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【玉名郡】「ここから魂が飛び出す?」美しい田園地帯に残る哀しいミステリー「がめん首」

ライター:ひらの ひらの
キーワード:

Googleマップで「がめん首」を見つけたとき、思わず「怖っ、なにこれ!」と思いました。

「割腹した男の魂が飛んで出るという」

そんな言葉まで目に入り、いったいどんな場所なんだろうと、南関町関下へ向かってみました。

南関町関下にある「がめん首」

やってきました!南関!

熊本市中心部からだと車で1時間程ですね。

気になる「がめん首」の場所は玉名郡南関町関下。

県道29号・荒尾南関線のそば。

美しい田園地帯です。

関川(せきかわ)の流れはゆるやかに、訪れる人の心をそっと清めてくれるようです。

「きたかなまるばし」のお向かいに

「がめん首」。

ちょっとかすれて見えにくいですが、

「割腹した男の魂が飛んで出るという」

という、少しドキッとする言葉が刻まれていました。

南関町の資料では、ここは「がめん首(亀丸宮)」とされています。

「割腹した男の魂が飛んで出る」という言い伝え

(小さな祠)

この言葉の背景には、「南関城」にまつわる伝承があります。

南関城は、1615年(元和元年)の「一国一城令」によって廃城となりました。

その廃城をめぐり、責任を感じた男が割腹し、その魂が飛び出すようになった――。

そんな話が、この場所には伝えられているようです。

祠の中をのぞいてみると、「龜丸宮」と書かれているようでした。

そして、気になったのが祠の中に斜めに架けられた棒。

まさか……魂が飛び出さないようにしてあるのでしょうか。

ただ、その「男」が誰だったのか、史実として確認できる資料は見つかりませんでした。

想像していたより、ずっと穏やかな場所でした

正直、Googleマップを見たときは、もっと怖い場所を想像していました。

でも、実際に立ってみると、そこにあるのは関川と田園、山々が広がる静かな風景。

花は枯れていましたが、辺りは整えられ、今も誰かが訪れていることがうかがえました。

忘れられた場所ではないのだな、と思います。

こんなのどかで美しい田園地帯で、どうかもう飛び出さず、静かにお眠りください。

そう声をかけて、帰りました。

「魂が飛んで出る」という言葉が残る場所とは思えないほど、静かで美しい風景でした。

今日も関川は流れ、田んぼには風が通り、大きなバッタが飛び回っています。

その景色の片隅で、昔の誰かの物語だけが、今もひっそり残っているのかもしれません。

がめん首

住所

玉名郡南関町関下

ライター紹介

ひらの

ひらの

熊本県以外に住んだことがない、肥後純血種。

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