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熊本県阿蘇市一の宮町手野にある「手野の名水」。

阿蘇の山あいを走っていると、道路脇に大きな岩壁が現れます。

その一角にあるのが、九州各地から水をくみに訪れる人もいる名水です。

今回は、実際に訪れて感じた岩壁の迫力や、冷たく澄んだ水の様子をご紹介します。

巨大な岩壁に囲まれた水源

手野の名水に到着すると、まず目に入るのは、目の前に広がる巨大な岩壁です。

岩肌には苔や植物が生え、その迫力は、少し怖さを感じるほど。

周囲はひんやりとしていて、気温も低く感じられました。

竹筒から流れ出す水は驚くほど冷たく、透き通っています。

夜中も絶えず水が流れ続けていると思うと、

人の気配のない静寂も相まって、どこか神秘的な雰囲気を感じます。

約14万年前の火山活動が生んだ水

現地の案内板によると、水源の岩石は「溶結凝灰岩」と呼ばれるものです。

約14万年前、阿蘇カルデラを形成した巨大噴火の際に噴出した物質が固まってできた岩石だといいます。

高温の岩石が冷えて固まる過程で、縦方向に大きな割れ目が生まれました。

外輪山に降った雨は地中に浸透し、この割れ目を通って湧き出しているそうです。

目の前に広がる巨大な岩壁は、阿蘇の火山活動が生み出した地形でもあるのですね。

水温は13.1度。地元の人々が守る名水

案内板には、水温は13.1度と記されています。

水は無色透明で、においがなく、さわやかでまろやかな味わいが特徴と紹介されています。

実際キンキンに冷えており、身体に染みわたるような味わいでした。

手野の名水は、地元の人々によって大切に守られ、整備されてきました。

現在では、九州各地から水をくみに訪れる人もいるそうです。

管理を担っているのは、手野宮坂下牧野組合。

自然が生み出した水源が、地域の人々の手によって守り続けられています。

駐車スペースは広め。訪れる際は落石に注意

水源の前には、比較的広々とした駐車スペースがあります。

車を停めて、ゆっくりと水源を見学できる場所です。

ただし、現地には「落石注意」の看板が設置されています。

地震の後ということもあり、岩壁のそばでは特に周囲の状況に気を配りたいところです。

看板の注意書きも確認し、安全に気をつけて見学しましょう。

阿蘇の自然が生んだ名水を訪ねて

巨大な岩壁と、その割れ目から流れ出す冷たい水。

ここでは、約14万年前の火山活動が生み出した地形と、

今も絶えず湧き出す水を間近に見ることができます。

水の透明さや冷たさだけでなく、岩壁の迫力も印象に残る「手野の名水」。

阿蘇の自然の大きさを感じられる場所です。

近くを訪れた際には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

訪れる際のお願い

手野の名水は、地元の方々によって大切に守られている場所です。

水をくみに訪れる人が多い時間帯もあるため、譲り合って利用しましょう。

周囲の方の迷惑にならないよう配慮し、ゴミを持ち帰るなど、マナーを守って気持ちよく利用したいですね。

また、前途の通り岩壁のそばでは落石に十分ご注意ください。

手野の名水

住所

阿蘇市一の宮町手野

駐車場

あり

ライター紹介

ひらの

ひらの

熊本県以外に住んだことがない、肥後純血種。

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