今年4月5日「道の駅不知火」に「幸せの鐘」が完成します。これは思いを寄せる人と一緒に鳴らすと幸せになれるというもの。

近くにある宇土市の「月弓の鐘」、美里町の「恋人の鐘」と合わせて、素敵なデートコースが完成します！思いを寄せるあの人と一緒に鐘を巡るデートをすれば、きっときっとその恋は実る（かもしれない）。

「幸せの鐘」の取材依頼を受けた44歳独身の肥後ジャーナルライター・伊藤が「本当に恋は実るのか？」と取材を理由に女性ライターを呼び出し、「鐘」を鳴らしに行きました。果たして、幸せになれるのか……。

とりあえず一緒に取材するライターと合流

こんにちは、肥後ジャーナルの伊藤です。

下益城郡美里町にある、恋人の聖地「二俣橋」にやってきました。ここには１つ目の鐘「恋人の鐘」があります。

今回新たにできる「幸せの鐘」を含む、３つの鐘を取材と称して呼び出した女性ライターと一緒に鳴らしちゃおうという計画です。いいですか、これは仕事です。私欲は一切ありません。

今回、この下心満載の「幸せの鐘」の取材を段取りしてくれたのは宇城地域（宇土市・宇城市・美里町）の魅力を発信する「うきたび」の方々。今回も「幸せの鐘」の紹介になるならと、手を貸してくださいました。

ということで、この「恋人の鐘」が待ち合わせ場所です。

お！早速ライターさんが来たようです！

タッタッタッタッタ

タッタッタッタッタ

トストストストストス

ドタドタドタドタ

おい、どうしてペアルック！

ともあれ、「『恋人の鐘』を巡るデートコースを紹介します！」と言ってしまった手前、非常に悔しいですが、恋愛をテーマにした「鐘」をおっさん2人で取材いたします。完全におっさ◯ずラブの流れじゃないですか……。

下益城郡美里町の二俣橋に設置されている「恋人の鐘」

まずは最初に紹介するのは、恋人の聖地として名高い「二俣橋」。

この橋のアーチと影がハートの形を作っている姿は有名です！

10月〜2月の間の５カ月間、午前１１時半～正午ごろに橋の影と橋のアーチが合体してハートの形が浮かび上がるそうです。

その魅力から昨年、「恋人の聖地観光交流大賞」に認定。全国224カ所の「恋人の聖地」のうち71件の応募・事業実績報告から、大賞に選定されたそうです！

ハートの形が見られることで有名な橋ですが、実は２つの石橋が繋がっているんです。写真奥の二俣渡（ふたまたわたし）・写真手前の二俣福良渡（ふたまたふくらわたし）は、川の合流点に直角に交わる全国でも珍しい兄弟橋なんです。二俣渡が文政12年（1829年）、二俣福良渡がその翌年に造られました。

おっさん2人でもこの橋の迫力にはワクワクしました。

少し歴史を勉強して、彼女に説明してあげると、株があがるかもしれません。

こちらが、今回の目的。二俣橋に設置してある「恋人の鐘」。

ここに来るのは恋人同士やご夫婦だけではなく、女性だけのグループも多いそうです。

「カーーン」っと甲高い音が鳴り、石橋に反響して不思議な音色を届けてくれます。2人で鳴らした鐘の音が、愛をより強固なものにしてくれる気がします（1人で鳴らしたけど、そう思いました）。

美里町の「幸せの鐘」には未来への誓いというテーマがあり、プロポーズや告白の場所として選んでみてもいいかもしれません。

ただ、おっさん２人で行くのはあまりオススメしません。

美里物産館よんなっせの「そばがきぜんざい」

「美味しいものは、物産館にあり」これ旅の常識ね、ということで…

美里物産館よんなっせへやってきました。

よんなっせでは、美里町で取れたそば粉を使ってそばを作っています。

おろしそば（温）。気温が低く、雨も降っていたので、これは暖まります。

食べるとすぐに鰹節の味と香り、その後を追うようにそばの風味が口の中に広がります。

ざるそば。つけ汁は鴨だし。麺がシコシコでツルツル。

そば感を味わうのであれば、断然ざるそばですね。

さらにデザートにご当地スイーツである「そばがきぜんざい」を食しました。

そば粉を丁寧にこねてつくった「そばがき」に美里町の小豆あんをトッピング。

しっかり練りこまれているので、ボソボソっとならない。水加減は長年の勘だそう。

あんこは甘さは控えめで豆の味がしっかりしてました。そばがきをあんこに潜らせて食べようとしたら…

アーン…

満足そうな上野Pの顔で、美味しさ事は伝わるかもしれませんが……お目汚ししてすみませんでした。

御輿来（おこしき）海岸眺める絶景ポイントにある宇土「月弓の鐘」

次の目的である２つ目の鐘「月弓（つくゆみ）の鐘」には「不変の想い」というテーマがあるそうです。今回はなぜか非常に気が乗りませんが、変わらぬ愛を手に入れるため、「干潟景勝の地」を目指しました。

奥に見える展望台みたいな所が鐘の場所です。

やたらはしゃぐ上野P…楽しそうです、これが女の子だったら「待てよぉ〜」とか言って追いかける所ですが…気が乗りません…。

出典元：city.uto.kumamoto.jp/utomonogatari

伊藤も1人で「カーンカーン」と鳴らしました。鐘の音色が水平線に消えていく様は、なんともロマンチックでした。

19世紀の洋館のような雰囲気の中で猫を眺めながらスイーツを　カフェ「マジョラム」

上野Pチョイスで訪れたのは宇土市本町のカフェ「マジョラム」。

頂上に到着しました。こちらが4月5日お披露目する「幸せの鐘」です！

鐘の部分まで黒いんですね…。

あれ。これ。

まだカバーかかってるじゃないですか！！

木をモチーフにしたデザインで、重厚な黒を配色。鉄のずっしりとした重みが見た目にも感じられます。

この「幸せの鐘」は、熊本デザイン専門学校の学生さんによるデザインで、球磨郡あさぎり町在住の鍛冶職人・樺山 明さん（ロートアイアンのリブラ工房）が製作したものです。

そんな落ち込まんでもいいでしょ…
見せていただいただけでも感謝すべきですよ、うきたびさんありがとうございました。

えらく落ち込んでた割に、5分後には…

こんな感じでした。

この「道の駅 不知火」では、4月6日（土）と7日（日）に「春の大感謝祭」が行われます。幸せの鐘を鳴らしたら、美味しいものに舌鼓を打って、温泉に入って帰るという贅沢なコースを味わえます。

宇城市豊野町のアグリパーク豊野の「山」をモチーフにしたシュークリーム

3つの鐘を巡り、帰路につく途中、デートコース最後のスポットとして、アグリパーク豊野に立ち寄りました。
なんでも、山をモチーフにしたシュークリームがあるそう、いったいどんなものなんでしょうか？

平日にも関わらず、ひっきりなしにお客さんがいらっしゃってました。お客さんが帰りに必ずと言っていいほど立ち寄るのが

太陽の下代表の前村さんです。お母さんと親子2人で切り盛りされてました。

さっそく、どんなシュークリームなのか見せていただきました。

「水晶山（すいしょうざん）シュークリーム」

水晶山とは、豊野町のシンボルと言われている山です。

その名がついたシュークリーム、確かに山の形をしています。

さっそくおっさん2人で実食します。

すっかり仲良くなって、話が尽きないようです。

このご縁も鐘のお陰かもしれませんね。

名残は尽きませんが、豊野町を後にしました。これにて、ラブリーベル・トライアングルツアーは終了です。

まとめ

結局「伊藤の恋は実るのか」という本来の趣旨はは始まって5秒で消滅しましたが、宇城・宇土・美里は恋と甘味の「スイートスポット」であることが、よーーーーくわかりました。女性と行きたかったです、本当。

宇城市の幸せの鐘＝出会いへの感謝（金の生る木）

宇土市の月弓の鐘＝不変の愛

美里町の恋人の鐘＝成就の鍵

これから恋人を探す方は宇城→美里→宇土
恋人同士は宇城→宇土→美里（ここでプロポーズ）

など、それぞれのシチュエーションに合わせて出かけるコースを決めるのも一興です。鐘巡りの間に立ち寄る、ご当地ならではの美味しい食事、とろけるスイーツで「美味しい！楽しい！」を共有するのが１番の幸せなんじゃないかなとも思います。

4月5日になったら、改めて宇城・宇土・美里のラブリーベル・トライアングルを回って婚活しよーっと！

熊本県宇城地域観光推進協議会