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めっちゃ回るコマや超硬合金で作った最強のベーゴマとか作ってる「ナカヤマ精密」という会社に遊びに行ってきた

ライター:山田 山田

熊本って、工業団地も多いですし製造業の工場もたくさんあるのですが、難しすぎてイマイチ何を作ってるかわかりません。いろいろ調べているとめっちゃ回る精密なコマや超硬で作った文鎮などを作ってる変な会社があったので突撃してみました。


ネットで見つけた謎のアイテム

色々調べているときに、偶然目にした「ナカヤマ精密」という会社のホームページ。

そこには

King Of BEIGOMA

材質 超硬合金

鋼材のベーゴマに対して2倍の重量 最強のベーゴマとなっております。

精密コマ

超精密加工技術により、ブレが少なくきれいに回転

文鎮

材質:超硬

参考価格 100,000円

ちょっと待て!!文鎮とかベーゴマに超硬合金(よく分からないけどすごく硬そう)とか訳がわからない!

しかも、文鎮が10万円って誰が買うんや!!!!

とツッコミどころ満載。こういうちょっとおかしい企業は大好きなので、早速取材に行きました。

実は小惑星探査機「はやぶさ2」の部品なども作ったすごい会社

今回お邪魔したのは菊陽町にある「ナカヤマ精密 テクニカルセンター」。ここで、謎のアイテムを作っているそうです。

思っていたよりめっちゃデカイ会社でちょっと焦りました。

ということで、取材を受けてくださったのが、ナカヤマ精密の中山社長です。コマとか文鎮の話聞くのに社長がでてきてくださり、めっちゃ焦りました。

山田

はじめまして、肥後ジャーナルの山田です。ホームページを見たら、めっちゃ回る精密コマとか、超硬の文鎮、ベーゴマなど謎のものを作っていますが、なんでそんなもの作ってるんですか?

中山社長

普段は半導体や精密機械の部品を製造してるんですよ。最近話題にしていただいてるものでは、小惑星探査機「はやぶさ2」の部品も作ったりしています。

山田

えっ、思ったよりめっちゃすごかった。でも今日ははやぶさ2より、コマです。なんでそんなすごい企業なのにコマとか作ってるんですか。

中山社長

コマは10年ほど前に製造業のコマ対戦みたいなものがあった際に作ったのがきっかけですね。13分間回り続け、九州大会では優勝、全国ではベスト8になりました。その後も量産型の精密コマなどを作っています。

中山社長

このコマは、量産型ですが、ガラスの上など硬いところで回すと5分くらい回ります。

山田

なんか最初は揺れていたのにだんだん安定して止まってるみたいに見えますね。これで量産品?どうやったらこんなもんできるんですか?

中山社長

棒状の素材から削り出して作るのですが、3~5ミクロンの精度で緻密に削りあげています。

山田

すごそうですけど、ミクロンなんて意識したこと無いので凄さが分かりません。

中山社長

1ミクロンが1000分の1ミリですね。通常はその1ミクロン単位で超高度の精密加工をしていますよ。

山田

人の感覚じゃ絶対分からんやつですね。

山田

こっちはアレですよね、King Of BEIGOMA。最強のベーゴマ。

中山社長

面白いなと作ってみたのですが、G2という硬度で作ってるのですが、最強のベーゴマ同士ぶつかると割れるんですよね。もう少し硬度を落とせば割れにくくなるので、改良の余地があります。文字も入れられるので贈り物や記念品などで購入される方が多いですよ。

山田

最強同士のぶつかり合い…。特に気になったのが10万円する超硬の文鎮なんですけど、失礼な話、アレ買う人いるんですか?

中山社長

残念ながら現物は今手元にないのですが、あれは定年退職するスタッフが書道を嗜んでいたので、贈り物として作ったのが始まりなんです。やるからには本気でと当社が得意とする超硬合金で作りました。かなり喜んでもらえ、社内からの評判も良かったので、そこから製品としても売り出しています。

山田

にしても、10万円って文鎮の値段じゃない気がします。

中山社長

実はそれでも生産コストで言えばもっとかかってるんですよ(笑)。例えば、レーザーカットで栞なども作っていますが、これも1枚あたり2~3千円かかるんですけど、栞でその価格だと売れないので、もっと安く販売しています。他にもゴルフのパターだったり、ビアグラス、パズルなんかも作ってます。

山田

遊び心半端ないですね。

中山社長

せっかくなので、工場も見ていってください!

謎の機械がたくさんある

中山社長

ここでは、削りの作業などをしています。

山田

すげぇ。

中山社長

機械で作業をする工程もあれば、職人が手作業で調整する工程もあるんです。

山田

機械大きいし、すごいのも分かるし、男心もくすぐられるんですが、正直スケールでかすぎて何してるのか分からないです。

中山社長

なら、わかりやすいものも見ましょうか!

中山社長

これはレーザーカッターで、先程の栞なども作ってるんです。

山田

レーザーカッター!それはなんとなく分かります!

中山社長

これは、レーザーカッターで作ったものですね。飲み屋で「コースター作ってみようか」って作ってみたり、鏡とかイヤリングも。今は折り畳める焚き火台なんかも試作してるんですよ。面白いと思ったものはなんでも作ってみることにしているんです。

山田

はやぶさ2の部品との格差がすごい

「遊び心」や「多少の無駄」が必要

山田

あんな設備で、コマとか文鎮とか作ってると思わなかったので、ちょっとビビりました。

中山社長

仕事には、遊び心や多少の無駄が必要だと思うんですよ。世の中、無駄が悪いもののように言われますが、それでギクシャクしているんですよね。だから多少の経費をかけてでも、遊び心を持って、無駄なこともやっていく必要があると考えています。

山田

肥後ジャーナルも、遊び心を持って無駄な記事も書いてます。しょーもなっ!って言われるとすごく嬉しいし、みんな笑って読んでくれるんですよね。

中山社長

淡々と仕事をこなすだけの作業より、想像力も豊かになりますし、ものづくりを楽しめるんですよね。それが現場にも生きていると思います。やはりものづくりは楽しいものなので。

山田

ちょっとした好奇心で伺ったのですが、すごく良いお話が聞けました!ありがとうございます!

変なものを作ってる会社はすごかった

ということで、精密コマや最強のベーゴマ、10万円の文鎮を作っているナカヤマ精密にお邪魔してきました。

遊び心と無駄を大事に、想像力とものづくりの楽しさを養っているからこそ、はやぶさ2の部品なども実現できたのかもしれません。

めっちゃ回る精密コマは大人でも地味に楽しめますよ!通販や問い合わせ購入もできるそうです!

10万円の文鎮もぜひ!

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ライター紹介

山田

山田

肥後ジャーナル編集部の大きい人。前職は地域経済誌記者やマーケティングのディレクター。将来の夢はヒモになること。 特技は睡眠で、朝起きるのが苦手です。

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