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でっかい瓦で焼いた茶そばを喰らう!西原村「四季即贅喰」の瓦そば

ライター:山田 山田

屋根に使われる瓦を火で熱し、その上で蕎麦を焼いた「瓦そば」。山口県の名物で有名な西原村に「四季即贅喰(しきそくぜくう)」というちょと変わった名前の瓦そばの専門店があると聞き行ってきました!


庭凄い!!自然に囲まれた古民家風のお店

「四季即贅喰」は、西原村を益城町方面から進み、白山姫神社の向かいの道に入った先にあります。ちょっと狭く、住宅が並ぶ道なので「あれ…違うかも」と不安になりますが、しばらくすると看板が見えてきます。

綺麗に手入れされたお庭の中を進んでいくと、お店が見えてきます。
隠れ家感があり、なんだかワクワクしてきます。

店内は広々としていて、開放的。縁側の向こう側にはお庭が見えます。

お庭には川から引いた水が流れる池や水路があり、ただそこにいるだけで癒やされてしまいます。

そもそも瓦そばって? 瓦の上で焼き上げたパリパリの茶そば

メニューは熱した瓦で茶そばを焼いた瓦そば。トッピングを選んだり、セットにできたりします。

一番人気は牛肉トッピング。31年前に初代店主が店を構えた時、基本の瓦そばに牛肉が乗っていたんだとか。牛肉なしも選べるように、現在のメニューにしたそうですが、昔から常連さんは牛肉をチョイスすることが多いのだそう。

メニューには瓦そばの由来も紹介されていました。発祥は山口県下関市ですが、実は西南戦争の折に、薩摩軍の兵士たちが瓦で野草や肉を焼いて食べていたという話が参考になっているそうです。ちょっと熊本にゆかりがあると思うと嬉しいですね!

食べながらも焼けていくこんがり瓦そば

瓦そば熱した瓦の上で焼かれて出てくるのですが、特別に調理場に入れてもらい、焼いているところを見せてもらいました!

分厚い瓦が直火であつあつにあぶられ、その上で茶そばが焼かれています。
この瓦、100年ほど前に家の屋根に使われていたものと同じ製法のもので、手に入れるのがなかなか大変なもの。1枚1枚、火の通りが違い、火加減の見極めは熟練の技が必要なんだとか。
仕上げに海苔をふって、レモンともみじおろしを乗せて、運ばれきたのが…。

うおっ、うまそう。
大きな瓦の上で湯気がもくもくあがり、麺が焼ける音が聞こえてきます。

一緒に運ばれてくるとっくりに入ったおつゆにつけて食べます。

焼けた麺はパリパリしていて香ばしさ抜群。カリッと下部分と柔らかい部分が混ざって、凄い食感。

食べながらも少しずつ火が通って行くので、裏返しながら焦げすぎないように気をつけましょう!

あっという間に瓦だけが残されました。
当然ですが、これだけ見ると瓦感すごいですね。めっちゃでかいやん。

店名の由来は?

瓦そばのインパクト、美味しさは文句なしでした。
最後に、気になっていた店名について聞いてみました。
仏教用語の「色即是空」をもじり、旬の食材を贅沢にいただくという意味で名付けられたそう。
落ち着いた自然の中で、美味しい瓦そばを食べていると、本当に色即是空を感じます。

見た目もすごいですが、味も絶妙。ゆっくりと自然のなかで美味しい瓦そばを楽しむととても気持ちがいいですよ!

四季即贅喰

住所

〒861-2404 熊本県阿蘇郡西原村大字河原2281

営業時間

平日  11:00~14:30(オーダーストップ)15:00閉店
土日祝 11:00~15:30(オーダーストップ)16:00閉店

定休日

月曜日(祝日の場合、翌日)

電話番号 0962792919

ライター紹介

山田

山田

肥後ジャーナル編集部の大きい人。前職は地域経済誌記者やマーケティングのディレクター。将来の夢はヒモになること。 特技は誤字脱字。朝起きるのが苦手です。

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