熊本名物の代名詞「からし蓮根」。シャキシャキの蓮根にたっぷりの辛子味噌がつまっていて、それが揚げられているわけですから、酒のつまみとしても最高ですよね。そんなからし蓮根のことを考えていたらふと思いました。わさびを入れてわさび蓮根にしたら美味しいのではないだろうか。そんな思いから実際にわさび蓮根を作ってみました。
からし蓮根も好きだけど
こんにちは、肥後ジャーナルの山田です。居酒屋で日本酒片手にからし蓮根を食べるのが大好きなのですが、最近では中々居酒屋に出向くこともできないのでそんな機会も減りました。なんなら自分でからし蓮根を作ってみようと調べていて思いました。わさび詰めてわさび蓮根にしても美味しいんじゃないか?と。
ということ材料(想像)を買い揃えてきました。
からし蓮根は、辛子を味噌とまぜた辛子味噌を詰め込むので、今回はわさび味噌を作ろうと思います。これも初めての経験です。
先に言っておきます。最後まで読んでもなんの為にもならないグダグダクッキング記事です。
わさび蓮根、調理開始!
まずは中に詰めるわさび味噌を作ります。本当は新鮮な生わさびがあればすりおろして使いたいところですが、今回はチューブで。
味噌の味と色に負けないようにふんだんに打ち込んでいきます。
それをよく混ぜると…
……あれ。全然緑色にならない。
私の計算ではこれで草千里の草原くらいの緑と黄色が混ざった感じになる予定だったのに。おかしい。
これをぎゅぎゅっと押し込むようにして、蓮根に詰めていきます。
こんな感じでうにゅっと出てきても焦ることなかれ。すべての穴から味噌が出てくるまで、はみ出た分を取り除きながら根気強くギュッギュッとしていきます。
はみ出た分を落としてあげるとこんな感じです。もう見た目は完全にからし蓮根。ねぇ、どうして?わさびはどこに行ったの。
でも、大量にわさびをぶち込んだおかげか、ほんのりわさびの香りがしています。味はきっとわさび蓮根なはず。
これに衣をつけて揚げていきます。続いて、そのための衣を作っていきましょう。
色味を出すために、小麦粉に粉わさびを混ぜます。初めて使うんですけど、蓋を開けてびっくり。粉わさびってこんなに白いんだ。
色つけるのは無理そうですが、きっと良い感じの風味を醸し出してくれるでしょう。
これを小麦粉と半々くらいで混ぜます。うーん、色の違い分からない。
ちなみに、からし蓮根ではウコンなどで黄色を出すそうです。焦げやすくなるので着色料を使う人もいるそうですけど。
つなぎで卵を塗りつけた先ほどの蓮根を転がしながら衣をまとわせていきます。
いやー、不安しか無い。
では、いよいよ揚げていきましょう。貧乏性なので油は少なめで転がしながら揚げていきます。
転がしてみるとコゲてました。これ色ももう完全にからし蓮根ちゃうん?本当にわさびいるよね…?
そして、揚がったものがこちら。油が少ないのがだめなのか、それとも衣に粉わさびが多すぎたのかだいぶ剥げています。
にしても黄色い。なんかからし蓮根って言われたほうが信じてしまいそうです。
スライスしてみました。
もう言わないで下さい。分かってますから。
どうみてもからし蓮根ですね……。
みんなに食べてもらった
まずは、一口自分で食べてみます。
……なんか若干わさびの風味はするものの8割からし蓮根。何も聞かずに食べたらからし蓮根だと思いそうな味です。
他の人にも食べてもらいましょう。
まずは編集長ムトー。
「味噌の味しかしない」
続いて編集部の羽田。からし蓮根は辛くて食べれないそうですが…
「味噌ですね」
続いてPカイト。
「……」
ねぇ、なんか言って。
続いて、伊藤。
「これわさびつけて食べたら良いかも」
とか言い出して、
味噌が抜け落ちてしまった蓮根の穴にわさびを詰め始めました。本当、自由だなこの人。
「わさび蓮根なんでしょ?ならわさびでしょ」とそのままパクっといきましたが…
めっちゃ悶てました。そりゃそうですよね、わさびですもん。
「醤油があれば…醤油ないの…しょうゆ…」と涙ながらに語ってくれました。
結論、わさび蓮根を作るとからし蓮根になる
からし蓮根をわさび蓮根にしたら美味しいのではないか。そんな気持ちで調理してみましたが、からしの味がしない見た目だけからし蓮根になってしまう不思議な現象を体験してしまいました。私が料理素人なのもあると思いますが。
やはり、蓮根にはからし味噌を詰め込んでからし蓮根にしてしまう方が良さそうです。さすが熊本の名物なだけあります。以上です。
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