
こちらが小原権現(おばるごんげん)です。駐車場はありませんので、邪魔にならない所に寄せておきます。広い道ではないので、大きなファミリーカーなどは厳しいです。
ここの、なにが変わっているかと言うと、
観音堂の横にトンネルがあるのです。
なんだこれは。すごい。
163㎝の記者が立つとこのような感じです。まるで異世界への入口のような、ものすごい雰囲気。
山鹿には横穴群が沢山ある事から、それを掘ってトンネルにしたのでは?という事。ではもともとはお墓だったのでしょう。
潜ってみても異世界ではありませんでした。が、なかなか見られない光景。石がぎっしりと積んであります。
しーんとした、トンネルの向こう側。
トンネルと抜けると、またそこにはお堂がありました。
トンネルを潜らないならば、階段でもお堂に行けます。
豊受大神(とようけのおおかみ)アマテラス大神の食べ物の調達する神さま、だそう。
「小原の地域が昔沼地で五穀の稔り薄く年々の飢饉と病広まり難渋せし時代、美田を作りたいと萬民の幸福を願い伊勢の宮に祈願いたし豊受の神 外に八大龍神 土の神を安置するものです」とありました。
民が食べ物に苦しんでいた時代があった事を想い、手を合わせます。
たくさんの神さまが居られます。
どれも豊作を願ったものかと思います。
人の形をしたような木彫りのものもありました。
かなり古ぼけています。ここに来られたことに感謝をしてお賽銭を入れました。
中は明るく割と綺麗でさっぱりとしておりました。権現とは、仏が衆生を救うために、神・人など仮の姿をもってこの世に現れること、だそう。
岩のなかに小さなお地蔵さまがありました。今は豊な時代ですが、それは先祖の方々の苦労や営みがあってこそ。
不思議な不思議なこの神社。皆様も山鹿方面に行かれる事があれば、一度見に行かれてみてはどうでしょうか。地域の方々が大切にされている無人神社です。来た時よりも美しくを徹底されてください。
まとめ
かなりの穴場で、見に行く価値はあります。ただし、道が狭かったり駐車場がなかったりするので、注意が必要です。そして民家もすぐそばにありますので、皆様の迷惑にならないようにお願いいたします。
小原権現
住所 | 山鹿市小原2229 |
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駐車場 | なし |
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