【天草・棚底】石垣に貴重な植物にメイドサロン…本当に日本?みたいな魅力底無し棚底を満喫して来た!【天草特産品プレゼント!】
ごきげんよう、ライター言です!
昨年ムトー&伊藤が訪れた天草市倉岳町の棚底ツアー。
天草市倉岳町棚底の魅力はもう底なし!石垣群・コグリ・トレッキングそしてメイドカフェまで!爆笑ツアーに行ってきた
楽しそうすぎてワタクシも行きたい!と駄々をこねたところ、まだまだ紹介したいところがいっぱいあるとのことでワタクシも棚底に行ってまいりました!
目次
日本じゃないみたい…石垣と共にある地域・棚底
雲仙天草国立公園のエリアである棚底を満喫できるツアーは現在4つあるそうです。
①「石垣の町 倉岳棚底」ゆっくりまち歩きと「めいどサロン」野草料理のランチ
②里海コースフットパス
③里山コースフットパス
④天草最高連峰「倉岳&矢筈岳」ライトトレッキング
ワタクシは今回①、②を中心に参加したいと思います!
まずは棚底の地域を巡ります。
海と山に囲まれた自然豊かな集落ですね。
今回案内していただくのはこちらのお二人!
番頭さんとイナちゃんです。
よろしくね!
棚底は標高約682mという天草で一番標高の高い倉岳の麓にあります。
更に、大変珍しい建造物が数多く残る日本でも有数の町なのだそう。
それがこちらの石垣です。
お家をぐるりと囲むように石が積まれた壁!
こちらの地域では約140戸分石垣があるのだそうですが、なんと誰が積んだのかなんのために積んだのかも詳しくはよくわかっていないとのこと。
田畑を少し掘り返すと石が出てくることから、太古の昔に山が崩れて、ここら一帯は石だらけになってしまったことが分かるそうで
昔の人が畑をおこす際に邪魔になった石を避けていった結果それがどんどん積み上がっていき
風除けにもなるけんこらよかばい!となった説が有力らしいです。
凄かとがあるけん見に行きましょうかね
めっちゃ人んち入るやん
大丈夫大丈夫!顔パスだけん!
すっ
っげー!
わかりますでしょうか、ワタクシよりもはるかに背の高い石垣!
セメントのような接着するものは一切使われておらず、本当に石を積んでいるだけ。すごい技術ですよね…
なんとなくこれ…熊本城の武者返しに似てると思いません?
詳細は不明ですが、こちらの方が熊本城より先に作られたそうなので何かしらの技術を持った方がいたのでしょうね。
内側から見ると更にすごい!
なんか日本じゃないみたい…。何度も言いますが一応人んちです。
皆さんはずっとこの景色を見て育ってきたとのことですが、ワタクシは初めて見たので驚きでした。
ちなみに小学校の近くの石垣ではこんなものも。
はーと!
これは映えスポットですね!
是非訪れた際は探してみてはいかがでしょう
石でなんでもできとる…
棚底地域の石の建造物は他にもあります。
こちらは「こぐり」と呼ばれる、農業用水を運ぶための水路です。
棚底は掘れば石に当たってしまう地域のため水にも大変苦労したそうで、砂礫の中を流れる伏流水を田畑に流すために作られたのだそう。
長いものでは200mも続いているそうで、多い時は60個ほど稼働していたそうです。
これも綺麗に積まれた石でできていて、地道な作業を思うと昔の人には頭が上がりませんね…。
今はダムなどもあり、ほとんど使われなくなったそうですが
こちらも貴重な歴史的建造物として見ることができますよ。
おもてなしすぎ。お昼ご飯はメイドサロン!
というわけでやってきたのは…
めいどサロンたなそこ吉野屋。
以前も肥後ジャーナルでお邪魔させていただいた棚底名物ですね。
おもてなしするメイドさんそして「冥土の土産」という意味があるそうです。
「冥土の土産」は、冥土に持って行きたいくらいの素晴らしい体験ということと
冥土に行く人たちからの置き土産という2つの意味があり、昔からこの集落で過ごしてきた方から教わった料理や食材の使い方などを用いているのだそう。
こちらでは、山で採れた山菜や野草などを使ったお料理が頂けます。
ちょっと待って!まだ全部じゃないけん!
No.1メイドさんの「まみこっぱちゃん」さんからストップがかかってしまいました。
もうすでに充分な量のお食事に見えますが…確かにまだ空間がある気がしないでもないです。
言さんもおにぎりば握ってもらいましょうかね
というわけで働かざる者食うべからず!自分の握り飯くらいは自分で握りましょう!
大釜で炊いたご飯!これだけで美味しそう。
なんと今回新米をご用意してくださいました。
自分で食べたいぐらいの大きさで握ってね
あとしその実入りのおにぎりも握ってね、むかごのおにぎりもあるけんが
言われるままとりあえず黙々とにぎり…、完成!
ちょっと歪ですが、これでようやくお昼ご飯タイム!
ワタクシが握り飯生成Botと化している間に、野草の天ぷらやだご汁も用意してくださいました。
…いやいや多いテェ!!!!!
画角におさまりきらんて!!!
確かにボリュームがすごいとは聞いてましたが…
だご汁はおかわりもあるけんね
ご飯をいただく前にまずは儀式があるそう。
まずはここで呼ばれたい名前を書きます。
このメイドサロンはいつもとは違う世界ということで、自分で自分に呼んで欲しい名前をつけるそうですよ。
ワタクシは呼ばれたい名前というよりは様付けで呼ばれたい欲があるのでこうなりました。
そしてこちらの長いお箸!
「三尺三寸箸」というあの世に見学に行った人が見た光景を語った仏教の説話があります。
その話によるとあの世ではお箸が長く、
地獄では箸が長い事により目の前の食事を食べられず大喧嘩、一方で天国ではお互いに食べさせ合うことで笑顔が溢れていた、という話を元に
こちらのメイドサロンでは「極楽箸」と名付けられた長い箸を使って、天国に行っても即順応できるよう練習しようね、という事だそうです。
というわけで早速番頭さんとチャレンジ!
まずはコト様からいただきます!
人から食べさせてもらうのは何年振りでしょうか。
次はこちらの番!
これが結構難しい…!
落とさないように慎重に掴んで…
めっちゃぷるぷるしましたがどうにか成功!
これで天国に行っても「自分、やったことあるっすよ」って同期の亡者にマウントが取れますね!
無事に儀式は終了!あとは現世の長さのお箸で頂きます。
実際にメイドさんたちが山で採ってきてくださった野草をいただきます。
天ぷらは本当にサックサクで単純に料理技術が高すぎる…!
だご汁の「だご」に使われている小麦粉も自分たちで粉にしている自家製のものなのだそう。
そば粉でも入ってるのかと思いきや、本来の小麦の色味なんだって。
一つ一つのお料理が本当に丁寧で美味しい!
野草について解説もして頂けるので、勉強にもなります。
スタッフで美味しくいただきました。
撮影班にちょっと手伝ってもらいながらも、無事に完食!
あまりの量で最初は軽く絶望でしたが、お野菜を中心としたヘルシーメニューなので普段よりも多く食べることができました。
里海コースで海沿いを歩く!
棚底ツアーではフットパスコースとして、海沿いを歩くコース、山沿いを歩くコース。そして倉岳まで登るライトトレッキングのコースもあるのだそう。
今回は海沿いのコースを散策させていただきました。
まずは海辺にやってきました!
棚底は港町でもあるので、船がたくさん停まっています。
こちらの石碑は童謡の「シャボン玉」や「七つの子」などを書いた野口雨情さんが作られた歌碑。
うしろ倉岳まえ龍ヶ岳、中の小島は浮き沈み。
とありますが、まさにこの場所に立つと
背後に倉岳があり…
目の前には海と天草下島の龍ヶ岳が。
少し見えづらいですが小島もあります。
こちらの歌碑から倉岳山頂を目指すトレッキングコースもあるそうですよ。
続いてやってきたこちらの恐竜が出迎えてくれる棚底港は、御所浦港へ行ける定期船が出ています。
海と山が同時に味わえて素晴らしいですね。
続いてやってきたのはこちらのトンネル!
鯛の絵が描かれたこちらのトンネルは…
鯛夢(タイム)トンネル
未来道具感が半端ないですが、当時の中学生が命名したのだそう。
こちらは徒歩でしか通れませんのでトコトコ歩いて行くと…
トンネルの向こうは…
お…
おビーチ!
こちらは「えびすビーチ」という海水浴場。
シャワー室なども完備されている立派な海水浴場でした。
棚底マジでなんでもあるやんけ。
映画すぎる…!貴重な植物、アイラトビカズラ
特別に里山コースにも行く事に!
なんでも貴重な植物があるそうで…
日本全国で三箇所のみ
熊本では山鹿市菊鹿町で一本だけ生息している大変貴重な植物とされていましたが、なんと最近棚底でも発見されたのだとか。マジでなんでもあるな…
というわけでアイラトビカズラを見に森へと向かいます。
結構な森を歩いていくと…
あれだよ
あれ全部。見渡す限り全部。
化け物じゃん
画角に収まりきらないくらいのデカさでした。
一応幹らしきところに看板はありましたがもう侵食されています。
棚を作ったそうですが、速攻で侵食されたそう。内部から見るとこんな感じ。
これで一本よ。
アイラトビカズラは、こちらの神様を祀った祠の目の前にあり
祠の様子を見にいった際に花を発見し、あれ?これアイラトビカズラじゃね?と思って見比べたところ同じだったのだそう。
つまり偶然発見されたわけですね。凄すぎる。
俺。
開花の時期は5月頃で、赤紫色っぽい藤のような花が咲くそうですよ。
花がなくても凄まじい迫力でした。
やっぱり棚底は見どころが底なしすぎた
山も海も、建造物もご飯も、そして何より地域の皆さん
あらゆる方面で魅力あふれる棚底、物理的にも精神的にもお腹いっぱいでございました!
ちなみに棚底ツアーは4つに分かれており、お好みに合わせて体験ができますよ!
貴重な石垣を巡り、メイドサロンでお食事をする
①「石垣の町 倉岳棚底」ゆっくりまち歩きと「めいどサロン」野草料理のランチ
↓
海を眺めながらのロングウォーク
②里海コースフットパス
↓
山沿いを歩く
③里山コースフットパス
↓
そして倉岳とその隣の矢筈岳を登ることができる
④天草最高連峰「倉岳&矢筈岳」ライトトレッキング
↓
いずれも棚底の素敵な皆さんが案内してくれますので、1人での参加もおすすめですよ。
棚底の皆さん本当にありがとうございました!
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