田んぼを見ると稲穂も色づき、収穫の季節になっています。和水町にある花の香酒造では、従来の酒米のほかに熊本在来種の古代米「穂増(ほませ)」を自分たちで栽培し商品化しています。そんな穂増の収穫を行うと聞いて行ってきました!だって、振る舞い酒もあるそうですもん!!
和水町の花の香酒造
稲穂色づく田んぼからこんにちは、肥後ジャーナルの山田です。
秋の田んぼって気持ちいいぃぃぃぃ!
秋の田んぼに作業服ときたら、何しに来たのかすでにおわかりかと思いますが、そう米の収穫に来ています。
ここは、和水町の花の香酒造の田んぼで、熊本の在来種である「穂増(ほませ)」というお米を栽培しています。
品種改良されたお米が増える中で一度姿を消した「穂増」。それを菊池の農家さんが復活させ、花の香酒造が昔ながらの手植え、手収穫で栽培し、酒造りに使用しています。
今では、米の収穫はほとんど機械によるものなので、手作業での収穫は貴重な体験。ということで一般から参加者を募って収穫作業が行われます。振る舞い酒に食事も出るとなれば参加するしかありません…と言った事情でここにいる次第です。
想像の3倍(当社比)しんどい収穫作業
ということで、鎌を使ってサックサクと収穫していきます。
根本からザクッと。結構楽しい。ですが、私、体が大きすぎて地べたでの作業はちょっと苦手。
刈り取った稲はワラで結んでいきます。手先が不器用な上に軍手なのでこれもまた大変。
早く振る舞い酒が飲みたい。その一心で黙々と進めます。他の参加者そっちのけの猛スピード収穫。
この後すぐにバテて座り込んでたんですけどね。
ある程度収穫が進むと、田んぼもまっさらになるので
木を打ち付けて、
束ねた稲をミチっとかけていきます。
こうして、お米を乾燥させていくのです。
この日の作業はここまで。ということで…
振る舞い酒だーーーーーーっ!!!
昼間っから外で飲む酒うめえええええええええええ!!!
今回いただいたのは、収穫したお米「穂増」で作った、名前もそのまま「穂増」というお酒。
他にも、梅花、桜花、菊花などなど花の香酒造のお酒がずらっと並んで、好きなだけ飲ませてもらえます。えーくらうばい。
旨い酒には旨い肴がほしいところですが、そこも抜かりなく…
天草大王の丸焼きやら、
アワビやら…
ヤマメやら…
他にも、車海老だの焼き牡蠣だの猪汁など豪勢極まりない肴がたくさんありました。
毎年開催されているんですけど、貴重な体験もできて美味しい酒と肴も楽しめて最高でした。
知って飲むとより美味しく感じられる
「土地の個性で酒の味が変わるのならば、有名な日本酒を真似する事ではなく花の香酒造が独自の日本酒を作る事が出来る」という意気込みで、昔ながらの自然農法での栽培、酒造りを手掛ける花の香酒造の神田社長。
日本ならでは伝統と文化を、酒造りだけではなく、稲作から体験させてもらいました。実際、自分で経験してみるとより一層お酒が美味しく感じられますよ。
さあ今夜は県産酒で乾杯!しちゃいましょう。
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