みなさん、こんにちは。肥後ジャーナルの山田です。

職業柄、睡眠時間と原付に乗っている時間以外は、ほぼパソコンなりタブレットを触っています。

ちなみにスマホは所有しておりません。

それでもこの依存度。

自分でも「あっ、これはいけないな」と感じるのですが、気づけば何かしらの情報を見ています。

そこで今回デジタル・デトックス（スマホ、パソコンなどのデジタル製品しよう禁止！）をしよう！でもすぐ使えるとどうしても甘えが生じるので、強制的に電波がさほど届かない阿蘇の産山村へ行ってきました。

※取材で必要なのでデジカメだけはOKとしております。

産山村にあるお試し住宅にお泊り

ということで、やってきました。産山村。

標高も高いので、めっちゃ涼しいです。ナビなしで迷子になりかけましたが…。

そうして、大自然の中を先導され連れて行ってもらったのが…

この家です。

えっ。

いきなり放置プレイきた！！

とりあえず、中を探索してみましょう。

渡された鍵で裏から入ると、いきなり土間。かまどがありました。

……まさか、料理こことかじゃないですよね？

とか思ってたら、ちゃんとしたキッチンもあり一安心。

中は、広々とした和室が広がっていました。ここに一人で泊まるの寂しくない？？

近くを流れる川の水音と虫の鳴き声が聞こえてきます。

アカン…タブレットもパソコンも使えないとなるとやることがない…とりあえずどこかいこう…

ヒゴタイがめっちゃ咲き誇ってる

この時点ですでに「いかに、自分がデジタルに依存していたのか」ということが嫌になるほど痛感できております。

何もすることもない。どこかに行こうとも情報も分からないし場所すらどこなのか分からない。

フラフラと外に出たのはいいのですが…

大体、民家か畑か山か牧草地しかないので、目印になるような建物がありません。

しかし私は見過ごしていました。村内には、各所にこのような看板があるのです。これを頼りに進めば、なんとか主要な場所にはたどり着けます。ちなみに、村内には信号機も１つも無いそうです。

産山村には、山吹水源と池山水源という名所がありますが、今回はヒゴタイ公園にやってきました。

ヒゴタイって知ってます？？
産山村が村の花として定めている花で、紫色のトゲトゲした丸い花。8月～9月に咲き誇ります。実は絶滅危惧種に指定されている幻の花。

ちょうどいい時期に来たので、せっかくならと訪れました。

本当に不思議な花！今の時期、産山村の各地で見られるそうですよ。私は他の場所で見つけることはできませんでしたけど…。

公園の景色も絶景で、阿蘇五岳も綺麗に見えました。

広い敷地の中で、いろんな植物が鑑賞できます。

買い物する場所が…ない！

さて、のんびり観光していましたが、実は役場の方から一つ忠告されていたのを忘れていました。

小さな商店や野菜の無人販売はあるものの、ちゃんと食材を買い揃えようとすると、車で30分かけて阿蘇市かお隣大分県竹田市のスーパーにいくしかないそう。

せっかくなら、無人販売で野菜を！！と思って行ってみましたが、迫力すげぇ。村内に数箇所あるそうです。

こんな感じで野菜が販売されているのですが、気づきました。野菜だけで食事作れねぇ！

ということで、阿蘇市まで降りることに。最寄りのスーパーは阿蘇神社の近くのみやはら。あれ、この前ヒッチハイクで前通った。
とりあえず、夕飯はここでゲットしました。

夕飯は質素に

夕飯はこれです。
産山村までやってきてなにやってるんだろうと思いますが、このカップラーメン。

なんと産山村の湧き水で作りました。贅沢。

ひとりでずるずるすすりました。せつね。

教えて村のこと！地域おこし協力に聞いてみた

夜になると、役場の職員さんと地域おこし協力隊の堀江さんが遊びにきてくれました。

産山村の地域おこし協力の堀江さん。

就寝

ということで、一人になったし、眠ることにしました。だって、スマホもタブレットも触れないとやることないんですもん。

でも、本当に窓を開けていれば冷房いらずなほど涼しいです。網戸にいろいろ張り付いていましたけど。

天井でなにかが走る音がしたり、外でザワザワしたりしてました。

めちゃくちゃ広くてなにかの気配を感じた気がしてなかなか眠れ…

ました。おはようございます。

ちなみに産山村の方々は農家が多いので、だいたい朝4時くらいに起きるそうです。まじかー。

朝ごはんは地きゅうりを丸かじりしました。味が濃くて、漬物にしなくてもいけました。

避暑地に最高！産山村でのんびり過ごす最高の時間

ということで、産山村、避暑地としてはもちろん、人が温かくデジタルなんてなくても十分に楽しく過ごすことができました。

食材は美味い！景色は綺麗！そして涼しい！

ただ、買い物に30分かかるのと、虫が多いのと、山道に迷い込み迷子になりやすい（山田は3回なりました）のが難点ですが、それでもゆっくりした時間が過ごせますよ！

熊本市内に戻るとその温度差で死にそうでしたけど…。

普段、デジタルに触れる機会が多い中、たまにはそっと置いてオフラインの中で過ごすと、不便ながらとても気持ちいいです。

普段から「光なんてブルーライトばっかり」という方にこそ、零れ落ちてきそうな、綺麗な星空を眺めてほしいなと切に思いました。また行こう。

産山村役場