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東京・文京区「肥後細川庭園」に熊本民が少ない問題。みんな全力で行ってみてほしい

ライター:羽田さえ 羽田さえ
キーワード:

東京、目白にある「肥後細川庭園」。

名前からあふれる熊本感にひかれ、東京滞在の折に立ち寄ってきました。


文京区立「肥後細川庭園」って?

そして東京からこんにちは、羽田です。

今回訪ねたのは「肥後細川庭園」

予備知識ゼロでも、ものすごく熊本にゆかりがありそうなことだけは分かります。熊本的なものに飢えている昨今、とりあえず行ってきました。

場所は文京区目白台。旧細川侯爵邸 和敬塾本館、永青文庫に隣接しており、かなり肥後度高めの界隈です。

この土地は江戸時代中期には旗本の邸地であり、細川家のものになったのは幕末頃と言われています。

現在では「文京区立肥後細川庭園」として、誰でも無料で楽しむことができます。

大きな通りからは少し入った場所にあり、あたりはとても静か。

アクセスは、地下鉄では江戸川橋駅からも早稲田駅からも徒歩15分ほどかかります。

都電荒川線のちっちゃなトラムであれば、早稲田駅から徒歩5分くらい。

ちなみにシェアサイクルが一番便利かもしれません。なんと肥後細川庭園の敷地内にもポートがありました。

思ったより広い庭園

敷地は広大。池をぐるりと回遊しながら楽しむ庭園です。

何となく水前寺公園の小さいバージョンをイメージしていったのですが、趣はずいぶん異なります。

目白台の天然の台地をうまく使っており、立体的な庭です。木々が茂っているエリアもあるので緑の密度が濃く、そして思った以上にアップダウンがあります。

季節は5月の連休明け、園内のあちこちに菖蒲が咲いています。

庭園のリーフレットには肥後花菖蒲と書かれていました。

他にもさまざまな花が咲いています。きれいでした。

池のほとりにはアオサギの姿も。あまりに動かないのでロボかなと思って近づくと、ふわっと飛び立っていきました。

ロボじゃなかった。大きな水鳥も悠々と過ごせる、ゆったりとしたお庭です。

「どこから来たのシール」を貼ってみる

正門近くに建っているのが「松聲閣(しょうせいかく)」です。

細川家の学問所や住まいとして使われていたものなのだそう。

1階には集会室などもあり、地域の人たちがさまざまな目的で利用されているようです。

2階からは庭園をのぞめました。

ちなみに松聲閣の入口には来訪者の調査表がありました。

どこから来たのか、該当箇所に丸いシールを貼っていく仕組みです。

やはり文京区、新宿区、豊島区など近隣の方が多いようです。

下部には「四国」「中国」「九州」とざっくりまとめられている中で、燦然と輝く「熊本」の文字も。

熊本からの来訪者、少ない。みなさまどうぞ「熊本」シールの積み増しをお願いします。

ちなみに北海道在住であることも忘れ、私もうっかり「熊本」に貼ってきてしまいました。

まとめ

東京都文京区、肥後細川庭園。

天然の地形を利用した立体的で美しい庭園で、肥後花菖蒲など熊本にゆかりのある花も見られます。

東京には多くの都市公園や歴史ある庭園がありますが、熊本民としてはぜひチェックしておきたい場所でした!

文京区立肥後細川庭園

所在地

東京都文京区目白台1丁目1−22

ウェブサイト

https://www.higo-hosokawa.jp/

見学可能な時間

2月〜10月 : 9時〜17時 (入園は16時半まで)
11月〜1月 : 9時〜16時半(入園は16時まで)

休園日

12月28日〜1月4日

ライター紹介

羽田さえ

羽田さえ

県外出身、1970年代生まれのライター。専門分野は旅行関係。巨木、仏像、おいしいもの、レトロなもの、じわじわくるB級系などが好きです。うっかり熊本市から北海道に引っ越しましたが引き続きよろしくお願いいたします。

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