花岡山といえば、熊本市内を眺望する夜景や、頂上にそびえ立つ仏舎利塔(ぶっしゃりとう)で有名ですが、実は仏舎利塔より手前から反対方向に進むと、謎の石仏が立ち並ぶ「隠れ仏」がいると聞いて探してみました。山肌を進んだ先には神秘的な空間が広がっていましたよ。まさか花岡山にこんな場所があったとは…。
花岡山といえば夜景と仏舎利塔ですよね
みなさん、ご存知、熊本の「花岡山」。頂上には仏舎利塔(ぶっしゃりとう)がそびえ立ち、夜には熊本市内を一望する夜景が楽しめる人気スポットです。
失礼ながら、私、花岡山といえば、夜景と仏舎利塔、この2つのイメージしかありませんでした。
しかし、この近くにひと目につかないところに祀られた「隠れ仏」がいるいう話を聞いて探してきました。
仏舎利塔より手前から山道をいく
隠れ仏があるのは、花岡山を頂上に向けて進む途中、仏舎利塔の手前にある日本山妙法寺というお寺の前で、仏舎利塔と反対方向に進みます。こっち側って意外と行ったことないですよね。
すると巨大な鳥居が見えます。清藤稲荷神社の鳥居です。
車で進めるのはここまで。駐車して徒歩で進みましょう。
写真だとわかりにくいのですが、大鳥居の向こう側に、もうひとつ小さな鳥居があるので、そこを進んでいきます。
これですね。向こう側は急斜面になっていますが、階段があるので、気をつけて進んで下さい。
こんな階段を何個か降りていきます。高所恐怖症の人にはきついかも。
少し進むと赤いお社が見えてきます。まずはここを目指しましょう!
夏場ですが、ちょっと体感温度低めに感じました。涼しい。それでもめちゃくちゃ汗ばみますけどね。
階段を下りきると目の前にあるこのお社。戸坂稲荷神社という神社だそうです。
中にはご神体がお祀りしてあるので、しっかり手を合わせた後に、前を失礼して
さらに奥へ進んでいきます。先にも鳥居が見えますよね。あの先が目的地です。
もうここまででかなり神秘的な雰囲気で山奥感あるんですけど。
鳥居の向きからして、ここから「出ていく」という表現が正しそう。
草が生い茂っているので分かりづらいですが、一応ちゃんと道があります。
山道を抜けた先に
鳥居を抜けてすぐ、開けた場所についてぱっと岩肌を見てみると…
岩肌に仏様がたくさんおわせられる…。なぜこんなところに…。
どこを向いているのか確認してみましたが、その視線の先は夏の草木が生い茂っていて確認できず。方向音痴の私にはその方角が北なのか南なのかもわからず…
お隣にも仏様が祀られていて、しっかりお世話されているようでした。
こんなところまで、こまめに来ている方がいらっしゃるんですね…。
なんだか不思議な空間でした。
帰り道、ショートカットに気づく
ふと隠れ仏から、更に奥に続く道を見つけました。
まだなにかあるのかな?と恐る恐る上り坂を進んでいくと…
あれ。なんか見覚えのある…。
これ、最初目印にしてた大鳥居やないですか?えっ、戻ってきた??
体感ですが、往路の5分の1くらいの時間で戻ってこれたんですけど。え?こんなところに道あった??
振り返るとただの茂み。これは気づかないって。
帰りにショートカット用意してあるって、なんかゲームみたいだな、なんて雰囲気ぶち壊しのことを考えてしまいました。
神秘的な隠れ仏 夜景もいいけれどたまには歴史を感じてみては?
ということで、花岡山の隠れ仏を探してきました。
実は花岡山って山頂までの道中もちょこちょこお地蔵さんがいます。
地域を見守る仏様、夜景もいいですがたまには歴史を感じに登ってみてはいかがですか?
めっちゃ怖いので、夜はおすすめしません。
記事シェア