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とじる
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今日は4月14日。
私たち熊本県民にとっては、ちょっと忘れがたい日かもしれません。

マグニチュード7.3、最大震度7を記録した熊本地震(前震)が起きたのは、2016年4月14日のことでした。

早いもので、そんな熊本地震から5年の区切り。

2度にわたって震度7を経験した、益城(ましき)町へ行って来ました。


あの地震から、5年が過ぎました

JR豊肥本線の復旧や新阿蘇大橋の開通、熊本城の天守閣もいよいよ4月26日から公開予定など、明るいニュースを聞くこともずいぶん増えて来ました。

いろいろあったけれど、今どうなっているのか。

まずは益城町木山にある「益城町交流情報センター ミナテラス」へ行ってみました。

建物に隣接する芝生広場には、2020年に「ONE PIECE」のサンジ像が立ちました。

給食センターが被災した益城町へ、子供たちにおいしいご飯を届けようと来てくれたんですって。何それ素敵。

こちらが「ミナテラス」の建物。図書館には、震災にまつわる書籍や写真なども置かれています。

青い空の下、地元の人たちが集まる拠点になっているようです。

潮井神社と潮井水源

続いては「潮井神社」

国指定天然記念物である布田川断層帯の真上にあり、震災の被害状況がそのまま保存されていると聞き、行って来ました。

たしかにすごいインパクト。あえてそのまま保存しているのだそうです。

13世紀の文献に登場するなど、歴史のある潮井神社。かたわらには美しい湧水があり、潮井水源とも呼ばれます。

崩落した石段、ゆがんだ手すり。

根本から倒れたままの巨木。

あの地震を起こしたエネルギーの大きさを、改めて感じます。

それでいて、拝殿と本殿がほぼ無傷なのもすごい。(ご神体はすでに移され、遷座が終わっています)

※許可を得て、益城町役場のかたが立会いのもとで中に入っています。
危険な箇所も多いため、立入禁止の案内表示やロープの内側には入らないよう、お気をつけくださいね。

復興と再生、そして共生へ

潮井神社の近くには、「四賢婦人記念館」もできていました。

館内には、熊本地震に関する展示物もあります。

道路も含めてまだまだ発展途上ではありますが、一帯は潮井自然公園として整備されています。

土地の風土と歴史を感じられる場所でした。

地震から5年、益城町は着実に再生へ進んでいます。

サンジ像を見るためにやってきた子供たちは、広場を元気いっぱいに走り回っていました。

潮井神社のある杉堂地区も、大きな揺れにみまわれながらも、美しい田園風景を取り戻しています。

断層の真上という厳しい自然条件がありながら、一方で豊富な湧水がある。熊本地震のずっと前から、その美しい湧水を使って暮らしてきた地域です。

益城町の砥川(とがわ)付近に広く分布している砥川溶岩は、熊本市の地下水をためる水瓶として機能していたりもします。

たくさんの恵みがあって、時に厳しい顔を見せる自然環境と、長らく共生してきた歴史。

それがほんの少し、見えた気がします。

熊本地震から5年が過ぎました。

あの痛みを風化させることなく、しかし前を向いて一歩ずつ進みたいものです。

これからも、地震だけでなく予期せぬ水害や台風や噴火や、あるいはよく分からない感染症の流行や、そんな無理ゲー系の出来事が起きるかもしれない。それでも、人生は続くのですよね。

力強く復興する益城町を見て、そんなことを思いました。

そして肥後ジャーナルはこれからも、熊本の土に深く根をおろし、たいていふざけているけど時にはまじめに、全力で熊本を愛し続けたいと思います。

なんだか急に肥後ジャーナルを代表したみたいになっていますが、編集部一同、きっとそう思っています!

益城町交流情報センター ミナテラス

所在地

上益城郡益城町木山236

電話番号 096-287-8411

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ライター紹介

羽田さえ

羽田さえ

県外出身、1970年代生まれのライター。専門分野は旅行関係。巨木、仏像、おいしいもの、レトロなもの、じわじわくるB級系などが好きです。

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