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【北区】紅葉の名所・瑞泉寺(ずいせんじ)へ!自由律俳人・種田山頭火ゆかりの地を訪ねて

ライター:ひらの ひらの
キーワード:

自由律俳句で知られる俳人、種田山頭火(たねだ さんとうか)。

実は、熊本市北区植木町にある瑞泉寺(味取観音堂)で、堂守を務めていた時期があるのをご存じでしょうか。

これから紅葉の季節を迎える瑞泉寺。

境内を歩きながら、山頭火ゆかりの場所を訪ねてみました。

石段を登りながら石仏巡り

場所は、熊本市北区植木町味取。

山頭火の像が目印です。

訪れたのは10月の上旬。

瑞泉寺の境内には、木々に囲まれた石段が続いています。

境内には、西国三十三所霊場(さいごくさんじゅうさんしょれいじょう)にちなむ石仏が点在しています。

西国三十三所霊場とは、観音菩薩を祀る33か所のお寺を巡る巡礼にならったものです。

番号の付いた石仏を探しながら、一つひとつ拝んで歩くことができます。

石段を登りながらの石仏巡りは、ちょっとした運動にもなりました。

ゆっくりと歩いた先には、立派な味取観音堂(みとりかんのんどう)が待っています。

10月上旬に訪れた際、境内の木々はまだ緑色でした。

瑞泉寺は、秋になると色鮮やかな紅葉が楽しめるスポットとして知られています。

俳人・種田山頭火が堂守を務めた場所

山頭火は1882年、現在の山口県防府市に生まれました。

家業の酒造業が破産したことなどを経て、1916年に妻子とともに熊本へ移住。

その後、熊本市内で禅の修行を始め、1925年に出家して味取観音堂の堂守を務めることになります。

山頭火が詠んだのは、五・七・五の音数や季語にとらわれない「自由律俳句」。

旅先の風景や日々の暮らしの中で感じたことを、飾らない言葉で表現した作品で知られています。

ほろほろ酔ふて木の葉ふる

その後、山頭火は味取観音堂を離れ、各地を旅しながら俳句を詠み続け、

1940年10月11日、愛媛県松山市の一草庵(いっそうあん)で、59歳の生涯を閉じました。

山頭火のことをよく知らなかった私も、今回訪れたことで、その足跡に触れることができました。

この日知った山頭火の句は、どこか物悲しいものが多く、秋の始まりの寂しさに似たものを感じました。

冬が来る前に、真っ赤な紅葉を

駐車場は瑞泉寺の道向かいにあり、徒歩ですぐアクセスできます。

紅葉を楽しむだけでなく、訪れた場所で新たな人物や歴史に出会えるのも、散策の面白さなのかもしれません。

石仏を巡りながら石段を登り、山頭火が過ごした場所に思いを巡らせる。

冬が来る前に、境内を真っ赤に染める紅葉を眺めに、瑞泉寺へ出かけてみてはいかがでしょうか。

※石段が続くため、訪れる際は歩きやすい靴がおすすめです。

瑞泉寺(ずいせんじ)

住所

熊本市北区植木町味取1-282

駐車場

あり

電話番号 096‐272‐2582

ライター紹介

ひらの

ひらの

熊本県以外に住んだことがない、肥後純血種。

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