こんにちは方向音痴です。この記事は「道さえ覚えれば方向音痴がなおるんじゃないか」という仮説をもとに、ひたすら熊本県道を走るといった内容です。
※過去、県道シリーズはこちらから
さて…今回も玉名です。というか1号線からずっと玉名です。
こうなると「もう結構玉名は覚えたんじゃ」って思いますよね。
全く覚えられません。毎回とても新鮮な気持ちです。
特に今回の県道6号線は、玉名の人の優しさ無しにはスタート地点にすら立てなかったし、吉四六さんに並ぶ名とんちプレーヤーに出会ったりなど非常にハートフルな県道旅でした。
それではご覧ください。
スタート地点に向かうまでに苦労
今回の県道6号線は玉名市から福岡県八女をつなぐ県道です。
起点は玉名の高瀬大橋の近くにある
秋丸の交差点から
県境である玉名郡和水町上十町までです。
今思うと「町が終点?広すぎんか?」と思うのですが、現場ではそこまで頭は回りませんでした。
なぜなら、スタート地点である秋丸交差点に向かう途中、なぜか高瀬大橋の河川敷に入って迷子になり
本来、車はこのルートで出なきゃならないところ
うっかり歩行者専用道路に入り込んでしまいまして。
ヘアピンカーブを延々とバックでUターンすることとなり、とても疲れ果てていたのです。
あのときバック誘導してくれた工事現場の方、チャリに乗りながら「がんばれ~」って励ましてくれた玉名キッズたち、本当にありがとうございました。今思い出しても涙が込み上げてきます。
さて、話を戻し秋丸交差点からいざスタート!
人の言う事を疑い心労
さてここが「秋丸交差点」です。正面左に見えるのが高瀬大橋ですね。
高瀬大橋方面からきた場合、この交差点を左折します。
すると方向音痴泣かせな、どっちに進んでいいのか分からん道が出現します。
先に言っておきます。ここは右折です。
私はここでどっちに行けばいいのかと数分間途方にくれました。
きっと方向音痴仲間なら分かってくれると思うのですが、交差するところに立っている県道6号の看板が、どっちの方向を指しているのか分からないのです。
多分、ちょっと矢印っぽくなっている、その先が6号線なんだろう、くらいの理解力。
困惑してたところ心優しき玉名の人が「県道6号やら知らんけど、こん看板どおりに行きたいなら右やねえかな」って教えてくれ事なきを得ました。
ありがとう玉名の人。
「え?急に細い道になったけどあの人が言ったのあってる?」と失礼なことも頭によぎりましたが
マジでこの看板のデザイン変えて欲しい
あってました。
教えをこうた分際のくせに人を疑ってしまい申し訳ありませんでした。
反省したと同時にまた方向音痴泣かせ道路と出会いました。
ここは右折します。
すると神社がななめ左先に見えてくるので
ここを左折。
また道も心も細くなる道路に出るのですが気にせずどんどん進みましょう。
新玉名駅入口の交差点に差し掛かりますが、そのまま直進。
新玉名駅を左に見て進むと
やっと心の拠り所、青看板が出現します。
もうここまでくれば勝ったも同然。
ずーっとまっすぐの道がすすむので
このあたりから鼻歌まで出るほどの余裕が生まれました。
現九朗のトンチに苦労
のどかな道をのんびりと走行していたら、突如右側に公園のような開けた空間が出現。
え?誰??
たぬきと河童をしたがえてご満悦そうなこの方は何をされてる方なの??
「人の子になんのかんのというけれど、わが子の罪に現苦労する」…
どういうこと?
何かヒントはないかとキョロキョロしたところ、このような看板を発見。
吉四六さん、彦一さんに並ぶユーモアあふれた人物、それが玉名の源九朗さんなんですね。
名前が現九朗だから「現苦労する」なのか。
なるほど、分からん。
謎は深まるばかりですが、ここで現九朗さんのことばかりかまっていると日が暮れてしまうと判断し後ろ髪をひかれつつ退散。
細かな右左折に苦労
「結局、現九郎さんとはなんだったのか」
「後世に語り継がれ、銅像が立つほどのトンチとはどのようなものか」
など、脳内はすっかり現九郎さんに占領されつつ丸美屋の工場を通過。
すると突然、県道6号線が行方不明になりました。
しかし慌てることはありません。県道行方不明はあるあるなのです。さしより植木方面ではないとは思うので、左折してみましょう。
ほらまた出てきた。
カーブミラーが2つ並んでいるところを右折します。
花みずきや、車上狙い多発の看板が正面に見えたら、そこであっています。そのまま進みましょう。
まっすぐ
ひらすら
まっすぐ進むのですが、油断してはなりません。
このように突然二股が現れるのです。
そのまままっすぐ行くとまた迷子になるので、右側になんか白い橋あるなーって思ったら右折してください。
あっぶね。ほんと気が付いてよかった。
きっとこういうアクシデントも現九郎さんなら上手にトンチにするんだろうなあ。現九郎さんの才能に嫉妬。
※本当に慌ててたので撮影しそこねました。
とか考えてたら突然このような交差点に現れました。
いや分からんて!
青看板の矢印はどこを指しとると?まっすぐ?それとも左折???
これ信号がない交差点なので一瞬で判断しなきゃなりません。勘を信じ左折でGO。
途中県道6号線を示す看板が出てたので、ほっと一安心。
こんなアクシデントもきっと現九郎さんなら立派な…
ん?なんか右に見えた気がする
え?いやどっちに行けばいいと??
今通ってきた道が6号線
このまま進むと194号線
…
消去法でこっちでよかろ。
一か八かのギャンブルでしたが、心のオアシス青看板が6号線はこっちだよと示してくれてるので指示通り右折。
やたらこのあたりからセブンイレブンの看板が現れるのでどういったことかと思ってたのですが
新しいセブンができてたんですね。(取材日8月9日)休憩がてらオープンセールに便乗。
もうゴールは近いはず!
いよっしゃ~~~~!!!!ゴール地点である和水町上十町に到着!
ただ、町のどこが明確なゴールなのか…
多分県境までだと思うのでこのまま進んでみましょう。
ということはまた山越えなんですが。
玉名の県道のおかげでこの辺りは慣れたものとなりました。
はい、やっとゴール!
現九朗の横にいた狸のしわざか…
このまま真っ直ぐ行ったらどこに行くのかなーって進んだところ案外すぐに山をおりまして。
出てきた先はまさかの国道3号線で、すぐに鹿北の道の駅が現れました。
さっきまで確実に玉名にいたのに
なぜ山を降りたら鹿北にいるのだろう?
ここでもう確証しましたね。
現九朗さんの隣で虚無顔で寄り添ってたあの狸のしわざか…ってね。
県道6号線は現九朗する
実際に熊本県道6号線を通って分かったことは
・玉名の人マジで優しい
・現九朗の才能に嫉妬
・山道走行が得意になってきた
といったところでしょうか。
次は7号線頑張ります。
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