「市電の熊本駅前電停のベンチがなんかすごく長くて大変な事になっている」という話を聞き、現地に行ってみるとたしかに長い。JR熊本駅からまっすぐ進むと道を塞ぐように長いベンチが設置してありました。この謎を探るべく徹底調査してきました。
市電 熊本駅前電停のベンチ
すこぶる長いベンチからこんにちは、肥後ジャーナルの山田です。
ここは、市電の熊本駅前電停。ここのベンチがすごく長いという話を聞いてやってきました。
このベンチ、本当に長いんです。まるで、電停に向かう道を塞いでいるかのようにまっすぐ切れ目なく続いています。
JRの駅舎から市電に乗る場合、この長い長いベンチを迂回しなくてはならないため「不便だ」という声も多いそう。
しかも、端まで歩いたと思えば、さらに機械が道を塞いでいて、その先はスロープが続いています。どうして。
身長186cmという日本人男性の平均身長よりちょっとばかし大きい私が寝そべってもチョコンとなるレベルの大きさなんです。
なんで、こんな長いベンチを設置してしまったのでしょうか。
乗り越えてはいけない
柱には「ベンチを乗り越えないでください」と書かれた張り紙が。乗り越えたくなる気持ちも分かりますが…
ベンチにはめっちゃ足跡ついてました。これはいくら不便でもベンチだけでなく、人としてやっちゃいけない壁を越えちゃったやつ。
公共の場なのできれいに使いましょう。転んだりしたら危ないですし。
どうしてもここを越えていきたいのであれば…。「乗り越えない」「汚さない」を徹底しましょう。
そう、こんな風に…
くるっとね。
完璧です。
何故こんなに長いのか交通局に聞いてみた
どうしてこんなに長いベンチを設置してしまったのでしょうか。肥後ジャーナルの名探偵とも呼ばれている私の推理では「駆け込み乗車防止の為」です。…が、せっかくなので熊本市交通局に問い合わせてみました。
「朝の混雑時にスムーズに乗車いただけるよう、列を作ってもらうためにあえて設置しています」とのことでした。違った。
確かに朝の大混雑時にあらゆる方向からわーーーっと人が集まると駅前広場が混沌としそうですね。
また、わざわざ乗り越えなくても「乗車しようとしているお客様がいらした場合、停車して待つように指導しています」ということでしたので、ゆっくり落ち着いて乗車しましょう。そもそも市電って本数多いので逃しちゃってもすぐ次のが来ますからね。
マナーを守ってしっかり使おう!
ちなみに、すぐ近くには熊本市電では珍しい遮断機もあります。
とても長いベンチで真っすぐ進んで市電に乗りたい!!ってときは邪魔に感じてしまうかも知れませんが、安全とスムーズな乗車のために設置されたもの。
市電はしっかり待ってくれるので、踏んだり跨いだりしないようにしましょう。転んで怪我しちゃったら一番残念ですからね。
公共の場ですので、マナーを守ってきれいに使いましょう!かっこいい熊本県民ならそれができるばい!!
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