滝に打たれて心身を鍛える修行、滝行。見聞きしたことはあっても、実際にやったことがある人って少ないんじゃないでしょうか。実は熊本でも滝行をできるお寺があります。ということで植木と玉名の中間にある不動山平等寺で、滝行を体験してきました!
不動山平等寺へ
こんにちは、肥後ジャーナルの山田です。植木町にある不動山平等寺というお寺に来ています。
実は、先日、「修行体験者受付中」と書かれた看板を目撃して、ふんどし姿の男性が滝に打たれていたのを目撃して気になっていました。
こんな暑い日の滝行なんて、きっと涼しいので修行どころか気持ちいいに決まっています。そんなふざけた気持ちで電話したのですが、すぐにOKがでました。
そうそう、この看板です。目にした瞬間、個人的にインパクトのある熊本の看板ランキング上位にランクインしました。
住職の案内で、境内を進みますが、とにかく石段が続き、運動不足の私にとってはもうこの時点で修行でした。
まずは滝行の説明を受ける
まずは、修行場で説明を受けます。
ご住職の蠣原法勝(かきはら ほうしょう)さん。実はあの看板の写真で滝に打たれている方です。
滝行とはどんなものなのか説明を受け、注意事項や作法を教えてもらいました。
ちなみ、開始数分で足がしびれて正座を崩しましたが、最初から崩していてOKだったそうです。
説明を受けたあとは、修行にふさわしい格好に着替えます。
こちらが、修行にふさわしい格好です。
女性の場合は、白衣になります。では、早速滝に向かいましょう。
山から湧き出る自然の水を全身で受ける
ということで、いよいよ滝にやってきました。この時点でかなり涼しいです。
お腹がかなりぽっこりしているのは突っ込まない方向でお願いします。
水は糸のようにまっすぐ落ちているタイプで、イメージしていたのとはちょっと違いました。これなら余裕かもしれません。
すぐに滝に入るのではなく、参拝や読経、入る順番などしっかり作法があります。
しっかり、挨拶して、
お経(般若心経)を読経。
塩と酒で体を清めて、いざ!
あっ。
あ、あ、あ、あああああああああっっっ~~~~
水圧エグっっっ
本当に油断したら押し出されそうなくらい、水が強い。
もたれかかれそうな勢い。
滝行は3~5分行います。住職が読経してくれるので、それが終わるまでです。
私もやるので、見ていてください。
迫力すげぇ……。私は言葉を発する余裕なんてなかったのですが、住職は自ら読経しながら滝に打たれていました。
どうでしたか?
水の勢いにびっくりしました。読経しながら打たれてる住職の迫力に驚きました…
修行してますからね。今は暑いので、水も気持ちよかったでしょ。冬になると冷たくて痛いんですよ
この勢いで冷たい水が落ちてくるのは想像しただけで…
自然の水なので、冬は雨が少ない分、水量は少ないんですよ。ぜひ冬もいらしてくださいね
最後に写経も
せっかくなので、他の修行も…ということで、写経も体験させていただきました。
住職が書いたお手本と比べると泣きたくなります。
ちなみに、住職は半紙に直接書いてますが、私はうっすく印刷された文字の上をなぞりました…。
他にも座禅や読経、法話などさまざまな修行体験ができるそうです。
修行で身も心もリフレッシュ
修行といえば、苦行に耐え、心身を研鑽するイメージですが、
平等寺の修行は、その他にもストレス解消や自分自身を見つめ直す目的もあるそうです。
自然の中で、日常と違う体験をすることでリフレッシュにもなりますよ!実は企業の研修なんかにも使われているんだとか。
宗教や宗派に関わらず、修行体験ができるそうなので、なにかに疲れたり悩んだりしたときはぜひ滝に打たれてみてください!
華厳宗 不動山平等寺
住所 | 〒861-0165 熊本市北区植木町平原725 |
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電話番号 | 096-274-0111 |
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