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【くまもとの巨木】神様を守るように立つ巨木!上天草・永目神社のアコウの木

ライター:羽田さえ 羽田さえ
キーワード:

熊本県内各地に存在する、巨木の数々。
深い森の奥深くに、ちょっとした木立の中に、そして時にはぽつんと一本だけ立っている、さまざまな巨木を訪ねます。

今回の巨木は上天草市、姫戸地区。「永目神社のアコウの木」です。


永目神社のアコウの木って?

天草エリアの海沿いに多いアコウの木。これまでにも西平椿公園のラピュタの木や、世界遺産・三角西港のアコウの木などをご紹介してきました。

今回の「永目神社のアコウの木」は上天草市の天然記念物。

熊本県で1位、全国で3位のアコウの巨木として認定されています。

永目神社はGoogleマップで出てくるから安心♪と思いきや、普通に通り過ぎてしまいました。


266号線沿いの立地で看板もあるので、ナビに頼りすぎず注意して見ていれば問題なく見つけられるはずです。

駐車場の表示などは特にありませんが、上天草市役所に問合せしたところ、道路をはさんで反対側は市の土地なので、駐車OKとのことでした。

そして永目神社の狛犬がなんか可愛かったので、写真を載せておきます。

アコウの木とご対面!

永目神社(永目十五社宮)にお参りしたのち、いよいよアコウの巨木を見学。
高さ約15m、幹まわりが約11.2mで、樹齢は300年以上と推定されます。ご神木として、地域の人たちによって大切に守られてきました。

現在は海から数十メートル離れていますが、古くはこの木のすぐ近くに海岸線があったとも言われています。

拝殿や本殿を守るようにたたずむ巨木。幹にはしっかりとしめ縄がまかれています。

アコウの木は塩分を含む海水にも強いため、流れ着いた先で根をおろし、新たな土地で生き続けることがあるのだそう。

天草のあちこちで見られるアコウは、そんなふうにどこからか漂着して大きく育った木なのかもしれません。

ちえと鳩によるサイズ比較

以前から気になっていた「比較対象がないので木のサイズ感がいまいち分からない問題」ですが、今回は助っ人がいます。

今回は肥後ジャーナルのライター「ちえ」「東海林メアリー」と3人で出かけた取材の道中だったため、さっそくフレームインしてもらいました。

隣に人物が入れば、木の大きさが分かりやすくなるかな。ひとりは人物っていうか鳩だけど。

こうして並ぶと、幹の太さが良く分かります。

熊本一と言っても威圧感のあるような大きさではなく、包み込まれるようなスケール感のある巨木でした。

まとめ

「永目神社のアコウの木」は、上天草市姫戸地区の海沿い、お社の傍らに立つ美しいアコウ。

小さな境内ですが遊具が置かれ、そうじも行き届いており、清涼な空気が流れています。

初めて来たのに、どこか懐かしい気持ちになるような場所でした。

大切に守りたい熊本の巨木のひとつを、また見つけました。

*ご紹介する巨木は各自治体で天然記念物や文化財に指定されているもののほか、地元の人たちに長く大切にされてきた木ばかりです。
無理に登る、枝を折るなどの行為で木をいためることのないよう、お願いいたします。

永目神社のアコウの木

所在地

熊本県上天草市姫戸町姫浦3947

ライター紹介

羽田さえ

羽田さえ

県外出身、1970年代生まれのライター。専門分野は旅行関係。巨木、仏像、おいしいもの、レトロなもの、じわじわくるB級系などが好きです。うっかり熊本市から北海道に引っ越しましたが引き続きよろしくお願いいたします。

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