【玉名市】見つけた!ノスタルジックな散歩道。振り返りつつ前に進む冬に幸あれ~立願寺公園から名画通りなど~
公開日: 2023.12.08
ライター:ひらの冬は家の中にこもりがちですが、晴れた日は太陽を浴びたいなと思い玉名までお散歩へ。長い距離ではありませんが、タイムスリップしたようなセンチメンタルなお時間はいかがでしょうか。
ふらり玉名へ
最初に行きましたところは、玉名市立願寺のこちら。
立願寺公園は
思う存分、足湯が出来ます。(しらさぎの足湯)
温泉ですからとても贅沢な気分です。
足湯の道があり、
湯に浸かりながら
お散歩が出来ます。
人と触れ合いたいときは集まって、
一人になりたい時は離れて、心地よい時間が過ごせ、身体の芯から温まります。
熱い所とぬるい所があり、行ったり来たりするのも良し。転倒にだけはお気を付けください。
屋根の下でご婦人方の「久しぶりー!二年ぶりだね!」というお話が聞こえてきて、二年とはずいぶんお久しぶりだなぁ、色んな事がありすぎるここ数年、また皆さんがギュッと距離が縮めばいいな、としみじみと思いました。
名画通りへと
公園のすぐそばの風情のある通りを歩きます。
光と影がくっきり。
「名画、名作通り」というそうです。とても静かな道です。はっとする程に。
湯の香りと音がすると思って右手を見ると、
湯が流れているのです。
夜のお店が多いので、お昼の時間に人の気配はなく、
映画の看板が続きます。記者はこの映画は未だまったく見ておりません。
石原裕次郎さんを知ったのは病院からテレビカメラに手を振る姿でした。子供ながらにとても鮮明に覚えています。
エデンの東、その奥にローマの休日。
映画はモノクロでしたが、カラーよりもキラキラとしていたラストシーンに息を飲みました。
まるで、タイムスリップしたような、気分で、通りを歩きます。長い道のりではありませんが、それもまたいいのです。
因みにここの通りには映画館はありません。看板が色あせながらも、生き生きとあるのみです。なんでもデジタルで手に入る時代。次から次に映画が上映される事は嬉しいですが、一個一個の記憶が薄くなってきたのは私の歳のせいでしょうか。
今は亡き俳優さん、監督さん。この時代の映画は命がけ。かなり過酷な事もあったようですね。黒澤監督などは特に。
振り返ってもいい感じのカーブと寂れ具合。足湯でぽかぽかになった足でこの通りを後にします。昭和の賑わっていた時代から、令和に戻ってゆきます。スターとはいつまでも忘れられない存在なんだなと改めて思いました。この中でどのくらいの映画を鑑賞済みでしたか?(全部は載せていません)
公園から神社へ
名画通りを一度戻り、さつき別荘方面へ、登り道へと歩きます。温泉宿がたくさんある方面です。ほんの少し坂道が足に疲労を感じます。
時間にして、5分もないかもしれません。
公園が見えてきます。
高津原丘の上公園というそうです。
落ち葉がたくさん。かさかさと心地よく葉を踏む音に、冬を感じます。
本当にちょっとした公園でした。温泉宿が周りにあるので、湯上りにちょっと休憩するような場所でしょうか。
ドングリが時々、ぽとぽと、と落ちてきます。その音しかしない事がとても愛おしいのです。季節が寄り添ってくれているようで。
紅がたくさん立願時温泉稲荷神社
わぁたくさんある、とテンションが上がってしまう鳥居。
比較的新しく、陽当たりがよく、からっとしている神社です。
お邪魔致します。
綺麗で立派な神社。お稲荷さんが鎮座されております。
元々こちらの神社は、227年前に温泉の守護を願って別の場所に建立されていたようです。温泉が素晴らしい熊本。神さまに守っていただきたいですね。その気持ちを込めてお参りして参りました。
神社から眺めた鳥居達。
さてさて、ここをくぐって、また現実に戻りましょうか。帰りにまた足湯に浸かってもいいですね。
まとめ
皆様いかがでしたでしょうか。わあっと思う事は割とすぐ近くにあったりします。
じんじんと冷える足先を温めたら、突然昭和スターが現れるタイムスリップのお散歩道。センチメンタルな雰囲気とお湯の香りが、胸の奥の忘れかけていた記憶に灯をともしてくれるようです。
地域の方々が大切に使われている所ですので、ゴミはお持ちかえり頂き、公園のマナーはしっかりと守ってください。
立願寺公園しらさぎの足湯
住所 | 〒865-0016 熊本県玉名市立願寺 |
---|---|
駐車場 | あり |
お手洗い | あり |
水 | あり |
自動販売機 | あり |
足湯 | 23時に消灯。 タオルをお忘れなく。 |
名作通り | |
高津原丘の上公園 | |
立願寺温泉稲荷神社 |
記事シェア