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国道57号線を県内の端から端 三角町から阿蘇まで原付で走ってみた

ライター:山田 山田
キーワード:

国道57号。長崎市から大分市までをつなぐ国道で、県内では宇城市三角町から阿蘇市まで続いています。熊本市内に住んでいると東バイパスのイメージが非常に強いですが、実はめちゃくちゃ長く、海から山へと続いている道路。50ccの原付で端から端まで走ってみました!


三角港からスタート

こんにちは、肥後ジャーナルの山田です。

先日、国道3号を県内の端から端まで原付で走ったら、読者の皆様から「次は57号線を!」という非常に無責任…もとい、期待に満ちたご要望をいただきました。

読者の皆様からの要望とあればどんな無茶振りでも応えるのが肥後ジャーナル。

ということで、三角港に来ています。

国道57号は長崎市から大分市まで続く国道ですが、長崎県ー熊本県は海の上を繋がっています。現在では運行していませんが以前では三角港と島原外港をつなぐフェリーを通して繋がっていたそうです。

三角港を出て、左折すると国道57号。天草と書かれていますが、すぐに宇土方面への道に繋がっています。

では、阿蘇の大分との県境を目指して進みましょう!

ひたすら海沿いを進む

三角港を出てすぐ、天草方面に進む三角大矢野道路との分岐があります。真っ直ぐ進むと熊本方面です。

まずは、熊本市まで42km。最近、原付でもこのくらいの距離なんとも思わなくなってきました。

途中、三角西港の前を通ります。

その後、三角町から宇土市にかけてずーっと海沿いを走ります。めっちゃ気持ちいいです。

さすが名高き、御輿来(おこしき)海岸。

途中で、道の駅宇土、宇土マリーナに立ち寄りました。海の駅と併設されていることもあり、魚介類が豊富でお手頃。

このしろ寿司が安かったので買ってみました。

めちゃくちゃ新鮮で肉厚だったのですが、頭の部分を食べるには勇気がいりました。こういう地元のものを味わいながら進む旅、最高です。

その後もひたすら海沿いです。消波ブロックが立ち並んでいます。登って靴飛ばしたいですね。

宇土市で国道3号と合流し市街地を進む

海の見える道を過ぎたあと、宇土市の松原歩道橋で左折します。ここからはしばらく国道3号と合流した道になります。

近見の交差点で、左折すると熊本港線、まっすぐ進むと3号線に入ります。57号線は右折です。

ここから弓削の交差点がいわゆる”東バイパス”になります。

まーっすぐ進んで、田井島交差点を通過します。この辺は57号線!!って感じしますよね。

まっすぐ電車通りと交差します。この先では県庁と交差しますし、なんだかバイパスって言うだけありますよ。

真っ直ぐ進むと、北バイパスと東バイパスに分かれます。

そこから、まっすぐ阿蘇方面に進みます。阿蘇まで残り45km。熊本ICを越えて、光の森エリアを越え、ひたすら進みます。

菊陽から大津町に差し掛かると、阿蘇外輪山が視界に入ります。今からあそこを登ります。まじかぁ。

大津から現行ルートを通り阿蘇へ

大津で、国道325号と合流します。57号は阿蘇・大分方面で、325号は南阿蘇方面に進む道路です。

途中で道の駅大津があります。この先を左折すると「国道57号北側復旧ルート」に繋がりますが、自動車専用道路ですので、50ccの原付では通行できません。

素直に、現行ルートを進みます。

私のような重量級が乗った原付だと、登り坂は頑張って時速20kmしか出ないのでチロチロ登り、南阿蘇村の立野地区に入りました。

立野では話題のガソリンスタンドで満ターンにしてもらいました。

3月の供用開始に向け工事が進む新・阿蘇大橋を背にさらにまっすぐ進みます。

いよいよ阿蘇市内に

しばらくすると阿蘇市に到着しました。やはり57号が開通したことでめっちゃ早くなりました。阿蘇ってこんなに近かったんだ…。

北側復旧ルートはまだ通ったことが無いのですが、これよりもっと早いらしいので早く通ってみたいです。

しばらくると、北側復旧ルートとの合流地点があります。ここから交通量も増えました。

道の駅阿蘇にも立ち寄りましたが、おわかりいただけるでしょうか。もう夕焼けが道の駅を紅に染めているのが。

阿蘇神社の前を通過した頃にはもう町並みが暮れなずみ始めています。

外輪山がもう赤く染まりつつあります。これ、急がないと県境についたとき真っ暗です。寄り道せずに進んでいきましょう!

ここに来て、最後の難所「滝室坂」です。阿蘇と大分をつなぐ主要な道ですが、勾配も激しく降水量が多い日には通行止めになっちゃうのでいまトンネルを掘っているところ。

ここを原付で登ります。

阿蘇の町を照らす夕日を眺めながら悟りました。あかん、日没間に合わんかも。

ひたすら坂道を登ります。

ひたすら山を越え、今度はうっすら月が見えてきました。

案内板はすでに「大分」「竹田」と県外を指しています。いよいよ県境に近づいてきた感じがします。

道の駅波野にちょっと立ち寄り、さらに進んでいきます。

もうかなり寒くなってきているのに、ひまわりが咲き誇っていました。左に曲がると産山村です。

終点、大分県との県境

そして、なんとか、真っ暗になる前に大分県竹田市との県境にたどり着きました!

海からスタートして、山の中でゴールする熊本の国道57号。

現行ルートと北側復旧道路が開通したことで阿蘇市内とのアクセスがかなり良くなり、原付でも十分に走ることができました!

ちなみに、帰り道は真っ暗で、気温は10℃。熊本市内にいる時の普通の格好だった私は凍える寸前でした。

みなさま、原付で国道57号を横断される際には、寒さ対策をお忘れなきよう……。

ライター紹介

山田

山田

肥後ジャーナル編集部の大きい人。前職は地域経済誌記者やマーケティングのディレクター。将来の夢はヒモになること。 特技は誤字脱字。朝起きるのが苦手です。

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