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玉名市山田の山田日吉神社にある「山田の藤」が見頃なので山田が見に行った

ライター:山田 山田
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玉名市山田にある山田日吉神社。そこには「山田の藤」と呼ばれる樹齢250年以上の大きな藤の木で藤棚が作られています。今年は例年より10日以上早く開花したということで、親近感を覚えた肥後ジャーナルの山田が見物に行きました。


玉名市山田の山田日吉神社

こんにちは、肥後ジャーナルの山田です。

今日は山田が、玉名市山田にある山田日吉神社にある「山田の藤」を観に来ています。山田祭りです。

鳥居の外から境内を眺めてみても圧倒的な藤棚が見て取れるんです。藤棚は昔はあちこちで目にした気がしますが、最近では減りましたよね。特にこんな大きなものは初めて見た気がします。

最近流行りのお話では、藤の花は鬼を寄せ付けないとされていますが、こんなにあれば安心です。

境内には参道を挟んで藤の木が並び、アーチ型の藤棚が作られています。

見上げると一面が薄い紫色で圧巻。

ですが、真髄はこれではありません。社の近くには樹齢250年以上(地域住民談)の御神木があり、1本で大きな藤棚を形成しているんです。

1本の藤の木から広がる大きな藤棚

こちらが、先程の藤棚からさらに社殿側にある藤棚。目に映る藤の花すべて1本の藤の木から広がっています。

圧倒的なまでの幻想的な色合いと、ほのかな藤の芳香につつまれて、非日常的な雰囲気です。

こちらが御神木になっている「山田の藤」。数本に分かれているように見えますが、もともとは1本の藤の木。

子供の頃からずっとこの山田地区に住んでいるという80歳のおじいさんによると、昔はこんなに太い1本の藤の木だったそう。

かつて隣に生えていた巨木を伝って、かなり高い位置まで藤の花が伸びていたそう。その巨木に登って、上から藤棚を眺めては総代さんに怒られていたそうです。

看板には詳しい説明が書かれています。この看板は平成22年に作り直したもので、おじいさんいわく「前あった昔からん看板にも樹齢約200年って書いてあったとばそのまま作り直さしたけん、もう樹齢250年ばっかなるばい」とのことでした。

藤の花の房は長いもので1mほど伸び、手を伸ばせば届くほど。今年は例年より10日ほど早く満開になったそうです。

また、昨年・今年は感染症対策で中止されていますが例年であれば夜間はライトアップされ幽玄な藤の姿を楽しむことができたそう。

長い年月、山田地区の誇る宝として、地域の方々の手で守り続けているそうです。

藤棚以外にも、境内には鯉の泳ぐ池に歴史を感じる水車があったり、孔子の教えにも出てくる「宥座の器」と呼ばれるものがあったりと楽しめる要素がたくさんありました。

満開の藤の花は圧巻!ぜひ山田へ!

玉名市山田の山田日吉神社にある「山田の藤」。熊本県下最大の藤棚で、毎年多くの見物客が訪れます。

今年の満開は過ぎてしまいましたが、毎年この季節になるときれいな色合いの花房を見ることができます。

歴史と風情、そして情緒を感じる「山田の藤」は圧巻ですよ!

山田日吉神社

住所

〒865-0066 熊本県玉名市山田1番地

ライター紹介

山田

山田

肥後ジャーナル編集部の大きい人。前職は地域経済誌記者やマーケティングのディレクター。将来の夢はヒモになること。 特技は誤字脱字。朝起きるのが苦手です。

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