熊本県内各地に存在する、巨木の数々。
深い森の奥深くに、ちょっとした木立の中に、そして時にはぽつんと一本だけ立っている、さまざまな巨木を訪ねます。
今回訪れたのは天草市、西平椿公園の「アコウの木」です。
天草のラピュタの木って?
場所は天草下島の西海岸、天草市天草町です。Googleマップでは「西平椿公園」で出てきます。
景勝地「妙見浦」から車で30分ほどかかりました。
西平椿公園の入り口にはゲートがあります。その先に見えるのは天草の美しい海。
これはもう絶景の予感しかない!
目的のアコウの木はインスタグラムなどのSNSで話題になり、ラピュタの木などと呼ばれています。
駐車場に車を停め、海岸方面へ向かって階段を降りていきます。ゆるいイルカの看板がキュート。
100メートルほど進みます。
アコウの木に近づくためには、木の根や石を踏み分けていく必要があります。歩きやすい靴で行きましょう。
アコウの巨木とご対面!
向かって右側にアコウの木が見えてきます。林の中ですが、すぐにそれと分かる存在感でした!
張り巡らされた木の根と巨石との組み合わせが、ラピュタっぽさを感じさせます。
写真では大きさが分かりづらいのですが、巨木の高さは20メートルほど。
下の岩も、一辺が6メートルほどの大きさで迫力満点です。
入り組んだ根元も見応え充分。神秘的で不思議な雰囲気です。
熊本市近郊の巨木はクスノキが多いのですが、天草にはアコウの木が多くあります。
潮や風に強く幹が丈夫なアコウの木は、海沿いの地域では船を係留するのにも重宝されていたのだそう。
そんな天草の風土に思いを寄せつつ巨木をひととおり堪能したら、そのまま階段を下りてみましょう。
階段を下りた先に広がるのは、天草の美しい海!
加工なしでこの美しさ。巨木を見に来て、思いがけず海の絶景にも出会うことができました。
まとめ
インスタで話題の「天草のラピュタの木」は、西平椿公園のアコウの木。
名前のとおり、西平椿公園には2万本もの椿が植えられているのだそう。2月から3月ごろの、椿の花が咲く季節に訪れるのもおすすめです。
*ご紹介する巨木は各自治体で天然記念物や文化財に指定されているもののほか、地元の人たちに長く大切にされてきた木ばかりです。
無理に登る、枝を折るなどの行為で木をいためることのないよう、お願いいたします。
西平椿公園のアコウの木(天草のラピュタの木)
所在地 | 熊本県天草市天草町西平 |
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