【天草郡苓北町】疲れたら苓北町に行けば良いじゃない!陶石の産地を大満喫するツアーに参加してきた!【プレゼント有ります】
公開日: 2023.11.28
ライター:川上みなさまこんにちは。
日々、目の前のことをこなすことにいっぱいになっていると、つい無くなってしまう心の余裕。
あー、一瞬でも現実を忘れられたら…!
頭をからっぽにしたい!
そんな時にぜひ行ってほしいおすすめの場所があります。
それは、苓北。
苓北町をまるっと満喫できるツアーに参加してきました。
目次
【苓北ツアー①】圧巻!世界有数の陶石産地の景観を楽しむ
私は今まで知らなかったんですが、苓北町は雲仙天草国立公園内にあり、世界有数の陶石の産地だそう。白亜で作られた景観は幻想的でとても魅力的なんだとか。そう聞きつけて勢いよく参加したのですが…ツアーは現地集合。
なんだかんだ苓北町に行くのは初めて。苓北町ってどこ?
天草下島の北西端にあって、熊本市内からだと車で約3時間。
遠い!そう思ったものの、このツアーは現地までの移動は各自。つまり、自由。
気を遣うことなくドライブついでに向かいます。そう思ったらドライブもできて、ツアーも楽しめて…え、お得じゃない?
ボランティアガイド吉田さん
今回のツアーは初心者でも安心のガイド付き。集合場所の富岡港駐車場でボランティアガイドの方と合流します。今回はベテランガイドの吉田さんに案内してもらいました!
「コロナの影響でガイドツアーも一気に減ったんですよ。だから、今日は数年ぶりのガイドです~。」
それでは最初の目的地、富岡城に向かってスタート!
苓北まちあるきの見どころ①富岡城
富岡港駐車場からしばらく歩き、富岡城へ到着。富岡城は、1602年(慶長7年)に唐津藩主の寺沢広高(てれさわひろたか)によって築かれたお城。寺沢広高は関ケ原の戦いの後に天草の領主となった方で、唐津城も築かれたんですって。
現在の富岡城は20年以上の調査を経て、2015年(平成27年)に本丸・二の丸・出丸が復元されました。
出丸から二の丸、本丸跡へと石段を登っていきます。
これが結構キツイ!
「ハァハァ…すでにキツくなってきました。」
「敵が攻めてきた時に疲れさせるために、一段一段が高めに設定されているんだそうです。私もキツか~。」
私はその時代の武士だったら、ここでリタイアしていたでしょう。
二の丸へ到着。
「ここから見えるのが【砂嘴(さし)】!この眺めも見どころのひとつですね!」
「サシ?」
吉田さんの視線の先を見てみると…
あら、絶景!
砂嘴(さし)とは砂や礫(れき)が堆積したもので、鳥のくちばしに似ていることからそう呼ばれています。
「元々、この富岡半島は天草下島と繋がっていなかったんです。海流が運んできた砂が堆積してこの2つの島が繋がったそうです。島が繋がったことで、潮流の流れが変わり、別の場所に砂が堆積するようになりました。それが今私たちが見ているの砂嘴なんです。」
この珍しい地形を取り囲む広々とした海!空!まったく濁っけのないブルーの景色が、ほう、とため息しかでません。
さらに登って本丸へ。
富岡城の本丸跡は熊本県富岡ビジターセンター。
今年リニューアルしたばかりだそうです。
天草の自然景観、歴史・文化に関する展示があります。キレイな写真や模型が分かりやすくて見ているだけでもたのしい。
実際の天草の海中世界を体感できる「天草パノラマダイブ」は必見です!
さらに、敷地内には苓北町歴史資料館もあるので富岡城の歴史もバッチリ学べます!
その後は、富岡城を下ったところにある百間土手石垣へ。
天草・島原の乱の後に領主となった山崎家治(やまさきいえはる)は、富岡城の大修復を行ったんだとか。その際に城の守りを強化するためにこの土手を設けたそうです。
その内側は袋池。市民の生活水として使われていたそうです。なんかその当時の方が見ていた景色が自分の目の前に…そんなことを考えるとなんだか不思議な気分になります。会ったこともない人たちの生活に思いを馳せる、そんな時間も普段なら皆無。
苓北まちあるきの見どころ②富岡稲荷神社
次に向かったのは、富岡城の麓にある富岡稲荷神社。
生い茂った自然の中に真っ赤な鳥居が連なっています。
この緑色の木々の中に、くっきりと浮かぶ赤い鳥居がとても神秘的な雰囲気です。ここは写真スポットとしても人気だそう。
「この赤い鳥居に石を投げて、石が乗ったら良い出会いがあるそうです。このスポットは女性に人気なんですよ。」
「なんと。それはするしかない。」
苓北まちあるきの見どころ③白岩崎海岸
最後にやってきたのは、白岩崎海岸。
白い砂浜!青い空!海!
「めっちゃキレイ!これぞ天草!」
「そこもですがこっちこっち。」
どんどん奥へ進む吉田さんについていきます。
岩が白い!
この海岸の白い岩石が天草陶石。想像よりも白い岩。海と空の青がとても映えます。キレイな水平線もなんだか神秘的。
この陶石は天草の窯はもちろん、有田焼や波佐見焼など全国で使われているそうです。
ツアーの短時間でキレイな景色をいくつも見てるうちに、心が洗われたんじゃないかっていうくらいすがすがしい気持ちになりました。
【苓北ツアー②】天草陶石で手びねり陶芸体験
苓北町の景観にも感動しましたが、天草陶石を使った手びねり陶芸体験をすることもできるそう!
やってきたのは雲舟窯(うんしゅうがま)。ここで天草陶石の手びねり陶芸体験ができます。
工房に着くと看板犬のしんちゃんがお出迎え。かわいい。
中には展示室もあり、見学も可能です。
すてき!でも、陶芸体験が初めてなので作れる気がしない。大丈夫かしら…。
初心者でも安心!指導付きの手びねり陶芸体験
雲舟窯 三好直美さん
今回の体験ツアーは初心者でも安心!雲舟窯の三好さんが手順を教えてくれます。分からないところは色々聞いちゃいましょう!
早速スタート!
「このツアーでは何を作るのでしょう?」
「え?好きなものを作っていいですよ。皿でもカップでも猫でもいいのよ!」
この手びねり体験では、作るものが決まっていません。自分の好きなものを作ることができます。
完全に何も考えていませんでした。工房の中にある完成品を見てイメージを膨らませます。
今回は、三好さんがサンプルで作った天草陶石のカップをお手本にして作ることにしました!
ちなみに陶芸をしたことがある方ならお気づきかもしれませんが、天草陶石は他の粘土と比べて白いんです。それがまた美しくて特徴的!しかし、天草陶石は粒子が細かいため、陶芸をするのは難しいんだそう。だから普段は土物の陶芸体験をされています。
今回は、ツアー限定で天草陶石の手びねり陶芸体験ができるそうなんです!
三好さんから天草陶石の白い粘土を頂き、この状態から作っていきます。今回は作りやすいように少し他の土も混ぜてくれているそうです。
これをこねこね。伸ばします。
こねたり、伸ばしたりして形を作ります。お手本を見せていただいたり、アドバイスをもらったりしながら進めます。
ここでプチハプニング!
「あわわ。ネイルが邪魔!粘土に型が付いちゃう!!」
「大丈夫大丈夫!落ち着いて!指じゃなくて道具を使っても良いですよ。体験者の中には、爪の型も模様にしちゃう方もいますよ。」
陶芸初心者なので、ネイルのことなんてすっかり頭にありませんでした。三好さんのアドバイスとおり、道具を使って作らせて頂きます。ネイルをしている方も安心ですね。
初めてということもありますが、この作業はほんっとうに集中力がいる!
気付けば頭の中は天草陶石のことだらけ。夢中です。
これは、頭の中をリセットしたいときに良いかも!
最後に取っ手を付けて…
完成です!約1時間、粘土としっかり向き合ってようやく形になりました。感無量。
いびつですが愛しくたまらない…!
今回の手びねり体験はこれで終了です。
この後は、三好さんが素焼きをしてくださいます。
その後、本焼きまで。後日、完成品を送ってくれます。その時に、今回のツアー限定のプレゼントも同封してくださるそうです。
どんな出来上がりになるのか…どきどきしながら待ちたいと思います!
手びねり体験の後は…海で癒される!
体験後は達成感でいっぱいになるのですが、その後にぜひ行ってほしいのがこちら!
雲舟窯の前の道路を渡ると道が…
その先にはため息が出るような海!
この景色の中でぼーっとしたくなります。
海の正面にちょうどベンチがあるので、ここでひといき。ふわぁぁあ。めっちゃ癒される~。潮風を浴びながらのんびりするもよし、考えごとに耽るのもよし、読書しても。
あなたはどっちの苓北町がすき?
世界有数の陶石の産地、苓北町で2つのツアーを体験してきました。
①天草西海岸周辺をめぐって、日常を忘れられるような絶景を楽しめるツアー
【天草陶石と富岡城が織りなす白亜の景観を巡る苓北まちあるき】
②天草陶石を使った手びねり体験で頭スッキリ!リフレッシュツアー
【天草陶石の町苓北での手びねり陶芸体験 雲舟窯の器プレゼント付き】
どちらも毎日の慌ただしさから離れ、頭を空っぽにして楽しめるツアー。その白亜の世界に魅了されるはず!
雲仙天草国立公園って名前だけは知っていましたが、実際に苓北の景観と文化に触れて「世界中の方々にも実際に足を運んでほしい、そのためにこの景色を守っていかなければ」と思いました。
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ライター紹介
川上
理系育ちの元研究者で元バンドマン。人見知りなのにグルメサイト、広告代理店の営業をして熊本県内を回っていた経験あり。ほとんどの場合年下に見られるが昭和生まれ。特技はお酒飲んだら友達が増えている事。
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